横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

ライフスキルの大切さ

2018-01-22 17:35:50 | 発達や学習が心配
横浜に大雪!(と言っても5cmぐらいの積雪ですが)

塾の前の道でバイクが立ち往生していました。

どうかご無事で・・・・。

今日は「開店休業」です・・・・。



今日は「ライフスキル」のお話。

「ソーシャル・スキル」のトレーニングの前にまず、

「ライフスキルのトレーニング」を。

・・・先日参加した講演会でこんなお話を伺いました。

きけば、きくほど、納得!

学力や知的な状況に対して「ライフスキル」が

落ちてしまっている子どもがけっこういる

とのこと。

自分の荷物を親にもってしまっている・・・

服たたみができない

トイレで自分のおしりがふけない

荷物の整頓ができない

お金の使い方がわからない

時間の使い方がうまくいっていない

天候に合った服装ができない

ぞうきんをしぼれない


う~ん。何歳であっても結構「耳の痛い」ところですね。


小学校に勤めていたとき、トイレの前で

待っていると、かなりの子(男女とも)が

「手を洗わずに」出てきていました。

「手を洗った?」ときくと、「あっ」と

言って戻って手をあらっていました。

給食の白衣も、「空中たたみ」ができず、

床(!)でたたんだり、まったくたたまずに

袋につっこんだり・・・・。

4歳ぐらいの小さいときから始めるとよいそう

です。

つい、「手を貸して」しまいたくなりますよね。

誰かを待たせてしまうのも気になるし、

子どもが手間取って見ている方がいらいらしてしまう

でも、「入学前」って「入学後」よりよほど時間が

あるのです。

親が「手」をださずに「見守る」

もちろん、やり方を教えたり、

一緒にやったり、途中まで親がして

続きを子どもがしたりする、ということから始まると

思います。

「人間関係」「ソーシャルスキル」は、

どうにかうまくいって教室で「つつがなく過ごしてほしい」という

願いのもとに始めることが多いと思います。

でも、その「土台」になるのは、

「生活で使う技」

塾では入学前に生活の「技」をすこうし「伝授」します。

さらに、少し意識して(何歳であろうと)その年齢の子どもが

できてほしい「ライフスキル」を支援に入れていこうと思いました。


皆さま、安全に気を付けてお帰りください。


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話し合いの時間

2018-01-15 20:22:26 | 発達や学習が心配
小学校では、「学級会」だけでなく、

小グループでの話し合いがどの教科にも

あります。

そんなとき、

「自分ごと」として思えず、ぼおっとしていたり、

手遊びをしてしまったりする子どもが

見受けられます。

特に、「身近」でない話題のときなど。

すごく「身近」でも、よほど話が具体的

なおかつ「経験」から想像できるもの

ならば、ともかく、「想像もつかない」ものだと、

なおさらかもしれません。

そもそも話し合いには、

いろんな「スキル」が必要です。

投げかけられた「話題」について

    自分の意見をもつ

だれがなんと発言したか記憶する

友だちの発言に対して自分の意見をもつ

       (「反対です」ではなく、「優しい返し方をする」)

まとめるために「同調する力」が必要

    (自分の言ったのとは違うけれど、それもいいね!)



先日も「小集団グループ」で話し合いをしました。

予め、話題(みんなで集まったときにするゲームは何がよいか)

をふっておいたのですが、

イメージをもてていた子どもとそうでない子どもが

いました。

最初は、自分の考えを発表して・・・

絞り込むための条件を提示して・・・

「う~~ん」・・・・・・

少しして、「これ、大人数になったときに

時間間に合うのかな」

「大勢でやって楽しいのかな」

・・・と思考が進んできました。

「じゃあ、やってみる?時間も計って。」

そこから実際に案に出たものをやってみると

たちまち、どうしたらよいか、みなで

共通理解ができました。


ここからが、「本当」の話し合いです。

1つの案にまとまりました。では、実際にどうしたら、

うまくまわっていくか・・・


この場にいない人に説明する係がいるかも

準備や片づけもてきぱきやらないと

はじめの案だといつもと同じだから少し

アレンジしよう・・・

ここにくると、意見を言わない子どもは

いなくなりました。

               

・・・意見がでないなあ、というときは、

全員が「共通のイメージがもてていないとき」

そして、

「安心して自分をだせる場、と感じていないとき」

だと思います。

話し合い、大勢では難しくでも

家族や兄弟姉妹、ごく親しい友達どうしで

いつも分かっている人が「決めて」いくのではなく、

一人ひとりが意見をもてる状況をつくっていって

「理由を考えて発言する」

「相手を否定しない言い方にする」

など練習できるといいな~~~と思います。



子どもたちの話し合いで決まったことを

実行する「当日」は、きっと話し合った子たちが

てきぱきと動いてくれると信じています。

「主体的に動く」ってこんなことから

はじまるのでは。


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上手に「応援団」をつくりましょう!

2018-01-06 18:09:22 | 発達や学習が心配
あけましておめでとうございます。

今年はどんな一年になるのかしら。



新年の横浜ランドマークタワーです。

快晴!一年間、こんな感じで回っていくといいな~。

新年に思うこと

新年とは言っても、学校にとっては、

後期の「締め」

来年度に向けての準備も始まります。

昨年を振り返ってみると、

担任の先生と意見が合わないことがあったり

学校の方針にうなずけなかったり

家庭の中で意見が分かれたり

・・・・といろいろあった方もあると

思います。

本当にがんばっている保護者のみなさん

保護者だけでがんばるには、

限界があると思います。

そして、学校の先生や支援者にとっても

一人でがんばるのには限界があると思います。

でも、実際いろいろ考えてみると

子どもの支援の「要」はやはり、

保護者だと思います。

今、上手にいろいろな「場所」「機関」「人」を

利用して、子どもの育つ環境づくりをされて

いる方でも、初めからうまくいっていたわけでは

ないと思います。

最初は少しずつ、「つながり」を

つくりつつ

「~先生には、こんなところをお願いして」

「習い事では、~をお願いして」

「兄弟姉妹には、~」

「自分は~」

とある程度「分野」を割り振りしてそれを

まとめていく「応援団長」が保護者なのかな、

と思います。

それが、ちょっと「重い」と感じるときは、

信頼できる人に「割り振り」をお願いする・・・。

うまくいかないときに責め合ってばかりでは

もっと子どもが困ってしまいますよね。

塾に通われている保護者の方で、これがとっても上手な方が

たくさんいらっしゃいます。

子どもがどんどん「元気」になっていくのを

感じます。

「一人で抱え込まず、

でも、まとめ役になる」

    

なかなか難しさもありますが、

一人(1か所)1ポイントなら、

なんとかなるかも、ですね!

きっといろんな「手」が子どもを支えてくれることと

信じています。


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