横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

不安が不適切な行動を引き起こす

2023-02-27 17:29:44 | 発達や学習が心配
あっという間にあと2日で2月も終わり・・・。

なんとあさってから3月です

3月の登校日(1~5年生)は、20日ほど。

学校は、1年のしめくくりですね。

お子さんたち、どんな一年間だったでしょうか?

いろんなことがあっても、よく考えたら、

あれ、いつの間にか苦手克服、とか

いつの間にか逆上がりができていたとか

苦手な割り算があまり嫌でなくなってきたなど

きっと成長があったはず。

見つかりにくくでも、さがせば、きっと!!


ただ、難しいのがコミュニケーション、友達関係。

友達の前で自分をよく見せようとしたり

プライドを保つために少し(上から的な)態度をとったり。

・・・きっとそんなときは、自信がなくて不安なときで

出している態度は、その裏返し。


苦手だと自覚している活動や、教科、

少し難しくて理解しにくいとき

つい、あまり適切でない行動をとってしまい、

余計空回りしてしまう・・・。

まあ、大人でも私でも、あるある、ですね



「できない自分」を認めてしまうと、自分が壊れてしまうような気がしてしまうのかも

しれないです。


子どもだったら、大人の手助けがもらえるはずなので

困っているときに自分を助けてくれる人のところへ行って

助けを求めたり、その場をうまくスルーして

あとから分かっている人にどうしたらよいか訊いたり

できると理想ですね。

もちろん、急にはできないので助けを求める練習は日ごろから

しておけるとよいと思います。

(学校だと、だれに?もけっこうポイントです!)


そして、もし学校でも家でも「不適切な行動」がでてしまっているとしたら

その行動を「なくす」より「減らす」手立てを考えて

「別の認められる行動」に「置き換える」方が現実的かな~と思っています。


強いことばが出そうになる前に

「〇〇さん、がんばっているね。

みんなの意見を聞いて納得のいかないことがあるかな?」

と大人が言ってしまうとか


「〇〇さん、みんなと違う意見だとしたら、

自分ではどうしたいか言えそう?」

と訊いてみるなど。


もし、それで黙ってしまったとしても

後から自分のことばにして話すかもしれないです。

そういうことを繰り返すと、だんだん、

「嫌だと思ったり、わからないと思ったら、

『ちょっと待って』と言っておいて後で話せばいいんだ。」

と分かって、きついことばを出さずにすむようになるかもしれないですね。

すぐには、無理でも、だんだんに。


来月もらう最後の通知表に行動面のことが書かれていたら、

春休みなど心の余裕のあるときに

「こんなときどうするゲーム」のように練習してみてもよいかもしれないです💛

前紹介したかもしれないですが、

今は、国語の教科書に「柔らかく伝える練習」単元があります!!

すごく大事なことなのでさっと流すのではなく、じっくりロールプレイ(役割演技)で

子ども自身が心の動きを「いわれる方」「いう方」になって練習するよい機会になるといいな、と思います。

私も時々塾で生徒とやってみています。



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新年度入塾をお考えの方は早めにお電話くださいね。
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連絡帳・・・社会人になっても役に立つのかな?

2023-02-13 16:35:10 | 発達や学習が心配
2月の3週目に入りました。


学校は、今、今年度のまとめのテストで大忙しかな~と

数年前をなつかしく思っています。

2月・3月は成績つけと要録、いろいろな書類づくりと

卒業生に向けての準備、そして少しずつ来年度の準備・・・とさらに

花粉の影響で文字通り息も絶え絶えにがんばっていたような・・・。


年度末ではありますが、あえて今日のテーマは、

「連絡帳」。

今の小学生のお父さん、お母さんの年代は、学校への連絡は、

電話か「連絡帳」。

今は、アプリで欠席や先生への連絡をするそうです。

そうはいっても・・・。

「時間割」を書くのは、今だ連絡帳がメインとか。

連絡帳を書くのは、だいたいあわただしい時間。

帰りの会の前で持ち物をかばんに詰め、

持ち帰りのプリントや採点されたものを入れ、

トイレにいきたいのも がまんして・・・

先生が明日の予定を黒板に書きつつ、大事なことを口頭で伝えたりし・・・

一度奥までかばんにつめた筆箱やノートと一緒になってしまった

連絡帳を探すのも面倒。

ましてや、漢字で明日の時間割を書くなんて

「ええ!もう、覚えちゃえばいいんだ!!」

と書くのをあきらめ、家についてしばらくすると・・・

「明日のもちもの、なんだっけ?」

「宿題は、何ページだっけ?」

友達に連絡もしにくいし、連絡がついたとしてもその友達もまた同じ状態で・・・。


私は、現役の教員ころは、仕事をもつ保護者の教材の準備のため、

「来週の予定」を配っていました。

(夜、店がしまってから帰宅するので、買うものは間に合わないとのこと。

確かに!)


