横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

だれだってコンスタントは難しい・・・

2023-06-27 14:22:28 | 発達や学習が心配
快晴の日曜日、横浜スタジアムに阪神戦の観戦に行ってきました。

「バウワー投手」。

前回は、観戦日がずれて、見ることができなかったので、

サイヤング賞受賞の威力を「生」でみたくて・・・



ちょっと上の席だったので、小さくなってしまいましたが。

youtubeをみると、特別なトレーニングをしているらしくて、

(それがもとの球団で受け入れられないこともあったらしく)

「自分らしさ」を貫くことを大切にしている様子。

暑い中、160km/h近くまでスピードを上げての投球。

そうかと思えば、120km/h台のゆるい変化球、と

使い分けていました。

途中、首位を走る阪神だけにそうそう簡単に打ち取らせてもらえるわけもなく、

はらはらの場面もありましたが・・・。



ファンのすごい声援と熱気で



継投を挟み、5対3での勝利!

ベイスターズは久しぶりの首位です。





プロ野球の選手って少し調子を落とすといろんなところから

「たたかれる」ことがあります。

球場では、このところは、さすがに「やじ」はとびにくくなりましたが、

おうちで観戦しているときは、思わず、「あ~あ」とか

調子の悪い選手を起用した監督に愚痴の一つも言っているかもしれないですね。

選手たちの体調管理、メンタル管理そして自分に合った練習方法。

コーチやトレーナーなど「プロ」がついていても調子の好・不調はあるもの。

見ている方は、「プロ」なんだから「できて当然」のような感覚があります。



子どもだって・・・。

同じ子どもでもその日その日で全く違う。

本当に「振れ幅」が大きな子どももいます。

6月末になり、今、「順調」だとしたら、

それは前年度の周りの支援がうまく回っていたということ。

それも、いきなり順調にいったのではなく、

きっと周りの支援する人たちがいろいろ試して

しばらくその方法を継続してみて

子どもと周りの支援する人たちとの「すり合わせ」「お互いの歩み寄り」

でてきた成果だと思います。

毎年担任やクラスや環境が変わるたびに

「振れ幅」が大きくなってしまう子がいたとしたら、

それは、「うまくいった支援方法」が次の人たちに

うまく伝わっていないせいかもしれないです・・・。

または、固く考えすぎていて、

「この子には~いう方法でなくちゃ。」という思い込みで支援をしていて

いつの間にか子ども自身が変化していることに気づいていないせいかも。


「生身」の人間、ってA⇒B のような単純な方程式にはあてはまらなくて

「ぜったい」というものがなかなかないです。

だから難しいし、子どもと接していてうまく「マッチング」したときは、喜びもひとしお

うまくいったときは、「記録」しておかなくっちゃ!

教育にも「データ」が大事ですね!


*******それにつけても、プロのスポーツ選手が

シーズンを通してある程度の打率や、出塁率や、防御率を出していけるって、

本当に本当に本当に「すごい」ことなんですね!


さらに、横浜スタジアムでは、山﨑選手による楽しいインタビューもあって、

選手自身が観客に楽しんでもらうためのアイディアもだしています。

素敵💛

私は、ベイスターズも、お子さんたちもずっとずっと、コンスタントに

応援し続けます


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今日で開業10年を迎えました💛

2023-06-21 12:28:58 | 発達や学習が心配
2013年6月21日に港南台に学習塾を立ち上げました。

今日でちょうど10年!

教員をしていたころ、

「テストでは100点をとれるのに、日常行動では、悩みがあり、

どうしたらいいでしょう?この子をみてくれる塾ってご存じありませんか?」


・・・とある保護者から相談されてから、ずっと考えながら日々過ごしていました。

教室の中では、休み時間までずっと漢字練習を自主的にしている子がいました。

この子は、どんなにがんばっても漢字テストは30点ぐらい。

はきはきして、友達にも好かれている子でした。

勉強中に鉛筆が止まって、書きかけの文字のまま固まってしまう子

いらいらがたまると友達に暴言をはくのに、

穏やかなときはとても親切な子

掃除のたびにバケツの水に躓き、自分で必死に雑巾で始末している子

みんな、大好きな子どもたちでした。

でも、みんな子どもたち自身、困っていました。


どうしたらいいんだろう????

正直、悩んで悩んで胃がきりきりとして

食事がとれなくなったことも。

今日の新聞記事で初任者の先生が孤独を感じている、

とでていましたが、大勢の中仕事をしていても

「自分一人」だけ・・・と感じてしまうことは私もありました。

本当にいろんな研修会に参加し、本を読み漁り、

資格もとり、保護者とたくさん話をし、

子どもたち自身といろんなことを試してみて・・・。

「個別」の支援を入れて、周りの理解が進んだとき、

「これかもしれない!」とつかんだものが、

「今」につながっています。


だから、いろんなことをして、

うまくいかなくて

ぐるぐる回っている状態の子どもたちや、支援者(保護者や先生)の気持ちは、

痛いほどわかる(分かりたい)し、

「なんとかなる」ためには、「なぐさめ」や「曖昧なことば」より

「今本当に実行できる具体案」が必要なことだと思います。


私の塾には、保護者だけでなく、先生や、卒業生も話をしにきて

くださっています。

この10年で何人の方とお会いして、一緒に考えてきたのだろう?

