横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

「手書き」「活字」

2021-10-02 21:04:35 | 発達や学習が心配
やっと「宣言」が解除され、月曜日からふだんの学校生活が始まりそうな横浜です。

台風が去り、空もこんなに。



今日のテーマは「手書き」と「活字」。

今学校で配られるおたよりは、ほぼ「活字」。

「学級通信」もそうかな~。

私はずっと手書きでした・・・・。

今でも塾にくる生徒さんのノートはほぼ「手書き」です。

なぜかというと・・・・

「手書き」の方が「レイアウト」がやりやすいからです!

文字の大きさや配置・イラストも自由な大きさで入ります。

パソコンのスキルがまだまだ「発展途上」なのもありますが



塾オリジナルの「算数事典」。

「手書き」タイプと「活字」タイプ、すきな方を選べます。

「どっちがいい?」と訊くと、ほぼ全員「手書き」。

もしかして、私に忖度してる????

正直に話してくれる子に理由を訊くと、

「こっちの方が読みやすい」。

「手書き」にも「活字」ページがあるのですが、そこはとちょっと気に入らなかったようで・・・。

一見、「活字」は読みやすいようでそうでもないときある。

学校では「体験学習」の「しおり」を子どもが編集するのがはやっていて

一人1ページ任されることもあります。

子どもの文字は「味」があり、心もこもっています。

でも・・・・正直「読みにくい」ときも。

そこが、「◎日目の活動時間予定」のページだったりすると時刻と内容が少しずれていると

わかりにくいときもあります。

今の子どもはタイピングも上手なので近い将来子どもが「打った」「しおり」になると思います。

そのときに タイプする「文字」がより読みやすいように 例えば



左が「UDフォント」、右が一般的は「明朝体」です。

私はもう「印刷物」で「明朝体」は使いません。

すべて「UDフォント」です。

「UD」とは「ユニバーサルデザイン」。

太さが均一で読みやすいのです。

そして、一行の長さも、



前と同じ文章でも一行が長くなるだけで読みにくくなります。

つまり

「1行の文字数を少し減らし」「UDフォント」を使い、「行間を少し広く」する必要があります。


「手書き」の方がどうしても文字の大きさが「大きく」なります。

「大きさ」の「粒」もそろいません。

それでも「空間」の使い方で情報量はかなり増えます。

同じページ数だとすると、「活字」は少し意識して「内容を精選」する必要があります。

活字で「隙間なく」「明朝体」で「一行の文字数が多い」のは、

もう「読みたくな~~~~い」状態です。

国語では3年生の「下巻」ぐらいから教科書の音読を嫌がるお子さんがでてきます。

教科書もかなりUDフォントを使ってきていますが文字が小さくなり、行間がせまくなり

複雑な漢字が多くなってくると「目」も疲れるし、「視線」が文字を追って

音声に変換する「速度」も落ちてくる・・・。

UDフォントの「教材」だと初めて読む文章でも「音読」がスムーズになるお子さんがいます。

それでも読みにくいお子さんには、以前ご紹介した「黒い下敷き」を使って前後の行を隠しています。

「読みたい」気持ちにするには「読みやすくする工夫」が必要なんだと改めて思います。




あ、ここまで結構書いてしまいました!

私も気をつけなくては(笑)


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コメント
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