横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

「一挙両得」夏休みの宿題💛

2018-06-29 13:21:14 | 発達や学習が心配
来週はなんと「7月」。

そして、すぐ「夏休み!」

塾に通ってくる子が最近「夏休みって人気ないんだよ。」と

教えてくれました。

なぜって・・・「宿題がたくさん」だからだそうです。

学校によってはすごい量!

でも、ここのところ、「自由研究」が本当に「自由」で

取り組まなくてもの学校もあるようです。



でも、せっかくなら、「一挙両得」してしまったら???



「工作」は、時間があるときに(もしかしたら夏休み前からでも)

始めてしまって・・・

「写真」にとっておく。

この「写真」、材料・制作途中(何枚か)・完成にしておくと

ばっちり!

あとでつくった番号順に写真を並べて

「ミニ解説」を入れていく。

最後に「思ったこと」を書く。


なんとこれで、ちょこっと「作文力」もつきます!


そのときに

読んでくれる、見てくれる「相手」を意識できると

すごくよいです。

夏休みの作品は、よく廊下や教室の後ろに「展示」されます。

見てくれるのは、「同年代の友達」

「作り方を全く知らない」友達に

いかに「分かりやすく」伝えるか。

(だらだら長い説明は読んでもらえません)

(写真やイラストがないものもスルーされてしまう・・・)

(ぱっと目を引くタイトルを工夫しよう。字を大きく?

目立つ色で?)


(当然、読みやすい文字で丁寧に書かないと・・・)

(書字に自信がなくてパソコンが堪能なら、

パソコン入力で印刷したものを貼るなど)


「見てくれる相手を意識する」ことで

自然と「よいものに」なっていきます。

塾でも「夏休みおすすめ本」コーナーを作ってみたら、

何人かの子が自分の好きな本の紹介をささっと書いてくれました。

漢字に「ふりがな」もついています。

この気遣い、すてきですね~~。



まだ、6月なのに、「こんな話題?」

いえいえ、夏休みまでもう「カウントダウン」ですよ。(笑)


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先生どうしの「引き継ぎ」

2018-06-25 09:17:53 | 発達や学習が心配
新しい学年になり、3か月目。

そろそろ「地」がでてくるころでしょうか

学習面で「分からない」ことがでてきたり、

友だちどうしでうまくいかないことがでてきたり・・・。

もちろん、逆に「うまく自分が出せて」楽になる子どもも

いると思います。

       

「毎年」「同じ時期に」「うまくいかなくなる」子の中には、

「天候」も影響していることもあるかもしれませんんが、

「先生どうしの引継ぎ」がうまくいっていないケースも

あるように思います。

保護者の了解のもと、

「個別の教育支援計画」や「個別の指導計画」が作成され、

具体的に

「こうするとうまくいく」

「子どもや保護者はこう願っている」

子どもとつながっている機関はどこで、

どんな支援を受けているのか

その子の得意な学習方法や、関心のあるものは

なにか

子どもの状態は、今に至るまでどんな経過を

たどっているのか

などが書かれていると、「支援の能率」が上がるのでは

ないかと思います。

全く「何もない」中では、支援者も

「トライ アンド エラー」(ときどき成功!)

の繰り返し。

なぜ自分のことばが子どもに届かないのか

なぜ子どもは課題に取り組もうとしないのか

何回直しても同じ誤りをくりかえすのはなぜか

(私もいっぱい、いっぱい悩みました!

今でもそうですが・・・・)?

その子への対応で「うまくいったとき」がより

具体的に書かれたものが残っていて、

ときどき「見返す」ことができる。

・・・「口頭」の引継ぎでは、なかなかメモが

追いつかなかったり、ぬけてしまったり・・・

「支援がうまくいったときに」すぐ書かれたものだと

「本当に役に立つ」「ツール」になる

はずです。

「支援計画」は小学校だと担任が書くことが多いです。

一緒に過ごす時間が長いだけに、いろいろな角度から

子どもをみている担任です。

自分自身を振り返ると、

「支援計画」や「指導計画」を書きながら、再度、

客観的に自分の支援方法を振り返ることもできました。

書くことは、時間も手間もかかりますが、

それ以上に効果があると思います。

子どもも一貫した指導・支援を受けられます。

「落ち着いて」「しっかり」「ちゃんと」というような曖昧な

ことばではなく、

「~なとき~なふうに~を使って」のようなことばで

書かれていると、次の担任・担当の先生の役に立ちます。

子ども・保護者・支援者みんなが笑顔になれるために

強い味方になるような「計画」「記録」ができますように

と願っています。


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今日で創立5周年を迎えました!「目的」は一緒でも「手段」はいろいろで。

2018-06-21 15:28:14 | 発達や学習が心配
いつの間にか「5周年」です!

