横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

子どもの気になる行動・・・どうしたら?

2015-09-29 22:18:41 | 発達や学習が心配
週間天気予報が外れて、よいお天気になりました。
午前中あるビルの9階にいたら、富士山がきれいに見えました。

…私はちょっと風邪ぎみで栄養ドリンクを飲んでこのブログを
書いています。

子どもの「気になる行動」と言っても「範囲」が広いですね。

以前、「くせ」の話を書きましたが、それを超えて保護者や

支援者として気になる行動をやめさせるにはどうしたら?

いろいろな研究会などに参加すると

「気を引くためにする行動」「嫌なことを回避するための行動」には、

「注目しない」「望ましい行動に代える」のように説明を受けたことが

あります。

同じような「授業中さわぐ」のような行動でも「その子」にとって

意味が違うのですね。

先生や保護者なら、「騒いだことを注意」します。でも、それが、「効果がなかった」場合、

叱ること自体が「自分が注目される」という「ごほうび」になってしまっていることも

あるとか。



う~ん。思い当たることがあります。そして、「その行動」の起こる直前に

なにが起こっているのか。つまり、「望ましくない行動」の直前に何があるのか。

もしかしたら、「教科」によって「落ち着かなさ」が違うかもしれません。

大好きな教科なら集中が長く、好きでない教科なら集中時間が短いとか。

また、「なんらかの刺激」でその行動が起こる、というパターンがあるのかも

しれません。

学校に限らず、家庭でもです。

「当事者」になってしまうと、なかなか冷静にこの「行動パターン」の観察が

難しいのですが、「その場」を離れ、ゆっくり思い出してみるともしかしたら

「何らか」の原因やパターンに気づくことがあるかもしれません。

そして、「どんなときに」「どのくらいの頻度で」その行動が起こっているかを

記録し、「その行動に注目しなかった場合」、「その子どもの苦手な環境を変える」、

「代替の方法へと導いた場合」など今までと違う「対応」をしてみて


「頻度」が減っていけば・・・ラッキー!


私自身、試してみたことがあるのですが、「うまくいったことも」

そうでなかったこともあります。でも、「うまくいかないとき」は、

自分自身が「負の連鎖」にはまってしまっているときなんですよね。

それと、「子どもが新しい方法に抵抗が強いとき」。

「変える」ときは、少しずつ段階を追っていった方がいいように

感じます。


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150回を超えて・・・「自分スタイル」のお手伝い

2015-09-27 22:43:31 | 発達や学習が心配
満月が顔を見せています。

天候が不順ですが、もう秋ですね・・・。

(しみじみ・・・)

気がつけば、このブログも150回を超えていました!!!

我ながらびっくりです。

丹念に昔(笑)のブログまで読んでくださって

いる方もいるようです。

ありがとうございます



最近かかわっている子どもたち自身から

私にいろんな「提案」をしてくるように

なりました。

「自分はまとめて漢字を書くより3つずつ書いた方が

覚えると思うんだよな。」

・・・やってみました!

本人、とてもすっきりしたようです。

「自分は書き順とかから漢字を覚えると

いいみたい」

・・・やってみました。

すっきり。

「なんかうまく言えないんだけど、頭の中で

図みたいなものが浮かんできて答えが出る」

と言った子は、「筆算」より「暗算」が得意です。

どんな方法がいいかは、その子どもの様子を見て

試してみるのですが、そんな中でだんだん子ども自身が

自分に合った方法を見つけていくのだな」

と感じています。

私は「伴奏者」。あくまでも主体は子ども自身なのだと。

小学生がほとんどなので「中学校」に行くまでに

この「自分スタイル」が見つけられるようにと

願っています。

学習する「内容」も大切です。

また、それとともに 

どうやって自分なりに学習していくかという、

「学習法」をつかんでいくことが

「今後」に生きてくるのではないかと強く感じています。





本当に子ども一人ひとりに合った学習法があり、

共通するものも違うものもある、正解に到達するまでの

道のりは何通りもあり、私の未知のものもまだまだたくさん

あるのではないかと今感じているところです。

子どもと一緒にそんな「方法」を探っていくことが

とても好きな自分だということにも150回を振り返り

改めて気づきました。


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同じことを同じように何度もまちがえる

2015-09-21 21:31:46 | 発達や学習が心配
コレ、ずばり私です!

コピー機を120%に拡大設定したのを忘れて

そのまま100%で印刷したい原稿をコピー。

あ~またやってしまった・・・。

失敗した紙は計算用紙やメモ用紙に・・・・。

でも度重なるとかなりの時間のロスにもなります。



こんなことが日常的にあります。

みなさんは、そんなことは少ないと思います。

小学生だと、毎回テストで同じ間違いをしてくる。

分数のわり算で逆さにかける(逆数をかける)のを

そのままかけてしまったり、

三角形の面積で「÷2」をわすれてしまったり、

「浅い」という漢字で横線を2本だけにしてしまったり・・・。

一度ならずも何度もやってしまう・・・。

わかっているのについ、やってしまう場合と、

わかっていないためにやってしまう場合が

あるのではないかと最近思います。



「わかっているのにやってしまう場合」は、

もしかすると、「まちがった方法」が強く脳の記憶と結びついてしまい、

新しい、正しい方法が入っていきにくい場合なのかもしれません。

「あやまった方法」を「追い出して」「正しい方法」で回路をつながないと

いけないのでは。

それにもしかすると「まちがってしまうかも」という「不安」や

わたしはだめなんだ、という自己否定の気持ちが


脳の思考を「緊張」させて「よけい」に

間違ってしまうのでは、ということを感じたことがあります。



こんな感じです。

こんなときは、きっと一人で「あがいて」いないで「ナビゲーター」が

大丈夫、とやさしく励ましてくれると「緊張」が解けて

正しい方向に向かう元気をくれそうです。

では、「本当はわからないためにまちがってしまう」場合は?

