横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

今年のまとめ

2022-12-29 17:21:38 | 発達や学習が心配
今、「仕事納め」に向かっています!

このブログが今年の仕事の「締め」。

年末は、なにかとあわただしく過ごしています・・・。

2022年もあとわずか。

今年はびっくりすることが世界中で起き、

コロナも相変わらずで

でも、その中で学校行事が少しずつ復活し

3年生も学校で初めての水泳授業を体験!

そのとき同級生や先生のマスクなしの顔を見て新鮮だったかもしれないですね

おうち時間が増えて小中学生の体力テストの結果がとなった記事もありました。

なんとなく心の奥底から笑うことが少なくなったような気もしますが、

塾に来るお子さんたちは、元気で、

今日も、冗談を言っていました。

私自身は、今年久しぶりに対面の研修会に参加できて

本当にうれしかったです

もちろん、リモートの講義・研修会もすごく勉強になりますが。

子どもの場合、zoomで授業をしましたが、

やはり「ライブ」にはかないません。

そして、今年だんだんと考えてきたことが

「自分では、これでベスト」と思っていても

子どもや相手には、まだまだ伝わっていないのではないか

もっとその人に合った、

もっと分かりやすい

そんな伝え方があるのではないか。

そのことばが本当に「相手に届いているのか?」

自問しつつ、小さなことから少しずつ変えてきています。

まだまだです・・・。

「合う、合わないではなく、合わせていく」フィッテイングが大事

塾の名前「びすぽうく」は、

テイラーさんが顧客の体のサイズや、生活や、からだの動き、

ゆとりの取り方などを訊き、考えてフィッテングする、という意味があります。

改めて自分は、どうしたらよいか考え、行動する一年にしたいな~💛と思います。


塾の先生としてだけではなく、

先日聴いた美輪明宏さんの

「心の中に花をもて

     粋になれ」



という言葉。すてきだな~これからの人生の指針にしたいことばです。

どんな一年になるでしょうか。

心のもちようで、変わることも多いのでは、と自分に言い聞かせて。

今年のまとめでした。

皆様、よいお年をお迎えくださいね。


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努力すれば、できるようになる?

2022-12-24 17:50:10 | 発達や学習が心配
今日は、クリスマスイブ、そして冬休み初日💛

なんと今年は、宿題の量が少ない学校が多く、少しほっ。

先日何かに教育記事を読んでいてふっと思ったのが、

「先生も、自分が子ども時代通っていた学校のやり方で

先生になっても教えている」ということです。

あ、思い出しました!

ちょっと悲しい部活動の「スパルタ」」の記事でした・・・。

自分が厳しく(少し理不尽にでも)されて過ごしてきた先生は、

指導者になっても子どもについ、厳しくしてしまう。

厳しいこと=愛 だと思っていた・・・。

そんな記事でした。

漢字の宿題も今だに1文字15回ずつ練習、

計算問題も1回に40問

そんな宿題もあります。

きっと自分もそうやって計算や漢字の力をつけてきたから・・・。

小さいころからそうやってきた・・・。

教員免許を取る前に、少し実践的な学習を大学でしたとしても

宿題の出し方までは、「練習」してはいないかもしれないです。


学校から離れてみて、いろいろなお子さんと接してみて

「毎日少しずつ」

「何回も繰り返して」

身につけていくことが合っている子どもが多いことに気づきました。

漢字3文字、計算4題ぐらいずつ毎日プリントを作っている先生がいらっしゃいました。

このぐらいならやる気も続きそうです。

宿題のために親子でいらいらしたり、

寝る時間を削るようなことがあっては本末転倒かな~。

あとは、記事とは関係ありませんが、

子どもが分からないことがあって、やり方を大人に尋ねるとき、

教える人によって教え方が違う

・・・ということがよくあって、

(特に筆算など)よけい混乱する、というつぶやきを聞いたことがあります。

学校で分からなくて家で説明を求めると学校と違うやり方で、

(どちらも正解なのですが)混乱してしまう。

私もありましたが、

大人も「自分のやり方」でしか教えないことが多々あると思います。(反省

子どもは本当に不思議な、自由な発想で考えることがあり、

一見「でたらめ???」に見えることがあります。

ただ、何回やっても正解だとするとその不思議な方法も

また、まだ正解にはたどりつかなくても、


「正解にたどりつく過程」で、

そこでつい、大人は、「こうした方がいいよ。」と言ってしまいがち。

(まあ、私もそうですが・・・)


あんまり混乱するとだんだん人に訊きたくなくなるかな~。

算数などは特に「教科書」の方法は、「一例」で、

解法はたくさんある

そして自分らしいやり方があるとしたら、

それを人に分かるように説明できる


と最高ですね💛

私の塾には、自分らしい方法を自分のことばで説明できる子が代々いて、

その説明を聞いて納得がいくと、OKにしています。

頭が固いのをなんとか「やわらかく」するよう、

その「努力」は、していこうと思います。


世界中の子どもたちが、自分の気持ちを出せて、

それを受け入れてもらえるように

そんな平和な世の中になりますように。


メリークリスマス



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お子さんに合った学習方法を探している方は、ぜひご連絡くださいね。





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単位がついている足し算・引き算

2022-12-17 17:03:05 | 発達や学習が心配
本格的な寒さがやってきました!

