横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

コミュニケーション~裏の意味~

2015-01-26 14:13:58 | 発達や学習が心配
日中は穏やかないい天気です。
これから下り坂とは思えないほど。
念のため、洗濯ものは部屋干ししました。

電話を切ったあと、知り合いや職場の人と短い会話をした後、

「しまった!ああいえばよかったのかも。」

と後悔したことはないですか?

私はしょっちゅう・・・

やんわりと断られるとき(「この次ね」)

実は私に手伝ってほしいとき(「なかなか私には難しくて」)

出したお菓子が苦手なものだったとき(「なかなか普段

食べられない味ね」)

電話や会話を終えたいとき(「今手が離せなくて、後で

連絡するね」)

・・・はっきり言ってしまえば、角が立つと婉曲な表現。

子どもどうしでも3~4年生になると、こんなやりとりが

もうあります。

本人は「約束」をしたつもりでも、

集合場所に行ったらだれもいなかったり、

「おそろいで買う」と決めたのに自分しか買っていなかったり・・・。

自分で楽しく話をしていたら、周りから友達が少しずつ減り、

だれもいなくなってしまった・・・。


(白段ボールに穴をあけ、毛糸を通していきます。指先の訓練が楽しくできます)

テレビで「芸人」たちがコメントし合う「バラエティ番組」を見ると、

テンポや「間のとりかた」「ことばの選び方」「表情」を

瞬時に工夫していることに気づきます。

一見「ゆる~く」進んでいるようでものすごく「張りつめて」いる。

だから「芸人」なんだと納得。

以前地方ラジオに出演したとき、予め内容や流れが決まっていても

相手の方がいう言葉に対してとっさにうまい対応ができず、

冷や汗をいっぱいかいたことがあります。

パーソナリティーの方の上手なこと!

よどみなくことばが出てきます。

結局「慣れ」「経験」なのですかね~。

「裏」の意味を理解し、「ここで反応がほしい」ところで反応がとっさにだせる、

などコミュニケーションにも「上級」「中級」「初級」があるのかも。

子ども時代は「修行」ですね。

あ、私も。

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保護者の話の中にヒントがたくさん・・・

2015-01-19 14:00:52 | 発達や学習が心配
先週末はあられも急に降ったり、と寒かったのですが、
今日は一転していいお天気!

今日は、保護者の話の中に「支援のヒント」を見つける
話です。

教員をしていたときも、塾を開業してからも、「面談」

のときや、廊下の立ち話などから大切な「支援」の

ヒントをいただいたことがたくさんあります。

育ってきた中でのいろいろなエピソード。

発達の様子、友達とのかかわり、からだのこと、

園や学校でのようす、家庭での兄弟姉妹との関係

習い事・・・・・・。

保護者との関係が近づくといろいろな話をしてくださいます。

学校ではわりと限られた時間なので、「深まる」まで

いかないこともあります。でも、別の日に話を伺う機会を

もって、お互い気持ちや時間に「ゆとり」があると、

その時間がものすごく「深く」なることがあります。


(つなぎことばの学習プリント)
お話を「時系列」や「項目別」に整理していくと、

「どんなときに」「どのような」行動・反応が起きているか、

「パターン」のようなものがつかめることがあります。

また、その「パターン」が予想できたときは、改めて

教室や家庭でお子さんの観察をし、確かめることが

できます。

保護者と支援者(園や学校だと先生かな)がここで

共通の「認識」をもてると、では、「園(学校)では

~してみます」「家庭では、~してみます」のように

支援が具体化してきます。

支援や環境の調整ができてくると、子どもも「すっきり」。

急に変化することもあれば、ゆっくりのこともあるかも

しれませんが、以前の「困難さ」が少しずつ「らく」に

向かうのでは、とこのごろ考えています。

「協力して」はよいことばですが、具体的に

「どんな場面で」「だれが」「どのように」するかを

決めておかないとことばだけが「流れて」いってしまうのでは

と危惧します。

赤い字でかいた部分、図や箇条書きなどにして

「視覚化」するとなおよいと思います。

子ども本人にも周りの支援者たちがどうしたいのか

「説明」しやすくなります。

保護者の困り感・子ども本人の困り感を考えて

支援に対する気持ちを前向きに明るくしていきたいですね。


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関連づけて覚える

2015-01-13 20:25:59 | 発達や学習が心配
成人の日、晴れ着の華やぐ姿をたくさん見かけました。
このブログを読んでくださっている方のお子さんは、
何年後でしょうか?