本当は「わかっていない」ということを自覚して

やはり「だれかに」「優しく」「軌道修正」してもらえる

のがよいのでは。

「こんなふうに」とはっきりわかりやすく視覚的に

示されるのが「早道」の気がします。

学習の場合はそれでとりあえず解決するかもしれません。

生活の面では別の難しさもあります。

つい、友達にきつい(余分な)一言を言ってしまう。

親切にしてもらっているのに素直に「ありがとう」が

言えずに、そっけない態度をとってしまう・・・。

このへん、大人でもどきっ!

他人に言われる前に自己修正できるといいのですが、

なかなか難しい。

携帯の「待ち受け」に思い出すように何か書いて

おくとか?

自分で机にシールをはって「~をわすれない」

書いていた子どももいました。

(これは、絶対自分で書いた方が効果があります!)



ところで、私の場合は・・・・

優しい「ナビゲーター」がいないので、

プリンターに「何%が確認のこと」というシールを

貼りました。とりあえず、間違いは激減しました。



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優しいナビゲーターを目指しています!

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「ことば」を育てる

2015-09-14 17:03:44 | 発達や学習が心配
今日はさわやかな1日です。

先週までは、天候が大変・・・でした。

このままさわやかな「秋」になるといいのですが。



今日は、「ことば」について考えてみたいと思います。

算数の計算は「手続き」が分かれば、

できてしまうことが多いです。

それに対して「国語」力はなかなかすぐには身に付きません。

教科書(5年生)で同音異義語の学習があります。

病院の「医師」も「強い意志」もどちらも「いし」。

「医師」はイメージしやすいと思いますが、「意志」は、

国語辞典で引いても、イメージがピンとこないようです。



高学年になると、「目に見えない」語彙を漢字で表現することが

多くなり、「イメージ」がつかみにくくなってきます。

こんなふうにイラストにすると少しわかりやすいようです。

算数でも応用問題になると、問題の「場」のイメージが

湧くかどうかで、立式ができたりできなかったり。

「1個170円のオレンジx個を、350円のかごに

つめたときの合計の代金を式に表しましょう」の

ような問題も、何算を使うかわからなくなったり

します。

果物をプレゼント用にかごにつめる、というイメージが

わかない子どももいるかもしれません。

自分でイラストが描けるとよいのですが。



「ことば」と「イメージ」が結びつくことが

大事だと どの教科を教えていても思います。



NHKの教育番組でも「ことば」に関するものがあります。

1・2年生向けの「ことばドリル」

http://www.nhk.or.jp/kokugo/drill/

寸劇があるのでイメージがわきやすいです。

1・2年生だけでなく、ことばの基礎を学びたい

お子さんにもいいと思います。

そして、今日なんと、「smile」の中学生版も

見つけました!

http://www.nhk.or.jp/tokushi/comtr/

忍者の「修行」の形になっていて、高学年にも

いいかなと思いました。

学習だけでなく、日常生活でも、

「目に見えない」イメージがわきにくい子どもには、

こんなふうにソーシャルスキルトレーニングを通して

「ことば」を育てることが大切だと思います。

子どものプライドを大事にしながら、「何年生だから~しなさい」と

学習させるより、その子どもの状況に合わせて

「おもしろい・楽しい」と

学べる機会が作りたいと思っています。



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行事の多い秋だからこそ、心の安定を。

2015-09-07 14:37:46 | 発達や学習が心配
夏休みが終わり、いそがしい日常が戻ってきました。

春に運動会を終えたところは、宿泊行事があり、

これから運動会のところは、そろそろ練習が

始まりますね。中には、両方いっぺんにやってくる学校も。

行事前は「時間割変更」が多くなります。

「わくわく」と同時に学級が落ち着かなくなることも。

1時間目国語 2時間目算数 3時間目道徳

4時間目体育・・・だったのが、

その日の朝になると

1時間目国語 2時間目体育 3時間目算数

4時間目体育・・・

雨天だと、

1時間目国語 2時間目算数 3時間目道徳

4時間目テスト!

になったり・・・・。

気持ちの切り替えがうまくいかなかったり、

着替えが多くなり、手間取ったり・・・。

少しいらいらもでてきます。

専科の少ない小学校ならではのことですが。



書店でこんな本を見つけました。

「友だち関係」「学校では教えない」う~ん、

惹かれるタイトルです。

イラストや漫画で自分の気持ちを客観化する方法、友だちと上手に付き合う方法、

そして自分を好きになろう、と伝えています。

友だちに話を合わせるために「参考書を買う」と親からもらった

お金で「アイドル写真集」を買ってしまった場合など

「ある・ある!」と思うような例がのっていてよいなあ、

と思いました。

「できる子たち」にはさまれて落ち込んでしまう自分には、

「自分自身の成長を見つめ直す」。

これは、大人にも使えそうです。

できたら、紙に書き出して「視覚化」するとよいと思います。

○年○月ごろの自分、○年△月ごろの自分、そして今の自分。

自分の成長の過程がわかります。



9月・10月・11月と行事が多く、「落ち着かない」ことで

家でもいらいらが出るかもしれません。そんなときに

この本がそばにあるだけでほっとする時間が

もてるかもしれません。甘いものもいいですね。


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