横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

今、見えていないことのシミュレーション。

2022-07-29 09:50:56 | 発達や学習が心配
今朝の新聞に全国学力調査の分析がでていました。

理科では、実験がうまくいかなかったときの要因を考える問題で

正答率が低かったとのことです。

コロナ感染が広がり、理科室でグループで実験する代わりに、

先生が教卓のところで実験して見せたり、代表の子どもが実験したり、

という学校もあったようです。

要因の一つとして「実際に実験することが減ったこと」も挙げられていました。

かつて、教員をしていて学校全体で「話し合い活動」を研究していたことがあります。

何回か公開授業を繰り返すとき、本当に基本的なことに気づきました。

話し合いが活発化しないのは、

「全員の子どもが共通の土台に立っていないのではないか」。

どういうことかというと・・・

例えば、「一年生を迎える会でみんなですることの内容を考えよう」というテーマで話し合うとして

「ドッジボールがいい」とか

「おにごっこがいい」

・・・こんな意見が次々とでたとして

もうじゅうがりにいこうよがいい」

「????」

「もうじゅうがりに行こうよ」とは、いったい何なのか知らなければ、

賛成も反対も、修正もできません。

全員が「共通」に知っている内容でなければ、検討ができないのです。

一人でも「知らないもの」がでてきたときは、

その場で簡単に「シミュレーション」してみました。

そうしたら・・・・・

本当に全員が意見を出せたのです!

さらに、自分たちが知っているゲームでも、

「幼稚園・保育園」で経験のないゲームを新入生が「楽しめるのか」という

問題にも気づきます。

きっとややこしいルールではできないし、

全校生徒の人数で可能かも考えないといけません。

「1年生が楽しめる会にしよう」という目標があったとして、

「実現化」するまでにクリアする「課題」がいくつもあることに

実際に試してから、話し合いの中で気づいていくのです。

「学級会」には、必ず「原案」があり、印刷して全員に配ります。

一見、それですべて、「賛成!」で通りそうな気がしますが、

「実際」に、その案で「できるのか」「目標に沿っているのか」

そんなことを「検証」する場が「学級会」で、

例え、児童会主催で行うにしても、「自分たちは決まったことにのっかっていけば」いい、

と軽く考えていたことが実は、一つひとつ確かめていく場だったと初めて気づく。

そのために、「実演してみること」は、頭の中で「想像」するだけでは

得られない大切なことなのだと子どもと一緒に気づきました。


「やってみなければ」「試してみなければ」

本当の問題・課題には気づかない。


「教科書にのっているから」

「ノートにまとめたから」

だけでは、中学生であっても「考える」ところまではいきにくいのかと思います。

まあ、大人もそうかな・・・・・・・・。




すごく、暑い中、でも、美しいものを見ようと、横浜中区の「三渓園」に行ってみました!



ハスがきれいだということ・・・だったのですが、午後だったので花はすぼんでいました。

残念!

でも、がんばって展望台まで登りました!



昔は、その当時めずらしいレンガ造りの建物もあったようです。

大震災で焼けてしまったとのこと。

今は、石油のコンビナートが見えますが、

その当時は、海岸と船が行きかうところが見え、

高台で涼しい風が吹く場所で(さすが、お金持ち!)という感じだったのでしょうね。

池のそばには、



アジサイ?と思ったらロクセンクサギという植物で

薄ピンクの花がどんどん開いていっくようです。きれい!

クイズラリーもしていました。



なぞが解けますか?

家に帰ってカップヌードルミュージアムのお土産



をいただきました。

中は・・・・・



ひよこちゃん、集合!

皆様暑さの折、ご自愛くださいね。


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「夏の宿題」ちゃちゃっと?

2022-07-21 15:27:37 | 発達や学習が心配
横浜は、今日からもしくは、明日から夏休みの小学校が多いです。

「夏休み」

「休み」なのになぜ、「勉強」しなくてはいけないのか?

「休み」なのになぜ、「まるっきり自由」ではないのか?

しかも、勉強は「先生なし」で自分でやらなくてはいけないのか?

***********

ずうっと むかしからの「日本のなぞ」。

最近は、「先生の手作り」プリントは減り、

市販(学校限定)のドリル形式も増えてきました。


外国のように全く、40日間「ノルマ」がなかったら???????

たぶん、本当にな~~~んにも学習しない子がいて

そんな子こそ復習が必要だったりするのかな~と思います。

「休み」の期間が長いので、家庭のフォロー力も必要です。






ともあれ、夏休み始まった初日に「すべて終わった!」という話も聞いたことがあります。

あの、大量の宿題を?????