今日は、「関連づけて覚える」です。



5年生の社会の教科書です。グラフがでてきます。



理科の教科書です。ここにもグラフが。



国語の教科書です。なんとここにもグラフが。

グラフの「表題」から何を表したものか、

縦軸、横軸の目盛の単位

変加の様子

を読み取ること。

そして、読み取った結果から分かること。

それに対する自分の「考え」や「今後の予想」。

どの教科でも必要な力です。

グラフのこんな見方が分からないとどの教科でも

「つまづき」やすいです。逆に「見方」がある程度

理解できれば、どの教科にも応用できます。

グラフを縦軸と横軸を伸ばしてぶつかる「点」を見るときに

数値がずれてしまう場合もあります。

15cmぐらいの定規を用意して「線」をなぞっていくと

ずれることが少なくなります。

よくテストでは、「どんなふうに変化しましたか?」という問いが

あります。「どのように変化」が

「増えた」のか「減ったのか」「変わらないのか」ということが

暗黙の了解になっていることに気づかず、どう答えてよいのか分からないで

空欄になってしまっていることもよくあります。



3年生ぐらいからこの「グラフ」いろいろな場面で出てきます。

算数の時間に学習してから他の教科で使うことが多いと思います。

教科ごとにグラフを理解するのではなく「グラフの見方」の「こつ」

をつかんで応用していく、というように、関連づけておぼえていけると

より確かなものになっていくように思います。テスト直しなども、

「グラフ」だけをまとめて4教科やってみると、「なるほど!」と

「つながった」子どももいました。

社会の授業で、「先生、これ、このあいだ算数で勉強したことと同じだね。」と

言った子どもがいました。自分の中で「知識」や「方略」がつながって関連づけられた

ようです。覚えることも少なくてすみます。

シンプルな入力になると楽になる子どもがたくさんいるような気が

します。



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漢字の覚え方いろいろ

2015-01-07 17:54:47 | 発達や学習が心配
1月とは思えない風でした!
今日はおりたたみ傘1本、壊れてしまいました・・・
明日から学校も始まります。
朝起きられるかな・・・とちょっと心配な子どももいるかな?

今日は、「漢字の覚え方いろいろ」

漢字の宿題はきちんとやっているのに、テストになると点が
取れない、という子どもで、

「変化」を「辺加」と書いてしまうような「同音異義語?」に
なってしまうという子どももいるようです。頭の中の辞書に
「へん=辺」「か=加」とインプットされていて、そこから
組み合わせ「へん+か」=「辺+加」となる・・・。
文章の中での意味をとらえて書いているわけではないので
作文でもたくさんこんな単語が出てきます。
4年生ぐらいから漢字も複雑になり、画数も増え、「形」自体を覚える
ことが難しい子どももいます。



このイラストカードは、

このような感じでイラストと漢字がマッチング(イメージを介して)
するようになっています。
裏面には、書き順や音、訓が書かれています。

漢字ノートで「例文」を作るタイプのものがあり、
これがけっこう「苦」になっている子どももいますが、
「イメージ」から「入る」子どもはこんなカード
もよいかもしれません。

「例文」から意味を理解したり、漢字を覚えるタイプの子ども
もいます。

「変化」は、「赤か青に変化する、っていうときの変化」のよ
うに口で音声化しながら覚えている子もいます。

また、知っている漢字の部品をくっつけて覚える子どももい
ます。
変化の「化」は、「片仮名のイとヒ(はねる)」のように。
自分なりのイメージを言語化しているのですね。

・・・その子にあった方法で覚えられればいいのですが、
「どんな
方法がその子に合うのか」はいろいろ試してみないと分からな

こともあります。(イメージとして、書き順として、手の感覚
で・・・
なども知能検査の結果から予想できることがあります。
ただ、「やってみないと」分からないことも多いです。)

これからは、IT機器を使った漢字学習もますます増えてく
ると思います。
実際、大きな画面で書き順を見ることで、漢字の画数や書き
順がはっきり「理解」できる子どもも結構いるのではと思っ
ています。



自分なりの方法が見つかるとラッキーですね。
でも、漢字学習で思うのは、「読めない字は書けない」と
いうこと。
まずは、「読み」を確実にしてからでしょうか。

あとは、1日にたくさん詰め込みすぎないこと・・・(反省!


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