横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

今年のまとめ*2019年

2019-12-29 18:51:23 | 発達や学習が心配
今年もあと2日とちょっと。

1月に教室を移転して、もうすぐ1年たちます。

塾始まって以来の人数のお子さんたちが「卒塾」し、

しばらく元気がだったことも・・・。

でもまた学びたいエネルギーいっぱいのお子さんたちとの出会いがありました!

今年、私が意識したのは、「インプット(入力)」

「書いたり、読んだり、表現したり」する「アウトプット」の前にどうやってスムーズに

学習の方法や、学習の姿勢、学習内容を子どもたちに「インプット」するか。

その子に合った「方法」で「その子のもっている力と関連づけて」

そして、(教科書は大事ですが)覚え方や教え方に「柔軟性」をもたせて。

また、「なにもかも」「あれもこれも」と教えようとすると

かえって「能率」が悪いことも気づきました。

「20字の漢字」だったら、「1回に20字」練習するより

「5字×4回」にした方がずっと「能率的」。

そして、「計算」では

「こんな場合は~して」「こんな場合は~して」というより

「どんなときにも使える技」を覚えてしまった方が混乱が少ないことにも気づきました。

学年が小さいお子さんでも、「どうやって」「なにを」勉強するか、

相談することができます。

「こんなことを覚えたい」「こんなこともしてみたい」

・・・子どもは自分で自分に必要なことをちゃんと感じとっているのだと

どの子どもと話していてもわかります。

「どうやっていいか、悩んだら、子ども自身に決めてもらう」

今まで「どうしたい?」ときかれた経験が少ない子や気持ちが混乱している子どもは、

自分で決めることにためらいがあることがあります。

そんなときはいくつか選択肢を用意したり、少し決定まで時間を置いたりしてみると

だんだん自分から動き始めるのだと実感しました!


伊東屋さんのえんぴつ。なめらかな書き味で子どもたちにも人気。

毎年積み残している課題が「ノート」

本当に一人ひとり「ニーズ」が違って、市販のノートの中から選んだり、

また、プリントしたものを張り付けたりしているのですが、

これ!という決定打を打てずにいます。

また、使いやすそうになったとしても、「オリジナル」なので、「量産」ができない・・・。

経済的な問題もあります・・・・。

「書くことの困難さ」をもっている子どもたちのために他の子がもっているノートと

「見た目大きな差がない」でも「使いやすいノート」をつくる・・・

私の「夢」です!

皆様にとって来年がより一層すてきな一年になりますように!


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年末は気持ちが(ちょっと)下がる?

2019-12-14 18:12:36 | 発達や学習が心配
先月の末あたりから 学校の「個人面談」が始まっているところも

多いようです。

日頃のがんばりをほめてもらい、

「家より学校の方がしっかりしている?」とちょっとうれしい「意外さ」があったり、

また逆に「ちょっとショック」な話があったり・・・。

保護者の学校からの帰り道もいろいろですね・・・。

横浜の学校は早くもインフルエンザが流行して、

学級閉鎖になっているところがあるようです。

「体調がよくなくて」「外が暗くなるのが早くなって」

「面談でショックな話があって」

なんとなく、気分が下がってしまうことも・・・。

自然の中で生活していると1年で一番日が短くなる今月、

それにつられて気持ちも下がりがち。

でも


ソーラーエネルギーでつくライト!をつけてみました。

暗いからこそ、「クリスマスイルミネーション」が映える!

百円ショップでクリスマスグッズをたくさん「大人買い」している方を

けっこう見かけます。

とりあえず、家の中を明るくデコってもいいかも!

できたら子どもも一緒に。

いろいろ言われてすべて「よくする」なんてすぐには無理なので

気持ちが整ってきたら、まずできる簡単なことを一つ。

「整頓」についてご指摘があったとしたら、

お子さんと一緒に食事の後食器を洗って、食器戸棚にしまう、

なんてことから始めても。

家族みんなが助かるので、感謝されてさらに整頓の仕方も覚えられる。

「感謝」されると続けられる。一挙両得です。

(家族もずっと「ありがとう」を言い続けてくださいね

学習については・・・・

またの機会に。





「ドクターX」が来週で終わってしまうのが・・・あ、気持ちを上げないと!


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日本の学力は「デジタル」の不足?

2019-12-05 19:00:43 | 発達や学習が心配
最近の新聞で「PISA」(国際的な学習到達度調査)についての記事を読みました。

「順位が上がった、下がった」より

「どんな答え方をしているか」

「どんな問題に答えにくいか」

が大事なのかな~と思います。

読解力の問題ものっていました。

今回からパソコンでの「調査」になったらしいです。

私が受けたわけではないので想像ですが、

「パソコンで文章を読む」ことに多くの日本の子どもたちが慣れていなかったのでは?

と感じました。

「ネットでのチャット」は87%経験しているそうです。

宿題でのパソコン利用は、「3%」だそうです。(OECD全体での平均は22%)

15歳(高校生)の子どもたちはもっとパソコンに触れていると思っていました。

先日ある学習会でパソコンやネットについて話題になり、

「そこから犯罪・非行」に結びつくこともある、と聞きました。

確かにここのところネットを介しての犯罪が問題になっています。

「チャット」をこれだけしているなら、すでに「ネット」に十分ふれているので、

いい使い方」もできるとよいのでは?

小学生でも「ユーチューブ」にどっぷり、という子どもがけっこういるようです。

ただ、「ユーチューブ」でも「学習」に使えるものもあります。

はじめは、大人がそばにいる、という「条件付き」で学習に使えるとよいのでは。

ただし、家にあるのが「大人のお仕事用」だとなかなか触る機会も難しいのかな?

・・・では、「22%かもっと割合が多い国」は、子どもにどうやってパソコンを

使わせているのだろう?

と興味がわきました。

費用の面もネックの一つだそうです。

パソコンは高いですからね・・・。

放課後、大人が支援できる場所で子ども用にパソコンを開放する場所をつくるとか。



横浜マークイズのクリスマスツリーです。



また、「パソコンで調べて」「印刷して」「終わり!」でなく、

自分の「意見」「考え」をもって情報に接することが大切だとも記事にありました。

「じゃあ、あなたはどう思うの?」と子どもにきくと、

答えにつまってしまうこともよくあります。

自分の経験と「新しい知識」を結びつけて「考える力」。

きっと普段の生活や、勉強でも、「どう思う?」とか

「どちらがいい?できたらそのわけも言ってね。」ときいていくことを

積み重ねていくとよいのかもしれないですね。


(子どもが考えている間、大人は待つことも大事ですね。)


先日も塾で算数の面積の学習で複雑な形の面積の出し方を

自分のもっている知識を使って一生懸命説明している子がいました。

「人に伝える」

「人の考えを聞き合う」


かなりトレーニングが必要なのでは?

でも「やらねば」と記事を読んでちょっと「支援方法を変えてみよう」と思っているところです。



自由帳を真ん中で切って


ぱらぱらアニメふうに、割り算の筆算の手順を作ってみました。

(本当はデジタルでつくりたかったのですが、子どもが「手元」において

見られるようにするためには、「紙」で。

道具」を使うということは、経済的な問題のみならず、

いろいろあるな~と考えています。



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