毎回できる限りのアイディアを出せるように努力しています。

どれが、「正解」というよりそのお子さんの気持ちや実態と、

現実のその子どもを囲む環境を「資源」として今できることを

考えていこう、と思っています。




先日、塾の立ち上げのときに力を貸してくださった方が

お祝いにお花をもって来てくださいました。

(見出しの写真です)

それまで全く知らなかった方なのですが、

お互い目指すところが同じで

方法は違っても、子どもたちのため、保護者のため、という気持ちは同じ。

イベントの企画も立ち上げてくださいました。

何も分からない私に具体的にどうしたらよいかも

指南してもくださいました。

10年たってもお付き合いくださっていることに

深く深く感謝です。


また、私の知らないところで、この塾のご紹介をくださっている方も

たくさんいらして、(お会いしたことはない方もいらして)

「支えられている」うれしさでいっぱいです!

もし、このブログを読んでくださっていたら、

本当にありがとうございます。


***ほんの少しの支援で「がんばる」気持ちが上がる子どももいる・・・

たくさん、環境を整えてしばらくしてから「気持ちがあがってくる」子どももいる・・・

支援を開始しても、アップダウンがある子どももいる・・・


保護者や先生も同じです。


教員をしていたときは、保護者の相談先はいろいろあるのに

先生の「相談」先は、難しいな、と感じていました。

同僚にも話をするけれど、本当に「深い」ところは話しにくい。

スクールカウンセラーさんに相談したこともありました。



子どもを取り巻くすべての人が「元気」になることも大切です。

この塾が「どこに話していいかわからない」ときの場所の一つとして

存在できたら、と思っています。




今、そして今までブログを読んでくださっている方、本当にありがとうございます。


ときどき10年前に書いた記事に「いいね」をくださる方もあって、です!





八景島シーパラダイスの今月のお花です。

みんな違ってみんな美しいです!



10周年。まだまだ私にできることがないか

自分自身勉強を重ねつつ、先へ進む方向を考えていきたいです




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夏休みは、新しい「支援」を入れるよい機会です!

ご連絡くださいね。







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否定する人にこそ、「支援」を。もちろん、夏休み課題でも。

2023-06-13 11:06:45 | 小学生、LD、個別学習塾、発達検査
あつ~~い横浜です!