ちゃちゃっと終わらせたということです。

漢字は、答えを写して

計算は、ちゃちゃっとやって間違いは答えを赤で書き直して

感想文は、粗筋を書いて自分の感想を最後にひとこと。

自由研究は、種本を見て、画用紙にまとめる。


なるほど、あとの39日はパラダイス





でも・・・・・・。

そもそも、長期休暇の学校からの「課題」ってなんのためにあるの?

学校の授業がないので、復習や予習をして「学力」を定着させるため?

決まった課題をこなすという「ノルマ」を果たせる子になるため?

自由研究を通して「探求心」を育てるため?

やらなければ、それまでで学校で叱られることもないと思います。

でも、私は、もっと前向きに考えられたら、と思います。

例えば、「読書感想文」は、物語でなくても、自分の興味のある分野の本を選んで

その本をきっかけに、「~について」興味をもったり、疑問をもってさらに調べたり

人に意見を訊いたり、

自分を「高める」入口にする。

背伸びをしないで、「消化」できる本を選ぶことも大事ですね。

「自由研究」も同じ。

もし、校内に展示されるとしたら、「プレゼン」として

どうしたらより多くの人の目をひきつけられるかも考える。

もしかしたら、算数や国語、といった学習も

苦手なところの復習や、すごく好きだったところを発展的に学習する

(子どもからはなかなか動かないとしたら、少し動機付けを

大人がお手つだいすることも必要かな~)

工作にしても、「材料」を家庭の中で集めたり、

予算を立てて買い物に行ったり、

作る順序を考えたり、出来上がりの構想を考えたりすること自体が「勉強」。

時々「これで」と始めた自由研究がうまくいかず、他のものに変えることがあっても

それはそれで、いつもより「時間」がある分、やり直しもきくかと思います。


そして、私の夏休みの一番のおすすめとして・・・・

「手先」のことに少し心配があるお子さんは

「夏こそ勝負」

リコーダーや、ハサミの使い方、色の塗り方、

裁縫、包丁の使い方など

毎日短い時間で継続することできっと9月からの生活に役立つ機会が多くなると思います。

漢字の字形が整いにくいお子さんの中には、

この「手先」が関係していることがあります。

ぜひ、気長に、取り組んでほしいです。

ちなみにこんなお子さんの漢字練習は、

高学年であっても、1年生用の大きなマスノートがおすすめです。

いつもより整った字形で書けると思います。

「たくさん」書くより、「よく見て正しく書く」。

鉛筆より「サインペン」の方が覚えやすい子どももいます。

いつもと違う筆記用具で試してみるのも

時間がある夏休みだからこそ!

継続できたことが、子どもにとっての「自信」になりますね!







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「できたら、ごほうび」?効果あるのかな?

2022-07-12 14:49:25 | 発達や学習が心配
いろいろあった先週・・・・・。

でも、夏休みまであと1週間。

学校での宿泊学習も復活して、3・4年生でも

「初めての~」という行事がけっこうありそうです。

今日は、「ご褒美(ほうび)」の話。

よく、「テストで百点とったら~をもらえる」のような話をききます。

また、登校しぶりがあるお子さんに「学校に行けたら、シールを貼り、

たまったら、【ご褒美】」

みたいなこともあるかもしれません。

かつて私も考えたことがあります・・・。

でも

まず、目標を達成できるための「手段」がないと。

〇 百点をとるためには、「とりたいという気持ち」をもつだけでは

現実には(運よく、ということもありますが)難しいですよね。

「がんばる」

なにを、どのように?

ケアレスミスを減らすために「答えに正しい単位をつけるよう、問題文にしるしをつけておく」

とか

漢字テストなら

「苦手な漢字は、分解して覚える」とか。

********

中には、こんな「前向きな目標」だけでなく、

〇「忘れ物を減らす」

なんて目標を立てることも。

忘れ物を減らす、ためにすぐ思いつくのは

「連絡帳に明日の予定を書く」。

ところが、これがけっこう難しい・・・。

先生によって明日の予定を伝えるタイミングがいろいろで、

帰りの支度をしてばたばたしているときに

「鉛筆どこ?」などとしている間にもう

「さようなら。」になってしまうことも。

(とりあえず、連絡帳にドリルなら、【〇ド 37】と短縮メモにして、

鉛筆を連絡帳にひもでつけておくとよいかも)

しかし、その「連絡帳」を見ることを忘れてしまうことも多々あります!

〇1週間分、時間割プリントをくださる先生だったら、

家でゆっくりしたくができますね。

ただ、持ち帰るものを学校に置いてきてしまうことが多かったら、

「本人」だけでなく、先生や友達の力を借りて帰りの会で

「は・う・た・す」もちましたか?

なんて合言葉をみんなでいうのもよいかも!

