”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

ちょっとタイモ!!

2016-11-21 10:46:13 | 野菜

沖縄に出張中のお友達から

「何か興味のある沖縄の野菜はありますか?」

と、大変ありがたいメッセージをいただきました。

  

その時、真っ先に思いついたのが「田芋」でした。

里芋や山芋の講座をやる時に、資料を作っていると

必ず、この沖縄の「田芋」という言葉に出会います。

  

どうしても食べてみたいけど、

ゴーヤや青パパイヤのように出回ることはないだろうと諦めていました。

    

そして送っていただいたものがこちら。

 

 

見た目は、里芋そっくりです。

    

「田芋」は、茹でるか蒸すかされたものが市場には出回っていて、

生で流通されることは、ほとんどないそうです。

これも、蒸したもののようです。

   

「田芋」は水田で育つお芋で、水のきれいなところでしか育ちません。

 

 【栽培風景の画像 お借りしました】

 

そして、水田から収穫すると傷むのが早いのだそうです。

だから、加熱された状態で出回っており、

加熱した方が日持ちが良いとのこと。

   

皮を剥いて…と言っても、

きぬかつぎのように、つるんと皮が剝けるわけではなく、

包丁で硬い皮をむいて、ヒマラヤ岩塩をつけていただきました。

 

 

一番近い食感は、クワイでしょうか?

水気の抜けたセレベスのような感じもします。

 

栄養価は、でんぷんが豊富ですが、

芋類の中では、カリウムやカルシウム、鉄分、ビタミンAやCを

比較的多く含んでいます。

食物繊維も、水溶性0.6g、不溶性1.6g含んでおり、

この総量は、こんにゃくと同じですね。

そのせいか、今日は、最近の私にしては珍しく快腸です。 (*^^)v

   

さて、あとは、この「田芋」をどうやってお料理するか…ですね。

色々とアイデアは沸いてきているので、

ちょっとタイモ、いえ、ちょっとタイム!! (^^;

   

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干し野菜ワークショップ 無事終了しました

2016-11-20 18:09:11 | 干し野菜

袋井市の農産物直売所 とれたて食楽部さんとのコラボ事業

「作ろう!食べよう!干し野菜」が

月見の里学遊館で開催され、講師を務めました。

  

このお話をいただいたのが、昨年暮れ。

24名参加のワークショップというのは、相当なプレッシャーでした。

24名分の食材を干した状態で準備しなければいけないので、

「干し計画」をきちんと立てなければなりません。

 

今回、ズッキーニだけは干した時期が悪く、カビが発生したため、

とれたて食楽部さんに機械乾燥をお願いしましたが、

それ以外の野菜は、何とか天日干しすることができました。

 

  

まず、私が干したものを見ていただきました。

   

 

そして、恒例の干し野菜クイズ。

「何の野菜を干したのか当ててください。」

 

   

皆さん、とっても楽しそう!!

「エリンギだよ、これ!」という声も聞こえてきましたが、

今回、エリンギは干していません。(^◇^)

  

 

そして、干し野菜のメリット、干し方の基本、活用法などの

お話をさせていただきました。

 

   

 

さあ、いよいよ調理に入ります。

今回、皆さんに実習していただくのは、次の4品です。

 ・干しきゅうりの和え物

 ・干しもやしと干しえのきの味噌汁

 ・干しキャベツと鶏肉のヨーグルト煮

 ・干し野菜のラタトゥイユ

  

調理デモを見ていただき、

 

   

クッキングスタートです。

水に浸けておいた干し野菜も、程よく戻ってくれました。

  

   

 

お料理が完成しました。

 

  

干しまいたけと干しぶなしめじを使った

「技のいらないきのこの炊き込みごはん」は

まとめて炊いておきました。

 

ヨーグルトには、干しりんごと

デラウェアを干した自家製レーズンを添えました。

 

  

お味噌汁は、お水から干しもやしと干しえのきを煮て

お味噌を溶いただけなのに、良いおだしが出ていることに

皆さん、驚かれた様子でした。

 

干したキャベツがとっても甘いこと、

干した野菜の食感がとても楽しいこと、

色々な野菜が干せる驚きなど、

皆さんからたくさんの感想をいただきました。

 

アンケートに書かれていた

「すぐにでも野菜が干したくなりました。」の言葉に、

このワークショップをやって本当によかったと思いました。

 

ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。

  

地味な活動を続けていた私を見つけてくださった

月見の里 学遊館の山中様、

ぎりぎりまで細かい打ち合わせに応じてくださった

とれたて食楽部の村松様、

本日のワークショップのサポートをしてくださった

食のワークショップ サポーターの永井様、

心から感謝申し上げます。

 

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冷凍もずく

2016-11-19 13:36:00 | 食・レシピ

夏に藤枝市の沖友さんという企業を視察させていただいた時、

冷凍のもずくを購入しました。

(視察の様子は、こちらをご覧ください。)

  

   

量が多いので、いつ食べようかと迷っていましたが、

思い切って解凍しました。

 

    

塩分を落とすために、軽く水洗いをし、

まずはそのまま、うどんにトッピングしました。

   

豚の角煮と一緒にのせれば、沖縄風のうどんになるかな…

という単純な発想です。

  

 

一緒に作ったのは、もずくのかき揚げ。

 

よく水切りしたもずくとにんじん、ねぎをかき揚げにしました。

一緒に揚げたのは、バターナッツかぼちゃです。

  

