横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

いらいらを「言葉にする」

2012-11-23 18:21:25 | 発達や学習が心配

なんだか知らないけど、いらいらするとき、
字を書いたり、人の話を集中して聞いたりすることができません。
「何やってるの!」「聞きなさい!」の叱責で
本当に”きれて”しまう・・・日々この繰り返し。
親子なら遠慮がないだけにけっこうあるかな。
「なんか、いらいらしてるね。どうしたの?」ときくと、最初は、ほとんど
「いらいらなんかしてないよ!」と返ってきます。
そこからが大事。わざと、その場を離れてみます。
すると、不思議。いらいらしている本人から近づいてくるんです。
「あのさ、宿題が難しくて。」
「あ、小数のわり算か。」(ここで長くしゃべらないのがこつ)
「むずかしそうだね。」
「何回やってもわからなくなっちゃうんだ。」
ここまでくると、本人が自分のいらいらの原因に気付いてしまうので、
解決まで近いです。(しめしめ。しかし、ここでは表情をあえて出さず)
「そうか。むずかしいんだね・・・。」(ここで食いついてきたら、ゴールまで!)
「・・・時間があったら教えて。」(そらきた!)
「あと1分待ってくれる?」(長い時間は待てません。すぐ宿題の手伝いはします)

会話が続く、ということは、子どももどんどんしゃべっている
わけで、しゃべることで自分の気持ちも整理されていきます。

気持ちの整理=落ち着く手段

うまく対応できたときに気付きました。
個別学習塾びすぽうくのページへ(色のついているところをクリックしてください)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人の顔を覚えられない・・・

2012-11-04 07:30:25 | 発達や学習が心配

人の名前をすぐ忘れてしまう・・・けっこうありますよね?
では、人の”顔”を覚えられないことってどうですか?
(実は私もややその気が・・・)
自閉圏にあるお子さんの中で人の顔の区別が付かない子どももいるようです。
”かくれんぼ楽しそう~”と参加したのはいいのですが、
たまたま鬼になってしまい、見付けた子の名前を呼ぼうとしたら・・・
同じクラスになって何か月もたつのに、肝心の”名前”が出て来ない!
おっと!でもかくれんぼの雰囲気は楽しいのでという感じで
結局隠れているご本人が名前を教えてくれちゃったりして。
自画像を描くときにもなかには、自分の輪郭はとれても、”目”を黒く
塗りつぶせず、白目になったり、黄色で塗ったりする子どももいます。
”目力”はとても刺激が強いらしく、友達の顔のうち、”目”を見ることは
つらいらしいです。
悪いことをしたとき、説教する人が、”目を見て話をききなさい。”と言いますが、
たぶん、この子達はやましいことはなくても、”目”を見ることはつらいかな。
許してあげてください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする