横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

心の「準備運動」・・・いいみたいです💛

2016-10-31 18:33:03 | 発達や学習が心配
今日で10月も終わり。

今日は、ハロウィン

学校の「運動会」や「体育祭」も一段落

したころでしょうか。

1年生は、初めての運動会で

どきどきだったかもしれませんね。

前日に会場を「下見」してどきどきを

少し減らした子もいたようです。

11月には、「就学時検診」があります。

なかなか新しいところで自分を出しにくい園児さんは、

学校の「オープンスクール」などに行って、

「学校の雰囲気」を一度経験しておくのもよいですね。

小さい学年だけでなく、全学年。

そして、ぜひ、個別支援級ものぞいてみてくださいね。

全クラスみて、「学校の様子」がつかめます。

毎回書いていますが、学校には、心配なことがあったら、

「様子をみて」から伝えるより、「事前」に

伝えておく方がよいと思います。

校長先生が「個別」に面談してくださる機会を

作ってくださるのでぜひ、その時間を大切に。

予め、話したいこと・ききたいことをメモにして、それを

見ながら(または、2部用意して見せながら)

話すと、保護者のどきどきも軽減します。



1年生の「大きさくらべ」。一番難しいのが、「広さくらべ」。
長方形の縦と横のマスの数を合計して大きさを比べたり、一方の長さだけで比べたりしてしまい、
「マスを数える」というふうには、なかなかなりにくいです。

中学に進学する6年生もそろそろ心の準備を始めると

よいですね。

中学もオープンスクールがあることが多いと思います。

小学校に「体験」のお誘いがあることも。

また、中学の先生が小学校に来て授業をしたり、

授業参観をしたりという「のりしろ」も

大切にしています。

学習・生活・友達・・・前に向いて歩きだすために

「話を聞くだけでなく、実際の様子を見にいく」。

中学も1年生だけでなく、全クラスの授業を見ると

雰囲気がつかめます。

大人も子どもも急には変われないので、

ともに心の準備運動をそろそろ・・・。


個別学習塾びすぽうくのホームページへ(色のついているところをクリックしてください)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「やればできる」と「いつもできる」はちがう?

2016-10-25 12:42:52 | 発達や学習が心配
涼しくなったり、暑くなったり。

10月とは言っても気温の変動が激しいですね。

秋の花粉もあり、体調を保つことに気を遣う感じです。

そろそろ今日のお題について。

体調がよく

心穏やかで

作業時間などきつい制限がない場面で

例えば、

画数が多くない漢字を書けたとしても

いつも どんな文字でも どんな量でも

「書き続けられるか」というと

そうではないです。

・・・「こんなことが心配なんです」と入学前に学校に

相談に行って、お子さんを目に前にして

「大丈夫じゃない」と言われても、

少し負荷がかかる場面では、「つらくなってしまう」ことがある。

「できてしまうこと」があるから「できない」場面では、

叱られたり、「わがまま」だと思われたり。

ここで「無理」をさせるともっと「やらなくなる」(逆戻り)ことも・・・。

保護者は、毎日接しているだけに

子どもの「本当につらいところ」

「学校で見せないところ」を

知っています。



左が十字線入りの国語ノート。右がローマ字ノート。

ここで、「書く」ことについて考えてみると・・・

学校では、テストで間違えた字を漢字
ノートの下まで

書くという宿題がでることがあります。

もともと書くことに困難さをもっている子どもは

漢字の字形のとらえに苦手感があるので

途中で全く違う文字になることがあります。

(たぶん、ほとんど覚えていない・・・かな?)

さらに手先の動きの困難があると、

書くことにストレスを感じることがあります。

なかには、いらいらして大声で叫んでしまう子どもも。

「書くこと」は教室や家庭で結構な「ストレス」の

もとになっているかもしれません。

「書くこと」をなんとか楽にする。

たとえば、

手本を大きくする、

手本の線が重なるところに色の手がかりをつける。

手本と書く場所を近づける。

書きやすいノートにする。


市販の漢字ノートを見てみると、

大きなマスには、「十字線」。

この線が「ちかちか」のもとだったり・・・。

小さなマスでは、この十字線はないけれど

マスの中に字を収めるとができない・・・。

なんとかならないかと

ノートの形式を考え中です。

「たくさん」書くより、「はっきりと字形をとらえる」方が

「早道」のような気がしています。

「楽」にできないと「ずっとできる」にならないのでは・・・。

大人も無理はよくないですよね。


びすぽうくのホームページが新しくなりました!


個別学習塾びすぽうくのホームページへ(色のついているところをクリックしてください。)





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「わたし、失敗しないので」

2016-10-19 14:03:03 | 発達や学習が心配
・・・・と一度でいいから言ってみたいです!

「教室は失敗するところ」

を合言葉にしているクラスがあります。

私がこのクラスの子どもだったら、ほっとします。

それにしても

自分で分かっている「自分の至らなさ」を指摘されるのは、

よけいいらいらしてしまいますよね。

クラスの中には、そんな指摘をすごく素直に

受け止められる子どもと、

「自分はこんなにがんばったのに」と

不満に思う子どもがいます。

「がんばったこと」「努力したこと」は事実で

この点は大いに認めたいところです。

ただ、「結果が伴っていなかったこと」。

大人になるまで人は何度もこんな葛藤を繰り返し、

乗り越え、また大人になっても「失敗」を

繰り返す。

自閉圏の子どもたちは、この「失敗」に

とても敏感で、自分に固い「シールド」

張っていると感じることがあります。

ちょっとでも、自分の「コア」に向かって「攻撃?」が飛んでくると、

固く自分を守って跳ね返そうとする。

それで、大変なエネルギーを使い、疲れてしまう。

または、逆に「シールド」がもろくて、

自分の「コア」が傷ついてしまう・・・。



結局は、ボールのように柔らかさのある人(子ども)が

ストレスを上手に発散してやっていけるのだと感じます。

学校から帰ってきて、「はー」とため息をついている子どもは、

「まず、宿題」というエネルギーを使い切ってしまっていて、

「とりあえず、休息させて」と思っているのかもしれません。

とりあえず、「休息」

それから、少し苦手なものに向かう。

まあ、「休息」がずーっと続くと、見ている方は、

ちょっといらいらしてきますが。


私には、「失敗しないので」という日が来るのでしょうか?(笑)


個別学習塾びすぽうくのホームページへ(色のついているところをクリックしてください

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

教室で「ベースライン」に立つ「秘密道具」?

2016-10-12 14:50:31 | 発達や学習が心配
やっとすっきりしたお天気になりましたね💛

 運動会前後でちょっとお疲れのお子さんたちも

 いるかもしれませんね。

 先週、「読み書きに困難のある児童・生徒の

支援技術の活用」
という講座に出てきました。

 少し私に苦手感のある「ICT」。

 でも、「ノート」や「教科書」や「メモ帳」や

「辞書」になっちゃう「ドラえもんの秘密道具」



ipadもパソコンも本当にいろいろな「使い方」が

あるんですね~。

まず、「設定」のところで

文字の大きさや色

背景の色

(今週は、地 が黒で文字が白です。*来週以降はまた

変わってしまっていると思いますが、

読みやすいですか?それとも・・・?)


手書き入力

キーボード(スマホみたいな入力方法も!)

音声による文字の読み上げ

自分で話したことが文字変換される




画面の文字を音声に変えてくれる

和太鼓という無料の

ソフトがあるそうです!

それに、これだけでなくけっこう無料の

お役立ちソフトがあるようです。

「読むこと」「書くこと」「話すこと」に「つらさ」が

あった場合、学年が上がるにつれて、学習内容が多くなり、

進む速さも速くなり、なかなか内容の理解までは

今までの方法(紙と鉛筆!では、

追いつかない!