日々、「どうしたら、子どもたちの役に立てるのだろうか」と

考えつつ、今日を迎えました!

・・・いろいろな「感慨」に浸っています・・・・。

今日のお題は、「宿題」について。

結論をいうと、漢字や、計算、音読など、知識の定着や

技能の習得のために必要なものだと思います。

(宿題がなかったら、勉強しない・・・ことも多いにありえます!)

ただ、学校では授業でついていっているふうな子どもでも

(学校では)絶対想像ができないほど、家でいらいらが出てしまうことも。

親や兄弟姉妹に当たる、壁をどんどんする・・・など。

おとなしい、いい子でいる学校とは全く違う状態になることも。

特に、「書くこと」「見ること」「集中すること」に困難さを

もっていたり、「宿題をすることのメリット」を感じなかったりする子。

学校で「めいっぱい」がんばっているので、家に帰ったら、「フリー」でいたい。

ガスぬきタイム」がほしい。

******************************

また、保護者にしても、もっと量を多くしてほしい、逆に減らしてほしい、など

いろいろな考えがあります。

先生にしても、「一律」にしなかったときに、「ずるい」の声がでるのでは・・・?と

ちょっと心配。

宿題の目的をそもそも考えると、

一人ひとりの子どもが学習の習熟を図れればよいわけで、

そのためには、「その子が習熟が図れる」「方法」がとられなければ、

単に「ノルマを果たしているだけ」になってしまうのでは、と今にして

思います。

「漢字練習」なら、「漢字が覚えられればよい」ので

重なりが分かりにくかったり、細かいとめ、はねが上手に書けなかったりする子には、

「大きなマス」で少ない量を丁寧に取り組むようにしたり

「書くことに心理的な負担が大きい」場合は、始めの1字は、なぞり書きにするなど

ヒントあり、にしたり・・・。

「~回書く」も最低ラインを決めるなど。



塾の入口で子どもたちをいやしてくれています!


きっとそんな支援を見て「ずるい」という子どもにこそ、

「支援」が必要で、その子も「実は困っている」のだと思います。


「漢字を書く」という宿題は、みなに出されるとしても

「手段」「方法」が違ってもいいのでは・・・。

それは、もしかしたら学習全般に言えるのかもしれないです。

先日見た調査では、先生の多忙化の一因として

「個々に対応するための時間」が挙げられていました。

私もそうでした・・・。

でも、今年度が始まって3か月。子どもたちの状況をみて

うまく回っていないと感じたら、最初だけ、「~というやり方でする」ということを

子どもと相談して決めてしまえば、それほど時間をとられずに

できるかもしれません。

   

「5年たった、今」だからこそ、そんなことを感じます。

この5年間で、子どもへの「支援」についても世の中の意識が

少しずつ、そして確実に変わってきたことを感じます。

塾に通ってくる子どもたちも「自分のやり方でいいんだ」と

自信をもって言える子どもたちが少しずつ増えているように感じます。

学習の「目的」は同じでも「手段」が一人ひとり違う

一人ひとりに「合った」学習方法を探すお手伝いをこれからも

していきたい、と改めて思う今日でした。


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手伝っていいのかな・・・それとも、自分でやらせた方がよいのかな

2018-06-13 15:46:35 | 発達や学習が心配
今日は、はっきりしないお天気です。

でも、少し風が心地よいのが助かります。



子どもが生活や学習で「困難さ」をかかえているとき、

まわりの大人は、「手伝っていいのか」と悩むときが

あると思います。

ここで手伝ったら、「甘えて」しまい、ずっと自分で

やらなくなるのではないか。

家では、「整頓」などが気になるところかしら。

学校でもそうです。

「うーん」と言ったっきり、作品づくりが全く進まなかったり、

計算に手がつけられていなかったり・・・。

「休み時間」や「放課後」の時間を使ってもまだ終わらず、

結局「宿題」になったり(家でも同じ状態で進まず・・・)

