横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

「夏休みの課題」を分散する・・・

2019-07-12 19:11:06 | 発達や学習が心配
横浜では、なんと来週から「夏休み」!

汗も出ないような、いつもの夏ではないような気候から考えると「えっ、もう?」と

いう感じです。

夏休みで毎年憂鬱なのが、「宿題」。

心底開放的にはなれないですね・・・・。

そこで、今日は「課題」を分散して行うには、というお題で。

よくやる方法が夏休み計画表を作って、何をいつまでに・・・としていく方法。

「全体の大きな流れ」がこれでできますね。

ところが、計画表は作ったものの、実際取り組み始めたら、途中で疲れてしまったり、不測の事態が起こったりして

その通りいかないこともよくあるもの。

さらに「毎回ここまで」のゴールと細かい予定が分かるとより取り組む意欲がわきます。




これは、漢字テストに向けてのプリントです。右端に付箋をつけてあります。

付箋には、そのページに取り組む日にちが書いてあります。

全体の枚数を取り組める予定日で割って1回分の量が決まります。

毎回のゴールがここまで、と見える形にすると、集中もしやすくなります。

「付箋」は移動できるのもよいところです。

実際取り組んでみて無理があれば量を調整することができます。

その日に進めなかったところは、付箋の日にちを書き直したり、「移動」させたりすればよいのです。

(ずうっと後回しにはできませんが)

ところどころ、その子の気持ちが上がるような、楽しい「付箋」にしてもよいですね。

5枚に1回好きなキャラクターが出てくる付箋にするなど。

百円ショップでもいろいろな付箋があります。

また、「終わったところの付箋を取っていく」のも達成感があります。


ただ、ちょっと難しい課題だと・・・。

自力でできない課題。そこで「スピードダウン」は予め予想されること。

ここで大人が「早く」といっても、それは難しいと思います。

分からないところは、後回しにして、できるところを先にして

大人の「手」が空いたときに質問できるのもよいと思います。

何も、ページの順番通りでなくてもよいのです

夏休み前に学習してところでも、「わからない」からそこでつまずく。

叱られても分かるようにはなりません。

きっと授業も「さぼって」いたわけでもないと思います。


もしかしたら夏休み課題をしている時間は「苦手に正面から向き合う時間」に

なっているかもしれませんが、そこが大切なところ。

がんばったご褒美は「もの」ばかりでなく、「できた!」という気持ちもあるはずです。

教科書通りの方法でなくても自力で解けたなら、その子の「力」として認めていきたいです。


夏休みにもし、「学習を楽しくする工夫」ができたら、夏休み明けもその方法を使えますよね。

課題の「難しい・簡単」で1回分の量を「少なく・多く」していくのも工夫の一つですね。






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ツイッター見ました!グリーンノート・・・もっとバリエーションがあるといいな~

2019-07-02 17:42:44 | 発達や学習が心配
7月になりました。

九州では大変な雨になっている様子。

心配です・・・。


今日はノートの話。

グリーンノート

ツイッターにこんな投稿がありました。

このブログでもときどき、ノートのことを採り上げています。

「地」が真っ白より少し色が入っている方が読みやすい・書きやすい子どもが

けっこういます!

私も自作の漢字ノートや連絡帳、マス用紙を作っています。

「緑」の地にしたいのですが、緑の紙に印刷するとけっこう費用がかかってしまいます。

また、印刷を頼むと1冊400円ぐらいになってしまうとのことで、

いったん断念したところでした。

・・・残念だなあ、と思っているときに見つけた投稿でした。

さっそく店舗にノートが置かれたようです。

スーパーのネット通販でも1冊100円台でA軸や1cmマスのノートが買えるようです。

教科書のグラフやよく理科や社会のノートとして指定される水色の線の5mm方眼ノート。

とっても(私でも)見えにくいし、疲れます。

1cmマスでしかも地が緑だと楽になりそうです。

行間が空いているともっと「見えやすく」なるので、

できたらUL軸のグリーンノートができないかな・・・・

また、白紙・・じゃなく緑地の無地ノート。

ノートは、「提出」もあるけれど、自分自身が「振り返り」「記録」「見返す」ためにあるものだから

「自分が見えやすく」ないと意味がないです。

視覚過敏がある(と思われる)子には、教科書やプリントに透明の色付き下敷き

かぶせて読んでもらっています。

それだけでもかなり楽になるようです。

教科書を読んだり、ノートを書くときに「姿勢が崩れる」子の中には、

この「視覚過敏」があり、自分のからだで影をつくり、「紙からの反射」を和らげている子もいるのでは、

と思うときがあります。


子どもだけでなく、大人にだって「視覚過敏」や「アーレンシンドローム」の人が必ずいるはず。

ぜひぜひ、「グリーンノート」のバリエーションを増やして

(できるだけ)低価格で提供してほしいです!


原稿用紙に写す練習用紙を緑の紙で作ってみました!



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