横浜も寒いです。

あと1週間(5日登校)で冬休み。

今年は15日、とカレンダ―の関係で少し長めです。


3年生は、今ちょうど、「重さ」の学習。

目に見えなくなると重さがなくなっちゃうかどうかが

分かり始める年齢です。

100gの水の中に10gの砂糖を入れてかきまぜると・・・?

全体の重さは、

100+10=110

110gなのですが、とけてしまって見た目はそのままなので

元の水の重さのまま、と感じる子もいるかもしれないです。

ところで

2年生でもL(リットル)とdL(デシリットル)のまざった計算がありますが、

3年生の重さでも。



私は、こんふうに「色分け」して教えていました。

これでできる子は、たぶん、順番通りにするとわかる、お子さん。

でも、わかりにくい子もいて、その子には



のように表にすると、説明がほとんどなしでぱっとわかり、

表の描き方を教えれば、どんどん自分で解いていきました。

この子はたぶん、全体をみてそれから細かい部分に注目して理解する子。

この表は、6年生での「比」や「数量関係」のところでも

使えて、こちらが似合う子にはとっても応用が利きます!


高学年になると自分に合った考え方を「発明」「発見」する子がいて

大人からみると、でも、ずっと使える方法になることがあります。

それは、どの教科でもです。

ずっと使えるなら教科書通りでなくても





桜木町の横浜美術館(改装中)前のイルミネーション。

土日はかなりの人出で、にぎわっていました。


もうすぐ「冬至」。

4年生の子たちには「冬至」の読み方と意味を説明しています。

「日が短くなる」と少し気持ちが沈みますが、

そのときだからこそのイルミネーションやクリスマスなのでしょうね。

「冬至」がすぎれば、日中も長くなり、

寒くなっても気分は上がります。

びっくりすることがいろいろある年末ですが、

来年はどうか心穏やかに暮らせますように。



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人生の「転機」。突き動かされるように今までの人生のコースを変えたくなるとき。

2022-12-11 12:07:59 | 発達や学習が心配
しばらく前、何かの書評をみて気になった本

「旅をする木」

この本自体、宿泊施設などにおかれていろんな人が1冊の本を手にとり、

文字通り「旅をしている」のだそうです。

それではじめ、「旅をする」と勘違いしてしまいました。

星野さんの著作との初めての出合いは、「6年生の国語の教科書」。

(自分から教える立場になってからです)

「森へ」

このタイトルのところだけなぜか「黄色っぽい」紙。

大きな熊の写真と流れるような平易なことばで書かれた文章。

静かでいて、読んでいて自然の水音や風音を感じるような、文章でした。

(6年生にはあまりぴんとこないかな?)