「半端」なままで終わったり・・・。

たまには仕方がないとしても、ずっと「この状態」でよいのか。

手を貸せば早く終わるとしても

それでは、「力」がつかないのではないか・・・。

いろいろなお子さんと接してみて、

もちろん、その子その子によって支援の仕方が

変わってくるし、同じ子どもでもその日の状態によって

変わってくるとは思いますが、

「出だしだけ手伝う」というのも

一つの「手」かな、と思います。

図工の作品など、「事前に予告して」おいても、

当日、「形」にならないまま時間が過ぎてしまう子もいます。

こんなとき、「他の子の作品をみて」もらっても

意外と動かない。

「自分のイメージがもてなかったり、自分のイメージをどう表現して

いいかわからなかったり・・・」

大人が「目の前で」「実際に作るところを見せて」

みると、少し時間を置いてから自分から動きだすことがあります。


(たぶん、他の子がだいぶ進んでから

動きだせば、放課後落ち着いたところで、「完成」まで

いくかもしれないです。

算数や漢字など学習に関しては・・・

「大勢」の子と違う方法でも、その子どもに合った方法を提示すれば、

動き出すかもしれないです。

少し大きめのマスに書く

漢字の途中まで書いておく

選択肢にする

・・・・初めはちょっと「手間」かもしれませんが、

だんだん「自力でできる部分を増やして」いく。

課題に対する「心」のハードルが下がってくれば、

自分から動けるようになることがあるのでは。

特に気持ちが「下がっているときは」少し手がかりがある方が

よいような気がします。



先日、ある子どもがシールの台紙をはがそうとして

なかなかうまくはがれず、

ちょっといらいらが出ていました。

私は、この子のいらいらに「気づかないふり」をしました。

「手伝って・・・」がいつ出せるのかな・・・と待っていたら

自分ではがすことができました!

すごく満足していました!


いらいらしているのは、困っている状態です。

でも、手伝ってほしいとは限りません。

まわりに「せかされず、自力で」やりたいときだって

子どもにはあるんだな、とつくづく思います。

手伝ってほしい?」と訊いてみて、

「はい。」とか「今はいいです。」のような返事ができる関係を

つくっていけるといいなあ~と思っています。



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「書く」ことの感覚過敏

2018-06-02 13:24:55 | 発達や学習が心配
いつの間にか、6月。

新年からあっという間でした!

今日は、塾では、高学年の交流会で

盛り上がりました。

中学生も来てくれて、学校の話を

してくれました。



今日は、「書く」ときの「感覚過敏」について

私は小学生のころ、学校での筆記具の選択は、

「鉛筆」のみでした。

今は高学年の女の子たちは、とっても大きなペンケースに

カラフルなペンなどを入れています。

(学校のよっては、持ち物の約束がいろいろのようですが)

鉛筆を「浮かせるように」書いている子どもを

ときどき見かけます。

小指の側面が紙につかないようにしているようです。

どうしてか、と訊いてみると、

「鉛筆の黒い粉が手につくのが嫌なんだ」と

教えてくれました。

中には、「えんぴつと紙のこすれる音や、感覚が嫌」と

言っていた子どももいました。

シャープペンシルや、フリクションなら嫌ではないようです。

また、

サインペンが紙とこすれる音が嫌で、「〇つけ」のとき、

耳をふさいでいる子どももいます。

「手が汚れるのが嫌」と言っていた子どもは、その子なりの

鉛筆の持ち方でした。

「こすれる音が嫌」と言っていた子は、塾ではフリクションにしました。

サインペンは・・・・「今から使うよ」と前ふりして耳をふさいで

もらっています。

******


ちょっと「がまん」をすればいい、のかもしれませんが、

自分が「書く」ことは、学校にいる限り、かなり多くの機会があると

思います。

さらに、手先の課題などがある場合、ますます「書くこと」に

苦手感、嫌な気持ちがついてくるのでは、と思います。


******

1年生の教室では、今ごろ、「ひらがなの仕上げ」の時期に

なっていると思います。

「書くことが苦手な子」の「ひらがなワーク」を見ると、

先生の愛のこもった「赤ペン」でいっぱいのことも。

正しい字形を覚えてもらうには、この手段がオーソドックスなのかな。

私も前は「赤ペン」いっぱい入れていました。

でも、何回「赤ペン」を入れても、「変化がない」子どもも

いました。

書くことに「感覚の過敏」があったり、

「赤」が見えにくかったり、(後から本人から聞いたのですが)

どこで文字が重なっているかわかりにくかったり(これは、子ども自身が言っていました)

手首がうまく使えずに、「8」が「∞」になってしまったり

「よ」の〇がつぶれてしまったり。

いろんなことが子どもの中で起こっているのではないかしら、と

最近思います。

すべてを一気に「直そう」とすると、先生も子どもも

エネルギーが切れてしまう。

はじめは、「ワンポイント」だけ。

また、その子の「書けない原因はなんなのか」に合わせていくことが

「何かいも繰り返して書く」苦痛からのがれられるのでは、と思います。

特に、「えんぴつの変わった持ち方」をしていたら

感覚の課題があるのかもしれません。





今週は、平日にお休みがとれて、私も少しリフレッシュできました。

6月になり、流れにのれている子どももいるでしょう。

でも、もしかしたらこのところ、ちょっとうまくいかないな、

と思ったら逆に「力をぬいた」方がうまくいったりして


・・・と思います。


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