横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

「それ、その子に合っているの?」

2018-03-21 09:52:01 | 発達や学習が心配
今日が卒業式の小学校もあったようです。

塾に来る子も「当事者」でないと、

「早く帰れてラッキー」。

しかもあしたは休みですものね。

先日、指を使って計算をしている子のために

「繰り上がり繰り下がり指サイン」の表を

作って置いておきました。

それを見た、高学年の子が、

「先生、その表、その子のやり方なの?」

訊いてきました。

どうしてかと訊くと、

「先生は、自分が小さいとき、

指で数えていたら、自分のやり方でいいよって

言ってくれたから、とても気持ちが楽だった。」


とのこと。

その言葉を聞いて、どきっとしました。

計算で悩んでいた子に私はそんな対応を

していたんだ。

その子は何年も、「自分」の「スタイル」で

算数の時間を過ごしてきて

それが「有効」な手立てになっている・・・。

今では、「当たり前」になっていて

私自身は、「それでいいんだよ。」と言ったことを

忘れていました。

でも、その子どもは、ずっとそのときの「うれしさ」を

覚えていてくれたのです。

そして、今は、自分より年下の子が悩んでいることに

「気持ちを寄せて」くれるまで「成長」したんだ、と

胸がじーーーーんとなりました。

「表」が今必要な子には、

「強制」はしないつもりでしたが、

なんとか「手がかり」にならないかと作ったものでした。

「その子にあっているの?」

自分が大切にしてきたことを改めて

振り返る機会をくれた大切なことばでした。

子どもたちと接してきていろんなすてきなことばを

聞いてきましたが、

間違いなく、「心に残る、忘れないことば」に

なると思います。


ありがとう




マスが大きいと、繰り上がりを覚えて「暗算」しなくても、こんなふうに計算できるのでは、
と作ってみました。




春ですね・・・・。


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