学校の時間割って、一応作っても結局行事や、教科でつかう場所や

いろいろな事情で「変更」だらけ。

もちものや宿題も前もって分かれば、欠席しても安心ですよね。


ただ、実際のところは、「連絡帳を書く習慣をつけたいので、うちの子には

書かせてください。」とおっしゃる方もいました。


ところで、クラス全員が連絡帳を「書く」システムになると、

「書くこと」や「もちものの整理」が苦手な子どもは、

授業中のノートテイクと違って書く「準備」や書く「速さ」が

伴わないために、まごまごしている間に

「では、さようーなら。」になってしまうのです。


こんなものを作ってみました。



こうやって書きだしてみると、中学年からは、教科も増えていることが実感。

教科には、〇だけつけるようにしてあります。

宿題の定番(先生によります)も予め書いておけば、

番号だけ記入。

えんぴつも探す手間がないようにゴムでくくり付けておく。

(本当は折れないボールペンがいいかな・・・でも許可が出ないこともあるので)


こんなことを考えていたら、すでに自分のお子さんのために

簡単記入の連絡帳をつくり、ネット販売している方もいらっしゃいました。

その方の連絡帳を見ると、「表紙」への気遣いが。

「友達と違う」ことを極端に気にする子どももいます。

先生に提出したときに「市販」の連絡帳っぽいものだと安心するらしいのです。

(つまり、中は、書きやすい方がよいのかも💛)

また、フリーで印刷できるサイトもありました。

こちら

4月のはじめだけ、ちょこっと「印刷」「切り貼り」して、

書きやすい連絡帳を作っておくのも、「手」かもしれないですね!

100円ショップの穴あきリングを利用できそうです。



ただ、そもそも「連絡帳」はなんのためにあるのか

時間割や持ち物を「意識」し、「記憶」するため

保護者と先生の連絡のため


とりあえず、学校・先生・子ども・保護者の4つを結ぶ「アイテム」なんだと思います。

たんに「連絡」のためなら電話かメールの方がずっと確実で早いです。

でも、もし、連絡帳に「ちょこっといい話」が保護者や先生から書かれていたら・・・?

きっとどちらもうれしいですよね

先生も激務なので、書けないときは、「頑張りスタンプ」1個でも、

きっと保護者がみて「うちの子がんばっているんだ」とわかるかも。

家庭からは、先生への「お礼」などもいいですよね~。

きっとすてきな「わっか」になっていくし、子どもも保護者に見せたくなりますよね。

そうしたら・・・

ちょっと面倒でも「連絡帳」の意義を感じて自主的に書くかな?

まあ、「心」だけでなく、「短い時間の中で書く制約」もあるので、

絶対とは言えませんが


・・・・大人でも「手帳にびっしり」予定を書き込む人と、

    スマホのカレンダーに入れておく人と、

    すべてを記憶にため込む人がいますよね。


   「手帳びっしり」タイプの人は、子どものときから

   「連絡帳を書くこと」が習慣化し、うまく使えてきた人かな~。


   今連絡帳を書くことが好きでない子どもは、将来どうするんだろう?

   「スマホ」や「タブレット」に入力するのか

   それとも、「記憶」に頼ってなんとかなるのか

   (もともとすごい記憶力の子は別として)


   どうなんでしょうね?

   将来「連絡帳」や「紙の手帳」文化がなくなるかもしれないし・・・。

   
   う~~ん。  でも、困っている子がいる限りお手伝いしたい私です。

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帯分数の足し算・引き算 操作を入れると「ぴっと」くる?

2023-02-01 11:39:04 | 発達や学習が心配
今日から2月。

横浜は穏やかなお天気です!

あと2か月で今の学年が終わり、進級です。

学校も授業が急ピッチ!

私もあわただしく過ごしています。

今日は4年生の「分数の計算」。

4年生は、足し算と引き算で、しかも「分母が同じ場合」。

2年生で「何分の一」

3年生で「1/4,2/4,3/4,4/4,5/4・・・」と仮分数がでてきての

4年生です。

「4分の1」が「1を4つに等分した1つ分」という理解があいまいだと、

なかなかイメージがわきにくい様子です。

そこで・・・



こんなものを作ってみました。

部品を手で移動させます。すると、



のように、「1」のまとまりが新たにできます。


引き算も作ってみました。



引くところに白い紙をのせて



残ったところが答えです。

きっと「何度も」「自分で」「実際に操作して」理解し、

すとんと、落ちると、
違う数値でもイメージが湧くかもしれないです。

・・・作っているうちに猛スピードで授業で進んでしまったらしく、出番が間に合わず。

質問がでたときにでも使ってみようと思います。

(こちらの授業でお子さんが、????だったときに、もしかしてと思って作ったら

翌週には、もう次の単元に進んだらしいです)

4年生からの分数のような「子どもの生活の中でイメージがわきにくい」

抽象的なものって、機械的に操作することはできても、

なかなか「すとんと」落ちにくい場合があるな~と思っています。

算数では説明に図もよく使うのですが、その図も「その子どもに合った図」でないと

理解しにくいです。

学年が上がると、生活体験と結びつけることが難しい場合があり、

教え方も工夫が必要だと感じています。






1月末に横浜の関内(かんない)にあるレストラン、

カサ・デ・フジモリ

に行ってきました。気にはなっていたのですが、いつも外に並んでいて・・・。



パエリアのあるランチコースにしてみました。



おこげもおいしい!

コースは魚介と野菜がたっぷりで、味つけも濃くなくヘルシーでした。

デザートは、



左上のキャラメルの板(?)のようなものが香ばしくて、

クリームの甘さとほろ苦さのハーモーニーがすてき!

予約していってよかったです。

スペイン・・・・行ってみたいな~💛

分数からなぜかスペインに続く話でした。



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