「デジタル教科書」も

「音声だけのもの」

「音声と画像」

「ルビあり」と「ルビなし」

などあるそうです。

パソコンを持ち歩くのは、大変なので

学校でノートや教科書替わりに使うとしたら、

タブレットかな。

そして、家庭では、画面が大きい「パソコン」。

OSの違いでそれぞれ、「使い勝手」にも特徴が

あるな、と感じました。

「いいもの」があっても、結局、

なんのために  どう使うか

「先生」でなく「子ども自身がどう使うか」が

大切なんだと思います。

「勉強したい」でも「読みにくい」「書きにくい」

という子どもたちが、教室で「ベースライン」に立つための

道具。


ときどき書いていますが、「眼鏡」と同じ。

ダウンロードや設定、それに機器に手間や費用が

かかる点がクリアしていかなければいけないところですが、

小学生のうちから少しずつ、「楽」になる方法を

練習していくことも考えては、と思います。

東大の近藤先生が、

「例え、文字がある程度読めた、書けたとしても、それは決して

『楽』に行っているのでは、ない。日々の疲れがたまってきてしまう」


とおっしゃったことは、支援者として肝に銘じておかなければ、

と思いました。

勉強は「先の長いもの」。

時間をかけて継続していくものです。



視力に心配がある人が眼鏡なしで

「読んだり」「書いたり」すると

どっと疲労がまし、肩こりなども起きますよね。

そうすると、「読んだり」「書いたり」自体が

おっくうになる。

「疲れ」てしまっては、意欲が続かない。

「疲れ」を「軽減し、学習意欲を継続する」ためにも

役立つ道具。

もっと身近で、手軽にならないかな、

いやなりつつあるのかなと感じました。

個別学習塾びすぽうくのホームページへ(色のついているところをクリックしてください)





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いつの間にか200回!です。

2016-10-04 12:11:04 | 発達や学習が心配
ブログを始めて、今回で200回!

長かった~。

ずっとgooブログひとすじです。

初めは、見てくださる方もぽつぽつでしたが、

このごろは、履歴をみると、なんと「初回」からずっとすべて

見てくださっている方もあり、

何度もなんども丹念に読んでくださっている方もあり、

うれしさいっぱいです!



200回記念にど~~んと何か、と

思っていたのですが、

いつものスタンスで。

今日は、「教室の机の並び」について。

子どものころ、「席替え」ってどきどきでしたよね。

昔はみーんな黒板を向いて並んでいました。

今教室をのぞくと(とくに小学校では)

「コの字がた」にふだんから並んでいる教室もあります。

子ども同士の話し合いをもとに授業を進めていく、

子どもどうし顔を見て話しをする。

という目的があります。

しかし・・・。

「配慮が必要な子ども」の中には、これがかえって

つらくなってしまうことも・・・。

以前「音楽の研究授業」のために机をなくし、

いすだけ丸く並べてみたことがありました。

配慮の必要な子がたくさんいるクラスだったので、

「お試し数回」のころから子どもたちは、もう「ふわふわ」。

研究授業ではありえない「机」を前においてから

「円」をつくる、という形にしました。

別のときも、「話し合い」隊形で「コの字型」に

机を並べたら、目の前の「空間」を見つめることがつらくて

泣いて、「先生、もどして」と訴えてきた子がいました。


3拍子のリズムをとる練習で、バンブーダンスをやってみました。なんと百均の「模造紙」で。
ふんでも痛くありません。

書字が読みにくい子どもの中には、「遠視」の場合もあります。

以前、そんな子どもたちは、配慮したつもりで、

「最前列」に座ってもらっていました。

逆に黒板が「近すぎて」見えずらい・・・

教室に入りにくい子の場合、

出入り口に近い席だと、授業の途中でもすっと

入りやすく、つらくなったら

先生に合図をして「出やすく」なる。

毎回「くじ引き」で席を決めると

「わくわく感」がありますが、配慮が行き届かないことも

あります。

「くじ引き」のときは、そおっと「裏工作」しておくという「技」も

ありますが(笑)。

支援級担任のときは、教室内に衝立などで「壁」を作り、

「壁」に向かって個別学習を行っていました。

結構落ち着きます。

光の刺激に弱い子は、「暗い席」にする。

そんな、ちょっとした「配慮」で落ち着いて勉強できる子もいるのです。



「座席」って教室の中の本当に大事な「環境」なんだと

しみじみ思います。



個別学習塾びすぽうくのホームページへ(色のついているところをクリックしてください)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする