横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

公認心理師になりました。

2021-03-30 09:51:10 | 発達や学習が心配
3月ももう終わり。

横浜の🌸は満開で入学式には葉桜になりそうです。



6か月延期された公認心理師の試験で合格し、

「公認心理師」になりました。

「公認心理師」って「臨床心理士」とどう違うの?というと

ウィキペディア

・・・・とこんな感じです。

私がこの資格をとって何が変わるのかというと・・・

今、深ーく考え中です。

子どものアセスメントをとるときや教育相談を受けるときに

もっともっと「知見」を深めたい

もっと勉強しなくては

とずっと思ってきました。

「知識」と「経験」と「スキル」と「プランニング」と「実行力」と「向上心」

この6つ(もしかしたらそれ以上?)は天井がはてしなく遠く

きっと「ゴール」などないのだと思います。

日々お子さんたちや保護者さんたち・支援者たちと接していて

「本当にこれがベスト」と言えるものはなかなかなくて

「そのときに考えたそのときにできるベスト」なのだと思っています。

だからしばらくして

「やっぱりこんなふうにした方がよりよいかも」なんて常にあります!

たまには、「予想以上に変化が大きくなる」ときもあるし、また

「しばらく変化するまで時間がかかる」こともある。

きっと変化するときは、「相手と自分の距離が縮まったとき」

「お互いにあゆみよったとき」なんだろうな、と漠然と考えています。

そしてこのごろ思うのは、初めは「こうなるといいな」というイメージが

より具体的になったとき(できたとき)から始まる、ということ。

今までは、「かなり具体的な方針が立ってきたな」と思っていたことが

さらにもっともっとより細かく具体的にできる、ということにも気づいてきました。

「テーマが漠然」としているときは本当はまだ「寄り添い切れていない」のでは?

ここのところそんなことにも気づいてきました。

今回の資格取得は、きっと自分の「新たなスタートライン」。

そうとらえてまた一歩ずつ前に進みたいです。


卒業生が私の好きな「くまモン」を組み立ててプレゼントしてくれました(幸せ


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「仕組み」でなく「対処」を教えよう

2021-03-18 14:26:25 | 発達や学習が心配
3月の3週目も半ばを過ぎ、

小学校では卒業式シーズン。

塾でも「卒塾生」を日々送り出しています。

塾最後の日は、小さいころから通ってくださっている子どもも

短いお付き合いの子どもにとっても大切な「締め」の日。

希望をもって明るく前に進むためのスタートラインでもあります。



先日NHKの「ニュースウォッチ9」で地震の学習を担当している先生が

語っていらしたことで、

「ずしん」

ときたものがありました。

今まで学生さんたちに「どうやって地震が起こるか」という地震の「仕組み」を

教授されていたようです。

S波とかP波とかなつかしいですね・・・。

でも10年前のあの地震以来、まず教えるべきは、地震の「仕組み」ではなく、

どうやって地震が起きたときに対処するか」ではないかと熱く話されていました。

命を守る瀬戸際のときにまず最初にすること

今、本当に大きな地震が今やってきたら自分はまず何をしたらよいのかと想像して

作文を書く、という授業をされているとのことです。

「知識」が「命を守るための自分ごと」「差し迫った重要なこと」に

変わっていく。

学校で習うことは本当に「山」ほどありますが、

親と一緒に登下校しなくなる年齢から

「自分の身は自分で守る」

「自分の身の周りのことを自分でする」

「わからないとき・困ったときの対処法」


など、「生きる」ために必要なことをまず学んでいく(教えていく)機会を

意図的に作っていくことが大切なのでは
、と改めて感じました。

地震が起きたときに「海から遠い高いところに逃げる」

「自分の街だったら、この道を通って●●に逃げる」

とより具体的にしていく場を設ける。

そして、実際になんでもないときに実行してみる。

学校の避難訓練でも、「先生が教室にいないとき」を想定して行う練習があります。

どの方向に逃げればいいのか、判断基準をことばで示しておいて

「とっさに判断」できるように何回も練習していく必要がありそうです。

小さい子どもほど人生経験が少ないし、生活範囲も狭いので

どうしてよいか分からないことが多いと思います。

「おうちで話し合っておきましょう」だけではなにも前進がないかもしれないです。

入学前のお子さん、転校するお子さんは、通学路の確認(行きと帰りで景色が変わってしまうので)

と歩く練習をしておかれるとよいですね。

少しこだわりがあるお子さんは、避難訓練でも昇降口で外履きに履き替えようと

しています。また、学用品を教室にとりに戻ってしまう子もいます。

「訓練」はそんな行動を「叱る」のではなく、

「今日は上履きのまま逃げる練習です」のように1ポイントずつ避難するための

練習を積み重ねていくのもよいかもしれないですね。

私の場合は、学習・生活での支援の中で、このことばをどう使っていくか具体化していこうと思っています。

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限界突破しなくていい。

2021-03-11 19:44:42 | 発達や学習が心配
年度末が近づくと、

ついつい、「今年度中にあれもこれも」と思ってしまいます・・・。

私もです。

ここのところちょっと自覚ありです。




子どもはとても素直で、

「もう少しやってみる?」と訊くと

だいたい

「うん。」という返事がきます。

ところが、とっても「素直な」子どもほど実は無理してしまうんです!

無理が重なると、結局今までできてきたこともできなくなってしまう・・・

同じ子どもと思えないほどパフォーマンスが落ちてしまうことがあります。

もぞもぞ そわそわしてきたら

そろそろ「切り替え」どきです。

子ども自身は気づいていなくても周りの大人が気づけるとよいです。

大人も子どもも「限界突破」はしなくてよいのでは、と思うこのごろです。

たとえば「集中力を高めよう」と思わなくても、

学習のパターンを作ってそれに慣れてきて

だんだんペースがつかめてくると

いつも間にか(結果として)集中時間が長くなっている、ということが

自然に起こってくるのでは?




自然光だとプリントが見やすい子どものためにライトを変えてみました。

自分で光の量や色合いを変えることができます。



10年前の今日

小学校の教員でした。

クラブ活動の時間で水槽から水があふれそうになったのを覚えています。

そして、校庭に避難しているとき、校庭に亀裂が入り、まるで船に乗っているかのようなゆれが

繰り返しやってきました。

その校庭で 子どもたちや迎えにいらした保護者達とみんなで自然に手をつないで

心を落ち着けようと励まし合っていたことを昨日のように思い出します。

人の手の温かさを強く感じたときでした。

そのとき、東北では想像もつかないことが起こっていようとは夢にも思いませんでした。

今だに建物や道路のわきに亀裂が入っているのを見かけます。

自然の前では人間はなんて無力なんだろう

でも、どうしようもない中でも人の心と心は温かくつながることができる

今ではそう思います。

そして昨年より始まった経験したことのない世界。

マスクをしていて口元は見えなくても温かいまなざしをくださる人がいる。

そんなうれしさは重い心を軽くしてくれます。

私も及ばずながらだれかのお役に立てたら

そのためには今何をしたらよいのだろうと考える今日このごろです。



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