横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

できないときの代替え手段~九九の場合~

2013-06-29 09:14:00 | 発達や学習が心配
梅雨の晴れ間って、短い時間でもとってもうれしいですね
今日は、九九についてのお話です。
かけ算九九、すぐ覚えられる人とそうでない人がいます。
だいたい5の段から初めて、5×1,5×2,5×3・・・と順に覚えていき、
5×9,5×8・・・と逆に下がっていき、最後は、ランダムで覚えていく、という
パターンが多いように思います。
ほとんど声に出して覚えますよね。
でも、音声からの入力に苦手感がある人の中には、漢字より九九を覚えることの方が
つらいこともあるようです。
以前教えていた子どももそうでした。ところが、その子はある日すばらしい発見をしたのです!!!!
定規(15cm)1本で九九ができるのです。
5の段、2の段のしくみ(5ずつ増える、2ずつ増える)をとてもよく理解できていたので、
他の段もその数だけ増える、ということに気づき、定規の目盛りを(6の段だったら)6ずつ印を
打っていくのです。6mm、12mm、18mm・・・9の段までこれで、クリアー。
繰り返すうちに、その点の打ち方も速く、正確になっていきました。
自分で自分の苦手なところを克服する手段を見つけた、8歳の子ども!
なんてすばらしい!!!!
それから、2けた同士のかけ算でもかける順が覚えにくい子どもが、
”自分方式”を編み出したのを見ました。
・・・・本当にやる気になったときって、子どもの力でできることもたくさんあることを
気づかされました。{/kaeru_en1/
コメント
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