横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

一度記憶したものの修正が難しい・・・

2015-03-23 15:52:13 | 発達や学習が心配
朝いいお天気だと思っていたら、でがけに雨が・・・。
今もちょっと曇ってきました。
「花曇り」?
風はあたたかいです。
先週は小学校の卒業式が多かったようです。
たくさんの思い出、そして中学校に向かっての希望を胸に
旅立っていったのでしょうね。
今日朝起きて、思わず、「遅刻!」なんて焦った子どもも
いたりして。



今日は、「一度覚えたことの修正」について。

個人面談をしていたとき、あるお母さんから

「うちの子は、新出漢字の読みを一度覚えると

読み替えの読み方が入らないんです。」

と聞いたことがあります。



はじめに「晴れ」と習ったら、学年が上がって「快晴」と

でてきたとき、同じ「晴」という字なのに違う読みが

あることをなかなか理解しにくいとのことです。

それで、はじめから「音・訓」セットで覚えた方がいいのかと

いうと、記憶する量が「2倍」になってしまうので

それも難しい・・・。

漢字に「音・訓」があり、また特別な読み方

「酒屋(さかや)」のようなものがあったり、

文の前後で「色紙」が「いろがみ」だったり「しきし」

だったり、と混乱してしまうこともあるようです。




覚えたことを一度修正することが難しい子どもは、

漢字に限って言えば大変ですが、最初から「両方覚えた」方がよいのかも

しれません。

漢字に限らず、修正が難しいことがあります。

今週で今年度の授業が終わります。4月のクラス替えで

担任や学級が変わると、生活の約束、学習の約束が変わる

ことがほとんどです。

そうじのしかた、朝の会のしかた、給食の当番のしかた・・・・。

4月のはじめは戸惑うことがあっても、月末ごろには

新しい方法に慣れてくる子どもが多いです。

でも、昨年までのやり方が「やっと身に付いた」ような

子どもは、なかなか新しいやり方が「はいらない」のです。

親切な友だちが教えてくれる、教室に分かりやすい掲示がある

など「手がかり」が役に立つことも多いです。ただ、ちょっと

「連休」などが入ってしまうと元に戻ってしまうことも

あります。このあたり新しいクラスの友だちや担任の先生が

うまく理解してくれるとよいですね。

本人はけっしてふざけているのではなく、むしろ「困って」いる

のだと思います。自分から質問できればよいのですが、それも

なかなか難しい・・・。

4月の当番活動、話し合い活動、クラスの集会などでこの

「新しいことが入りにくい・修正が難しい」子どもが混乱をし、

落ち着かない姿を毎年見かけます。

学校によっては、そうじや当番の仕方が全クラス同じところも

あるようです。そんな学校は4月の混乱がきっと少ないのでしょうね。




>個別学習塾びすぽうくのホームページへ(色のついているところをクリックしてください)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする