横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

表現する時間・・・「図画工作」

2021-11-15 19:06:16 | 発達や学習が心配
「秋」も進み、だんだん「冬」が近づいてきています。

でも今日の横浜は日中、日差しがあり、上着なしで外出できるほど。






日光の力で塾の中は、「こんな感じ」

夕方からくる子どもたちにちょっとした「お楽しみ」を考えてみました。


毎年寒くなるこの季節なぜか図工は、「版画」。

インクの付いた手や版木を洗うのに「水が冷たい」。

なぜ、一斉に?

版画って、「浮き立たせるか」「引っ込ませるか」かなり頭脳を使います。

下絵を線描きだけにしてしまうと、彫っていくうちに

「彫る部分」と「残す部分」があいまいになってしまったり

下絵が「複雑」すぎて彫刻刀技のレベルを超えてしまい、

印刷したときに「なんだかわからない」感じになってしまったり・・・・

しかも「修復」が難しい・・・・。

版木もなかなかなお値段なので「もう1枚ください」は言いにくい。

中には、彫りすぎて穴が空いてしまうことも。

一気に彫り上げたいと削りかすが長くなると利き手の反対をけがしたり・・・・。

版画の季節、保健室は少し緊張が走ります。

版画は「少し立体感のある平面構成」

「手先の器用さ」

「完成への道筋(見通しー段取り)」

刃物を使うので「安全意識」

が必要です。

考えたら、結構「高度」なことですね。

絵を描くのでも、

場面構成や色の塗り方の順序

水や筆使いの使い方の技

丁寧に塗っていくこと(器用さ)

いろいろスキルがいります。

学校では、3年生が絵の具の導入で少し練習しますが、

それだけではなかなか身につかないものがあります。

図工は家庭科の調理や裁縫にもつながりますね。

算数では、「計算」、国語では「音読や漢字練習」と日々積み重ねていく宿題がでます。

図工や家庭科の「技能」だって、本来は、「積み重ねていくもの」

年間60時間~70時間の配当しかありませんが、

急に「技能」や「構成力」がつくわけではないのでどこかで

「計算」「漢字」「音読」なみに練習する必要がありそうです。

ゲームやyoutubeも楽しい時間ですが、

パズルを組み立てたり、

小さな工作をしたり

きゅうりを切ったり

毛糸で指あみをしたり

そんなことに少し気持ちを向けて「手先」を動かしたり、

出来上がりを予想して組み立てたり

****そんな時間がもてるようになるといいな~。

教科書のページをめくるのにすごく時間がかかる子がいます。

算数では計算は得意なのに「コンパス」や「定規」がうまく使えない子がいます。

うまく手先が動かないといらいら。

できるだけ入学前から

または何年生でも「今」から

ぜひぜひ「指先」を動かして何かを組み立てたり作ったりする楽しさを味わう体験を

していってほしいです!


そして

最近の小学校の図工では、なんと!

「色水」を題材に写真で表現する、という時間もあります。

身近なものに「目」を向け、美しい「瞬間」をカメラに収める。

どんな子でも「ポップ・アート」が作れます。

これも素敵な活動ですね


・・・・「版画」どうか子どもたち、無事に楽しんで活動できますように。

塾でも少し練習を試してみています。


個別学習塾びすぽうくのホームページへ(色のついているところをクリックしてください)


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