珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

1980年6月、洋楽

2012-01-22 13:22:04 | POPS(洋)
Premium2 はその後、IED-USB変換ケーブルに付属のACアダプター(5V&12V供給)で使用していますが、曲によってEACがSync Errorを起こす状況は変わらないようです。前の記事でエルサウンドの電源に問題があるような書き方をしましたが、訂正せねばなりません。Premium2の中で何かが起きているのでしょうが、手詰まった感があります。今のところリッピングが安定しているのはノートPC内臓のドライブですが、EACのSecure Modeだとやたら時間がかかります。

さて、気分を変えて1980年6月頃の洋楽シーンから。当時は私は中学3年で、洋楽を聴く量がグッと増えていました。秋以降部活を引退してからは、FM東京:コーセー歌謡ベストテン→FM東京:DIATONEポップスベストテン→NHK横浜放送局:ロック系のリクエスト番組(タイトル失念)と梯子するのが、土曜午後のお決まりコースでした。結局、受験の期に及んでもFM放送を楽しんでいました。邦楽では松田聖子の登場と山口百恵の引退が重なる節目の年でもありました。

まずはLinda Ronstadtの『Mad Love』です。オーディオショウやショップの試聴会で取り上げられることの多いLinda Ronstadtですが、大抵は『What's New』からの選曲ですね。勿論、しっとりしたスタンダードは好きなのですが、私の中ではLinda = Rockのイメージが強いです。当時のFMや雑誌(ミュージックライフ)で形成されたイメージは褪せません。本アルバムは全編ロックですが、歌い上げる「Hurt So Bad」やポップな「Girl's Talk」などバランスが取れています。


続いてChristopher Crossです。シングル「Ride Like The Wind」のカッコ良さにノックアウトされました。キーボード、パーカッション、爽快なヴォーカル、Michael McDonaldのバックコーラス・・・今の若い人の言葉で”ヤバイ”という表現になるんですかね。知った時期のせいか、この曲から浮かぶ情景は今にも泣き出しそうな梅雨空です。その後、AOR路線で花を咲かすChristopher Crossですが、私はRock志向が強まったので「Ride Like The Wind」がちょうど交差点だったのかも知れません。


最後は、Blondieです。当時「Ride Like The Wind」を上回るヒットとなっていたのが「Call Me」で、これも印象が強い曲ですね。中3といえば当然、女性への興味が沸々と湧く時期でした。そこへ妖艶なDeborah Harryの歌声でしたので。歌手にならなければ娼婦になってたなんて話もあるようですが、いやいや歌手で良かったと思います。「Call Me」は映画「アメリカンジゴロ」のテーマ曲で、オリジナルのアルバムに入っていません。Blondieはオリジナルのアルバムもいいので、改めて。


話が戻ってリッピングですが、Pioneerのドライブを導入することにしました。しばらく使ってレポートします。
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1988年、旅先で

2011-07-10 08:36:36 | POPS(洋)
旅先で聴く音楽には一期一会の感覚があります。脈絡もなく聞こえてきた音楽を、年数たっても憶えているのも不思議ですし、そのような曲を改めてオーディオで聴くのも楽しいものです。ここ数年はiPodのおかげで外で音楽を聴く機会が増えましたが、想定外の曲がかかるという点ではやはりラジオやTVに軍配が上がります。今回のPOPS(洋)では、1988年の欧州旅行で触れた曲を紹介ます。

当時、学生の卒業旅行で海外という選択は、一般的になっていました。私もフリーの学生向け格安パックを利用して、約1月、イギリス→スペイン→スイス→イタリア→ドイツ→フランスと回りました。一応著名なスポットは抑えましたが、むしろグリンデルワルトでスキーしたり、ナポリでマラドーナの試合を見たり、夕刻、鐘の鳴り響くフェレンッェの街を見下ろしたり・・・無計画に楽しんだことの方が印象に残っています。

初めて経験する時差ぼけにようやく慣れた頃、ロンドンの街中で聞こえてきたのが、Heartの「Alone」でした。ヒットしたのは前年ですが、不意に異国の地で聴くと、それ自体が旅の要素になります。昔も今もロックは男性ヴォーカルに偏重して聴いていますが、Blondieと並んでHeartは例外です。ヴォーカルに個性があればハードな演奏とも渡り合えるということでしょう。アルバム『Bad Animals』は前半にいい曲が詰まっていて、冒頭から疾走する感じが心地良いです。


スイスのどこだったかは曖昧ですが、朝食を運ぶウエイターさんが口ずさんでいたのが「La Bamba」です。すっかり映像は忘れましたが、当時、スタミナドリンク(大正製薬のサモンらしい)のCMで使われていました。特にLos Lobosのファンではないので、所有しているのは映画La Bambaのサウンドトラックのみです。様々なCMでも使われていますので、その陽気で親しみやすいメロディは多くの方がご存じでしょう。