 

こちらは、もずくの混ぜご飯。

 

   

ねぎと生姜を炒めておいて、

そこにもずく、にんじん、しめじを加えて、

醤油、みりん、酒で味付け。

それを白いご飯に混ぜただけです。

   

 

普段、スーパーで見かけるのは

味付けされた「もずく酢」が多いのですが、

こうやって生のものが手に入ると、

色々なお料理に活用できて面白いですね。(^-^)

 

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三川幼稚園 食育クッキング【クッキング編】

2016-11-18 09:57:51 | 食育

昨日のブログの続きです。

では、園児たちがお料理に果敢に取り組む様子を

じっくりご覧ください。 (*^-^*)

  

今回作るものは、次の3品です。

 ・野菜いっぱいハンバーグ

 ・さつまいものチーズかけ

 ・すまし汁

 

   

まず、すまし汁に入れる野菜を準備します。

小松菜は手でちぎり、

 

   

にんじんと大根は、包丁で順番に切っていきます。

 

 

職業体験で来ている中学生のおにいさんも挑戦!!

 

  

  

かつおぶしと昆布の説明をした後、かつおぶしを削ってもらいます。

力が要るけど、みんな一生懸命です。

 

   

自分たちで削ったかつお節を食べてみます。

 

「おいしい!ご飯にかけて食べたい!!」の声が。(^-^)

  

 

さて、これは何を飲んでいるところかというと、

 

昆布だけでとっただしを飲んでいるところです。

毎年聞かれる「まずい!」とか「海くさい!」の声はなかったけど、

なぜか今年は、「温泉の味がする。」と言う子が多かったです。

  

 

今度は、昆布だしにかつお節を加えてだしをとります。

 

幼稚園が用意してくれた厚削りに、

園児たちが削ってくれたものを加えて、工夫してとりました。

  

かつお昆布だしの感想は、全員「おいし~~い!!」

この笑顔を見てください。

 

  

 

さて、次は茹でたさつまいもとチーズをカップに詰め、

ホットプレートで焼いていきます。

 

  

  

  

そして、子供たちの大好物、野菜いっぱいハンバーグを作ります。

事前にハンバーグだねは作っておき、

子供たちには、好きな形に整えてもらいます。

 

   

真ん中に穴をあけてみる子、

星型を頑張って作ろうとする子、

思い思いのハンバーグを焼いていきます。

 

  

 

フライ返しでひっくり返すのも得意です。(*^^)v

 

  

 

今日、園児たちが持ってきたのは、おにぎりと空のお弁当箱。

そこに、今日作ったお料理を詰めてもらいます。

自分でお弁当を詰めるのは、初めてかな?

 

  

  

すまし汁も添えて、お昼のお弁当が完成しました。

 

  

 

いただきま~す!!

 

「こんなにおいしいもの、初めて食べた~!!」の声に、大感激。

それに、この笑顔!!

一番うれしいです。 ヽ(^。^)ノ

   

今年も無事に、三川幼稚園食育クッキングが終了しました。

みんな、好き嫌いなく何でも食べて、大きくな~れ!!

 

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三川幼稚園 食育クッキング【4つのお皿編】

2016-11-17 17:18:33 | 食育

今年も三川幼稚園の食育クッキングの季節となりました。

毎年、年長さんが園の畑で作っている野菜を使って

クッキングに挑戦します。

  

が、その前に園児全員を遊戯室に集め、

「4つのお皿」のお話をします。

 

年少さんにもわかるように、そして飽きさせないようにするために

お話は20分以内にまとめます。

  

「4つのお皿」とは、食材を4色に分け、

その4色が食卓に揃うように食べましょう…というものです。

 

  

写真が切れてしまいましたが、

上から赤、緑、黄色、白となります。

赤が肉、魚、卵、豆、豆腐などのタンパク質。

緑が野菜、きのこ、果物、海藻。

黄色がご飯、パン、麺類などの炭水化物。

そして白が、だしということで汁物。

 

ここに示した以外にも、食材カードを次々に見せ、

何色か答えてもらいます。

わざと、「この赤いトマトは、何色のお皿?」とか

「黄色いかぼちゃは、何色のお皿?」と質問したりします。

 

  

そして、具体的に色々な献立を見せ、

それぞれが何色のお皿になるか、みんなで考えてもらいます。

 

 

例えば、朝ごはんメニューとして

トースト、コーンスープ、サラダ、ハムエッグを挙げ、

何色のお皿になるのか答えてもらいます。

  

また、わざと

麻婆豆腐、チャーハン、スープといった献立を見せ、

足りない「緑のお皿」を補うためには

何を食べたらよいのか考えてもらいます。

「みかん!」「メロン!」「ぶどう!」「にんじんサラダ」など

色々な答えが返ってきて面白かったですよ。

  

最近は、コンビニのお弁当やうどんのように

一皿(一杯)の中に何色ものお皿が含まれているような料理も

例に挙げるようにしています。

そして、コンビニやファミレスでも

「4つのお皿」が揃えられることを理解してもらうように努めています。

 

  

お話の最後は、絵本の読み聞かせ。

 

「しょくいくランドのたんけん たからものはなあに?」

という絵本を読みます。

 

しょくいくランドの4人のげんきっズが、

とても大切なことを教えてくれます。

  

さて、このあと年長さんはクッキングに挑戦しますが、

それは、また次の記事で紹介させていただきますね。

 

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