「旅をする木」は、1999年初版で54刷まででています。

書かれたのは、雑誌の連載で1993年から95年まで。


19歳の学生だった星野さんが、古書店で出合った1冊の写真集。

そこから「突き動かされるように」人生が動き始める。

「アラスカ」

厳しい、そして雄大な自然の中ですごしてみたい

そのために写真を学び、アラスカ大学に入学。

この本には、写真が一切なく、文章からアラスカの気候や自然、星野さんと

世界中のアラスカに魅せられた人々との交流が書かれています。

短い夏に咲く花の美しさ・・・厳しい寒さが続く中だからこその美しさが余計感じられる

厳しい自然やその中で暮らす動物を撮影するためにセスナを操縦するブッシュ・パイロットの友人のこと

命がけでの飛行でときには命を失ってしまう危険な仕事のこと。


なぜ、そこまでして危険を冒すのか

なぜ、そんな厳しい環境に身をおくのか

家族のように心を通わせる人々との交流も書かれています

人にとっての「転機」は何歳で訪れるかはいろいろ。

「突き動かされる」ようにとは、後ろを向かない、向く必要がない、状態。

人やものとのであいは、人生の選択であり、偶然であり、必然でもある。

人生は「旅」であり、その通過点を毎日通っている。

安定した道もあったはずなのに、今いる道を選ぶ。

135ページで古書店で出合った写真集のカメラマンに14年後、偶然アラスカで会い、

「そうか、私の写真が君の人生を変えてしまったんだね。」

「いや、そういうわけではないんですが、大きなきっかけにはなりました。」

「・・・で、後悔しているかい?」


この会話は、何回読み返しても私の心をゆさぶってしまう・・・・。



桜木町のコレットマーレの書店。この窓から見る景色がすきです。



私の「転機」は星野さんよりかなり後でしたが、

本当に「後悔」はありません。


この本を読む人が心を動かされる場面はその人の人生と重なった場面だと思います。

たんたんと書かれているから余計にそうなのだと思います。


そして・・・星野さん、結婚をしてお子さんにも恵まれて・・・

1996年に取材中に熊に襲われて亡くなってしまうのです。


「旅をする木」とは、トウヒという木で

鳥の落とした種から成長し、川の浸食で木が倒れ、水に流され海に届く。

海に届いた倒木は、海岸に流れ着き、そこでキツネのランドマークとなる。

そのキツネをとるため、エスキモーがわなをしかけ、木はエスキモーの薪となる。

燃やされた煙が大気にまぎれ、また新たな旅が始まる・・・・・・。

アラスカの動物学の古典に書かれている一章だそうです。

人も動物も植物もみんな自然の中の一部で、循環している。

「物質」としては、その通りで、また人間の場合は、「メンタル」な面ももしかしたら。

星野さんが残した「心」の面も、本や写真を通して多くの人に伝わっていると思います。

もちろん、私にも。





ランドマークタワーのハリーポッターのツリー

飾り付ける人のアレンジでいろいろですね。




いいお天気でサンドイッチを食べていたら、急にハトが飛び立ち・・・・・

トンビに手にもっていたサンドイッチをとられてしまいました

危険を察知するハトの能力は、たいしたものです。



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ほめられての「2回目」。

2022-12-03 18:30:36 | 発達や学習が心配
いよいよ12月!

・・・寒さとともにだんだん実感が湧いてきました!

先月から学校や園で「保護者面談」が行われているところもぼちぼち。

「~ができるようになりました。」

「~に向上がみられます。」

「友達と仲良くやってます。」

のようなうれしい話があるかもしれないし、一方

「漢字が書けていません。」

「宿題があまり提出されていません。」

「友達と言い合いにあることがあります。」

なんて気分が、しちゃう話も。

もう少し具体的に考えて例えば、

「友達の話を遮って自分のことを話してしまう」

のようなことがあった場合、おそらく、自分の言いたいことが浮かんだときに

言ってしまわないと、記憶が薄れて、何を言いたかったが忘れてしまう、とか

相手の長い話に付き合う忍耐力が伴わないとか

相手の言うことが難しくて理解しにくく、いったん止まってもらうために

遮るためとか

いろんな理由がありそうです。

だから

「家で説教。」

は、あまり効果がない(?)気がします。

そこで

「自分の言いたいことは、(忘れないうちに)合言葉でメモをして」

〇それは、備時間が間に合わないと思う。(「じゅん・まに」)

「いったん、話しをまとめてもらえないか相手にお願いする」

・・・のような「対策・対応」を考えて

練習してみる。

練習なら、家庭でもできそうです。

・・・実際は、もっと複雑で大変なこともあると思いますが、

対策を立て、練習をして、いざ、実行!

となるとなかなかうまくいかず、

「せっかく練習したのに!!」のように本人も周りも思ってしまいます。

人間は、生き物で、しかも発展途上の「子ども」なら

はじめはうまくいかなくて、当然、1回でもできたら

うまくできて(ほめられて)の「2回目」があるのでは?


そんなスタンスでいた方がかえって、子どもも気持ちが楽になり、

対策を試してみようかな、という気持ちになるのでは、と思います。

そして、ゴールは、「100%」ではなく、

今より「2割増し」

もし、それ以上によい結果がでたら・・・ですね💛

これは、生活面でも、学習面でもそうかな、と思います。

「効果」がでたかどうかは、現状をなんとか「数値化」してみるとよいと思います。

例えば・・・

先ほどの例でいえば、「友達の話を遮るのが、1日に5回」あったとして

対策の後、2割引きで「4回(またはそれ以下)」になり、

また4回の2割引きで「2~3回」に減り、

メモをとったり、上手なお願いができることが

「0回」から「1回・・・」と増えていけばいいわけで・・・。



どら焼きの中は?



こんな感じ。

そうは言ってもなかなか難しかったり、またうまくいっても

戻ったように感じたり・・・。

人間の心は定規で測ったようにはいきません。

でも、対策とって数か月たったころ、

このごろなんだか落ち着いてきたね・・・ということは

たくさん私も経験しています。

面談でいろいろあっても、

一つひとつ(一遍に全部ではなく)

少しずつ少しずつ

対策と練習をしていけたら、

そのためのお手伝いができたら・・・と思っています。


最近「体調」に対して心の調子を言う言葉って何かな?と考えて

「心調(しんちょう)」ってどうかな?と思いつきました。

「しんちょう」は同音のことばが多いから難しいかな???


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