雨の谷間のぴっかぴかのお天気

子どもって、ちょっと晴れると、

もう元気いっぱい、外遊び。

きっと今日は汗びっしょりでしょうね。


ネットで、「6月は、教室の先生たちの危機」のような記事を見ました。

学級にも慣れて、「地」が出る上に、じめじめした天気や

教科が進んだこともあり、お子さんたちも「いらいら」がでがち。

さらに、子どもの様子に「敏感」な先生たちは、

その子どもに合った支援を始める時期でもあります。

そうすると・・・

「〇〇さんだけ、いいな~」

「私も〇〇さんみたいな支援がほしいな~」

というつぶやきも。

そして、家に帰って特別な配慮を受けている子の話をすると

中には、

「〇〇さんは、ずるくないですか?」と訴えてしまう方も。

一見、モンペ(モンスターペアレント)みたいな感じですが、

もしかすると、訴えたお子さんも、保護者も、

「支援が必要」なのかもしれないです。

実は、

その子の宿題にとっても時間がかかる

なかなか取り組まない

保護者もその様子を見ていらいらしてしまう・・・

授業のノートもあまりかけていない



でも、

「叱ればなんとかする」

「がんばればなんとかなるのかもしれない」

・・・実際、叱られた後、ある期間は「なんとかなってる風」

目立たない子の中に実は、

「困り感」をもつ子どもがいる・・・。


学校では昨年の担任から引き継いだお子さんは

支援が受けやすいし、保護者や子どもも自分から支援を求めやすいかもしれないです。

でも、今まで「困って」はいたけれど、

あまり目立たなく、子どもや保護者から「支援を求めなかった」場合、

新たに「支援」を求めることにハードルが高いのかもしれないです。

それで、でてくることばが、

「〇〇さんは、ずるい。」


自分でなんとかなってしまう子どもたちからは、

こんなことばは発せられません。



「音声教科書」(タブレットなどで教科書をダウンロードし、

自分に合ったフォント(書体)や背景色、音声の読み上げのピッチや

速度を変えられるもの)を使って、「夏休み課題」を作り、

クラス全員が使えるようにした事例を先日知りました。

このクラスの大半の子どもがプリントよりやりやすかったと回答しているとのことです。


どちらを選んでもよい状態でも「音声がある素材」を選ぶ・・・

つまり、自力で学習するためには、

(夏休み課題は自力で解く場面が多いため)少し支援が必要だと感じる子どもがかなりいて、

忙しい保護者たちがそばについていない「夏休み」は特に

「ちょっとした手助け」💛がほしいということなのだと思います。



もちろん、先の例は、日ごろから自分でタブレットを操作する練習をクラスで

繰り返していたようです。

教室では、先生が「さりげなく」声かけやヒントや話し方などで

個々に支援をしている(特に小学校)としても

それがすべての必要な子どもに届いているわけでもなく

ましてや登校しない夏休みは、自力で学習しなくてはいけない場面もあり、

本当に「支援」が必要で「困っている」子どもたちに

「支援」が届くとよいな~と思います。

これを読んでくださっている保護者や先生も、もし教室で支援を受けている子に「苦情」を

言ってくる場合があったら、

本当に困っているのは、言ってくる人だとちょっと思いをはせてみても、と思います。






ぜんぜん関係ありませんが、プロ野球の交流戦。

1試合で順位が入れ替わる「あつ~~~い戦い」が続いています。

人工芝の上は観客席以上にきっと「暑く」一瞬一瞬が気を抜けない場面で

がんばっている選手たちを応援したいです!

私は、ずっとベイスターズを応援していますが、他の球団の選手の

素晴らしいプレーもたくさんみたいです!



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ワンテンポずれてやってみよう!

2023-06-01 15:53:53 | 発達や学習が心配
今日から6月!

台風が近づいているようですが、横浜は、洗濯物が干せる、

乾かせるお天気です。

今日は、4~5年生が今の時期に取り組む「筆算」の話。

掛け算も割り算も「暗記」「頭の中」で完結できる桁数から

だんだん頭の中だけでやりにくくなる桁数に変わってくると

どうしても「筆算」を使うようになります。

でも、・・・・「筆算」って「割り算」になると手続きが面倒でどうしていいか

わからなくなる・・・。

学校の授業では、

「答え(商)の見積もり」

  

「掛け算」



「引き算」

のような、「ことば」での説明で進む感じです。

でも、家に帰って宿題の段になると、

あれ

教科書を見てもわかったようなでもわからない・・・


「ことば」で「順序良く」の説明が分かりやすい子どもばかりではないので

「動作」としてとらえた方がよい子もいます。


ライブの授業では、

左がお子さん、右が私で、

ワンテンポずらして、やってみています。

こんな感じ


問題は、だいたい同時に書きます。


小数点をずらすときから少しずつ私(右)が先行


子どもの小数点ずらしができたら、商の見積もりをします。

これは、自力でできないときは、手伝います。


整数のところは、今回は0でした。


さっきより1けた多くした「割られる数」にして計算します。

横にある数字との掛け算が苦手な場合は、割り算の書いていない空白スペースに

掛け算の筆算を別にして写してもokにしています。



子どもは、私のするのを見ながらワンテンポ遅れて計算します。





引き算をして、終わります。


「手続き」が自力でできるまでは、こんな繰り返し。

覚えてくると、だんだんこちらを見なくなります。

でも、ちょっと心配なときは、「チラ見していいよ。」

と言ってあります。

1回にあまりたくさん計算練習をするより、

「何回か」に分割して練習した方が、「記憶」に残りやすい気がします。


漢字練習や、「写す」宿題のときなどを嫌がるときは、

隣で一緒にすると、安心できるみたいです。💛

説明のときに「あいことば」を入れると分かりやすい子もいます。


言葉で覚えるタイプの子ども

イメージで覚えるタイプの子ども

体を動かして覚えるタイプの子ども



いろんな子どもがいます。

「宿題をやりなさい。」と言ってもなかなか取り掛かれないときには、

子どもの早さに合わせて「ワンテンポ先」のお手本を試してみてください。

勉強だけでなく、服の片付けなどの練習にもよいかもしれません

勉強に限ってですが、

忙しいおうちの方も多いと思うので、

筆算の「動画」を作ってタブレットやスマホで

子どもが一時停止したり、戻ってみたり、早送りしたり

自分で操作するのもよいかもしれないです。

でも、これもいきなり、できるのではなく、「使い方」の練習も必要です。

・・・・まあ、なんにしても「はじめはちょっとだけひと手間」いりますね。



自分のことを振り返っても、「この割り算の筆算」は大苦戦した記憶があります。

授業だけでは、わからなかったような・・・・。

「筆算」が苦手な子の中には、3けたぐらいまでだと「暗算」でしてしまう子どももいました。

そんな子には、「筆算」がいらないのかも?

大人は「電卓」ですものね。


みんな笑顔でこの6月がのりきれますように!


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