横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

「終わり方」が大事

2020-03-02 19:02:44 | 発達や学習が心配
この数日で世の中が大きく動き

昨日は,1日これからどうしようかとちょっと悩んでいました。

そんな中、夜みた番組で今年度で廃校となる小学校が

休校措置を受けて急遽「閉校式」をしたと報道していました。

きっと3月の最終日に向けて気持ちを整えていっている最中だったことと思います。

「閉校」・・・・私もかつて当事者だったこともあって、

あのときのなんともいえない悲しさ・さみしさを思い出し、

涙がこぼれそうになりました。

3月は「卒業」シーズン。

「転校」する子どもも多いと思います。

「予め」分かっていれば、それに合わせて気持ちを整えていくと

思いますが、こんなに「急」ではどうなのでしょう?

・・・しかたがないけど・・・・・。

「卒業」や転校前の「お別れ会」は、子どもにとっての「区切り」。

終わりであると同時に前に進む「スタート地点」でもあります。

大人が思っている以上にこの「区切り」が大きな意味をもつものだと

多くの子どもたちと接してきて思います。

「絶対、泣かないよ。」と言った子が卒業式の退場で大泣きしていたり、

晴れがましい気持ちで胸を張って門のところで校庭を振り返り、

「ふうっ。」と大きく息をしたり。

また、たとえいろいろあって卒業式の会場にはいなくても

気持ちの上で「この日」で区切りをつける子もいます。

そんな日が2月の末になってしまったというのは

なんとも言えない気分です。

転校が急に決まった子がお別れ会をする暇もなく、

後日来てもらって時間をもったことがありました。

本当にすっきりした顔をしていました。

たった1日・数時間のことでも

子どもにとっても その子どもを見守ってきた人たちにとっても

大事な大事な日であることには変わりありません。

まだ、卒業式が終わっていないところは、

子どもにとって大事な大事な日を

大事な時間を

晴れがましい気持ちで迎えることができるようにと

切に切に思います。



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