横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

それ、継続してできますか?

2018-10-25 09:09:46 | 発達や学習が心配
すっかり秋の空ですね!

運動会もひと段落。

今月~来月にかけて宿泊行事がある学校もあるようです。



先日、保護者サロンで、

いろいろな講演会や学習会に参加してとても有意義なことをきいてきたとして

自分の子どもには、その通り使えなかったり、

なかなか実行が難しかったり

自分としては、その方法に納得できなかったり

1回はできたとしても日常的に続けにくかったり

・・・というお話がでました。

私もいろいろ本を読んだり、研修に参加したりしていますが、

確かにそうですね・・・。


取り掛かりやすいもの

あまり手間がいらないもの

あまり費用がかからないもの

そして、なにより、保護者(支援者)の自分の「スタイル」に合っているもの

が継続の「きも」。

もちろん、子どもの「学びのスタイル」に合っていることが「絶対条件」では

ありますが。


一度すごーーーーーくがんばってみても、あまりに大変で子どもも大人も「疲れて」しまっては

元も子もないですね。


子ども自身の得意、特性はもちろんですが、

支援する側の「特性」も一度振り返ってみる必要がありそうです・・・。

自分は何が得意・好きなのか?

絵を描くのが好き⇒イラストで「やること」リストを作るとか

メモを書くのが好き⇒かわいいメモを作ってみせるとか

何か工作するのが好き⇒行動表をボードでつくるとか

アイディアがわく⇒たのしくなるくふうを考えるとか

体を動かすのが好き⇒動作を使って教えるとか

歌や楽器が好き⇒「漢字覚え歌」をつくるとか

花を育てるのが好き⇒花を育てながら「理科」を教えるとか

かわいいものが好き⇒学習グッズをかわいくデコるとか






・・・これが、ときどき「子ども」とマッチングしないときもありますが、

自分の好きなことを活かして子どもに対する支援を考えてもいいかも


それでも、ちょっと疲れてしまったら、

「人に頼むのがうまい」

という特技を生かして、頼めそうな人に手伝ってもらってしまうのもあり!


人と違う支援の仕方でも、結果オーライなら・・・・と

少し肩の力をぬいてみるとかえってうまくいったりして。

「できることをする」(できないことは無理しない)

究極はこれ・・・ですかね。





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「書く途中」を見せる💛「静止画」ではなく「動画」

2018-10-23 15:33:12 | 発達や学習が心配
10月は、暑かったり涼しかったり・・・

衣替えをいつするか悩みます・・・。

このところ学校では、算数の時間いろいろな学年で

足し算・引き算・掛け算・割り算の「筆算」が始まっています。

学校ではなんとなくできていても、家で宿題をする段になると

「あれ?」どうやるんだっけ?と悩む子どももでてきます。

私もそうでした!


よく使われる「割り算の手順書」があっても、分かりにくい子もいます。

なかには、「大人が横で同時並行して書いていくのを見せながら」計算させると

できてしまう子もいます。

*「位置」が分かりにくい子対策は、以前マスの色ぬりについて書いたので

よかったら、ご覧ください。


先日は、植物の観察記録の「絵」を描くところを横で同時にして

上手に描けた子もいました。

3年生の社会の「まちの様子」を屋上から見るところも俯瞰図を

どう描いていいか分からない子たちが、私の描いたものをみて

描き方を覚えていたことを思い出します。

・・・きっと「要領」がつかめれば、自分で動きだしますね。



そして、漢字。

「図形」と見てしまっている子は、こんなふうに不思議なつながり方で

書いています!

「手本」を見ても、自分の書いた文字との違いが分からないのです!

毎回、大人がつききりで見るわけにはいかないので、



こんなアプリ(筆順辞典)もよいです。

赤いところを不思議なことに下からなぞる子もいます!

下からなぞるとうまく進めないので、そこで初めて「上から・左から」というルールを知る子も!

鉛筆だと書けてしまっても、「毛筆」では、違う方向から書くと無理があるのです・・・。

(高学年になった子どもには、すこうしゆるいルールにしていますが)


漢字の「テスト直し」では、先生が訂正してくださった字をなぞったり、まねしたりして

書くことが多いと思います。でも、相変わらず、上の写真のような字を書いている子には、

「途中を見せる」ことが効果があるように思います。

「静止画」ではなく「動画」。

先ほどのアプリも1回で「大丈夫」という子もいれば、自分の納得がいくまで

何度も何度も繰り返してなぞっている子もいます。また「動画」にして

動きを見ている子もいます。


(学校でも拡大して動画で見せてくれているところもあるみたいです)


大人からみて「常識」であることが、子どもにとっては、「初めてのこと」

「知らないこと」「分からないこと」であるかもしれないことを

念頭におきながら、支援していこうと思います。



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「想定内」でいらいらを減らす・・・

2018-10-04 14:39:50 | 発達や学習が心配
台風が去ったと思ったら、また近づいていますね。

「気圧」が低いとなんだか元気も

     

子ども(もちろん自分にも)にいらいらがでてしまうときって

「自分の理想の姿・思っていた姿」と違うときですよね。

「こうあってほしい」が、その通りでないとき。

教員でいたとき、理由がはっきりせず、「子どもたち」がうまく

「立ち回れない」とき、同僚がよく

「そんな日もあるよ。」と声を掛けていました。

・・・なんだか、その声を聞いて「張りつめていたもの」が

ふわっとしたことを思い出します。

このことばは、今でも私が少し「疲れた」ときに思い出しています。

・・・たぶん、うまくいかないかも、と子どもの行動を「想定内」にしておくと

大人も自然と「力」がぬけて、ほわっとできるのでは、とも思います。




先日、「保護者サロン」で「ワーキングメモリ」の話をしました。

その後は、お茶しながら、最近気になっていることを話題に。

子どもたちのワーキングメモリがうまく働くように

一緒に見つけていけるように、いろんなアイディアを

提案できたらと思いました。

他の参加者のアイディアで、ボードにやることリストを

貼っていき、終わったら外していくことなど子ども自身が

楽しめそうだなあ、と思いました。

なかなか保護者どうしでこんなふうにお会いできる機会が

ないので、また参加したいです。

今まで漠然としていたものが図を通してイメージがもてました。

・・・まだまだいろいろご感想をいただきました。


横浜は、金曜日で「前期」が終わります。

終わりの日には、「成績票」をもらうと思いますが、

お子さんに「険しい表情」を見せる前に

「いろんなことがあるけれど、何か前に進むための具体的な方法

『一緒に』考えていこう」となることをねがって・・・。



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