」は「給食のくい白衣」

」は、「わばき上履き」

」は、「いいくぎ体育着」

」は、「いとう水筒」

4つぐらいなら、低学年でもなんとかなりそうです。


〇家から持っていくものでわすれることが多いとしたら、



百均のマグネットシートを活用し、

「子どもと一緒に」文字と絵で表して、

玄関ノブの横に貼っておくとよいかも。

保護者がすべて作ってしまうと、「意識」が弱くなってしまうので、

子どもが作る(書く・描く)部分があるとよいと思います。

もちろん、家でも「は・う・た・す」もちましたか?

と学校と同じフレーズを作ってもよいかも。

〇「忘れもの」はないのが、理想ですが、とりあえず、

「減らす」ことを目標にしても。

そのときに役立つのが「カレンダー」。

4つ(またははじめのうちには3つとか)もっていけたら、シールを貼る。

「できたこと」がご褒美に。

*****

「もの」がご褒美になると、年齢が上がると、もっと「値のはるもの」にエスカレートしがちでまた、

百点が目標なら、ものすごい数のテストをこなすようになるので、現実的ではなくなってくるかな・・・。


友達とトラブルが続く子は、

「けんかを減らす」ことが目標???

それより、「気持ちを聴いてもらったり、どうしてそうなったか

できごと順に整理する方法を教えてもらったり」した方が

結果として「トラブルが減る」と思います。

これは、一人の努力だけでは難しいです。

「トラブルがなかったから」シール?

「怒りをださなかったから」シール?

よりは、

「先生(保護者)に話せた」

「落ち着くまで どこか(許される場所で)気持ちを整えた」

でシール、の方が本当のご褒美になるような気がします!

***このシールは、シール自体がご褒美ではなく、「達成できたしるし」です。***

もう、こんなのいらないよ、というころには、「次の段階」にレベルアップしていますね


話は変わりますが、3年生の「ローマ字」。

子音と母音の組み合わせでできています。


よく見る「ローマ字表」。

これで「なるほど!」と覚える子もいれば・・・

なかなか覚えにくい子も。

そこで、自分で「めくってみるカード」を作ってみました。



これで覚えやすくなるといいです!




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投票にも配慮があるといいのかな~

2022-07-02 11:45:19 | 発達や学習が心配
あつい~~~~

つい、一言目には、出てしまいます。

生徒さんに訊くと、「暑すぎて水泳の授業がなくなった~~~****」

ということで、

子どもたちの教室での

の様子が目に浮かびます・・・・・。





再来週の選挙。

18歳からですね。

先日新聞を読んでいたら、字を書くことや、選挙公報から投票先を選ぶことが

難しいお子さんのことを書かれている記事を見つけました。

毎回白票を投票しているとのこと。

18歳以上の場合でも、立候補者の難しい漢字や(最近はひらがなで表記される方も)

政策もわかりにくい場合があると思います。

(私も何度も読み直して、こういうことかな~と思うときがあります)

また、「この人に投票したい」と思っても

筆記具で書くことが難しい場合もあるかもしれないです。

視覚的な理由で点字投票をする方が「台」が不安定で点字を打ちにくいと

おっしゃっている記事もありました。

調べてみたら地方選挙では、チェックマークで投票できる地域がありました。

これだとより多くの方が投票しやすいですね。

また、外国では、候補者の写真が投票用紙についているところもありました。

自宅からネットで投票できる国もあるようです。

日本の国政選挙では、立候補してから候補者名を投票用紙に印刷する期間が短く、

難しいとのことでした。

また、書かれた漢字などの「字体」によっては、正確でないと

「無効」になってしまうこともあるそうです。

せっかく投票所まで足を運んで思いをこめた「一票」が「無効」になってしまうなんて・・・。

視力が下がり、筆圧が弱くなる高齢者が今後多くなると、「記名式」がネックになり

投票率が落ちてしまうかも・・・。

他県に転居した場合も、期間によっては以前の住居の立候補者に投票することになり

「票」と取り寄せる必要もあるとか・・・。

今、学校に通っている子どもも18歳になったら、投票できます。

そのときに、自分の考えはあっても、

「読むこと」「書くこと」などいろいろなことがネックになり、

投票しづらくなってしまったら・・・。

*****

選挙だけでなく、自治体から出る「広報」や学校で配る「お便り」も

難しい漢字に「ルビ」があるだけでは、わかりにくいことがあると思います。

教員のときは、外国籍の保護者に遠足のもちものを「絵」を描いて説明したことがあります。

「ひらがな」だから即「理解できる」わけではないのです。

でも、最近は、おたよりのメール配信もあるので、もしかしたら「翻訳アプリ」が使えるかもしれませんね。






アウトレットでガバオライスを食べました。

外食・・・・少しずつかな~。

それにしても、「暑い!」です。

皆様、ご自愛くださいね。


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