最後はGeorge Harrisonです。パリの安ホテルでMTVを見ていたとき流れていたのが、ヒット曲「Got My Mind Set on You」でした。私は、いわゆるThe Beatles世代ではなく、リアルタイムでの接点は各メンバーのソロ活動に限られます。上記ヒット曲絡みで『Cloud Nine』を買いました。アルバムとしての纏まりがあって、George Harrisonのヴォーカルは勿論、ギタープレイも楽しめる1枚です。因みにジャケットのギターは、The Beatlesの初期に使用していたモデルのようです。


先日の北海道旅行でも、ホテルの朝食でTOTOの「Rosanna」が、遊覧船の中でMy Little Loverの「Hello,Again~昔からある場所~」が聞えてきて、おもわずニコリ。音楽の引き出しが多い方が、旅も楽しめると思いませんか?
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Part-Time Lover, Into The Groove

2010-12-19 11:09:13 | POPS(洋)
1985年の秋口に Stevie Wonder の「Part-Time Lover」とMadonna の「Into The Groove」がヒットしました。大学祭などの記憶ともオーバーラップして印象に残っている曲です。両曲は分かりやすいメロディとダンスミュージック色という点で共通しています。既に Steive Wonder は大御所的な存在で、Madonna も大ブレークの後でしたが、流行のダンスミュージックの影響は少なからずあったのでしょう。

「Part-Time Lover」は1985年のアルバム『In Square Circle』の1曲目に入っています。全体的にデジタル色が強いアルバムですが、スローテンポな曲がアルバムの雰囲気を締めています。例えば「Whereabouts」「Overjoyed」などです。前年にヒットした「I Just Called to Say I Love You」もそうですが、私の場合、Stevie Wonder は唄い上げるタイプの曲が好みです。アップテンポな「Part-Time Lover」は例外ということになります。


こちらは 2009年に発売された Madonna のベストアルバム『Celebration』です。これは、ある意味「Into the Groove」を入手するために買ったようなものです。「Into the Groove」は日英でシングル化されましたが、オリジナルのアルバムには入っいません。後に買ったベスト版『Immaculate Collection』に「Into the Groove」は入っていたのですが、残念ながらリミックスバージョンでした。4半世紀たってようやく素のままで聴けるようになりました(リマスターはされているでしょうが)。


「Into the Groove」は出だしのとこでろで、Your love to me, yeah ~♪とMadonna の声がフワリとするところが気に入っています。この辺の好みは昔と変わりません。小気味よい電子音に柔らかい声のバランス・・・オーディオのいい題材でしょう?
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ISABELLE ANTENA

2010-07-14 05:47:02 | POPS(洋)
シャンソンとは接点が無い私ですが、フランス語の女性ヴォーカルものを好んで聴いた時期があります。80年代の後半から90年代半ばにかけてです。Isabelle Antena もその当時聴いていた一人です。90年前後、昭和女子大人見記念講堂でのコンサートにも行きました。

こちらは最初に買った彼女のアルバム Hoping for Love(邦題は愛にレスポワール)です。何故このアルバムを買ったのか記憶が薄れていますが、当時はボサノバに開眼した頃で、おそらくレンタルCD屋でその方面のCDを探している中で見つけたものと思います。当時はカセットで聴いていましたが、今は勿論CDで聴いています。ボサノバとジャズが混在した構成で、フランス語独特の発音も気だるい雰囲気とマッチしています。彼女曰く、名盤『ゲッツ~ジルベルト』の路線を狙ったとのこと。私が特に気にっているのはボサノバ系では 南の海の魚 、ジャズ系では チュニジアの星 たちです。ほとんどの曲を自身で作るなどライターとしての才能も見せています。


一方、こちらはパリ版のシティポップスといった感じの5枚目のアルバム、JOUEZ LE CINQ(邦題はエスプリNo.5~左岸にて)です。一番気にっているのがメロディが美しい3曲目の 時を超えたレボリューション 、です。ジャズ風のギターの絡みもいいです。ピカソへのオマージュを表した パブロの微笑 、唯一のボサノバタッチの あなたの宇宙の中に はゆったりとした落ち着ける曲です。私の場合フランス語は全く駄目ですが、(勝手に)パリのエスプリを感じられるアルバムです。


同じころ聴いていたクレモンティーヌ、ジルカプランは、あらためて紹介します。
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1979年のPOPS(洋楽)

2010-05-19 23:55:40 | POPS(洋)
ワインではありませんが、POPSの当たり年があります。洋楽で言えば1979年、1984年、1985年、邦楽で言えば1978年、1979年、1995年です。超のつく大ヒット曲はなくとも、様々な曲が記憶に残っている年です。もちろん極めて個人的な当たり年です。洋楽ファンであれば皆さんそれぞれに当たり年を持っていることでしょう。私にとっては1979年は、ちょうど洋楽をFMやAMで聴きだした頃です。例えば、
 J.D.Souther : You're only lonely
 KISS : I was made for loving you
 ABBA : Voulez-Vous
 Donna Summer : Hot stuff
 Knack : My Sharona
 Rod Stewart : Da ya think I'm sexy
 The Buggles : Video killed the radio star
 The Police : Message in a bottle
 Villagepeople : YMCA
 Earth, Wind & Fire : September
といった曲が思い出されます。まだ Deep Purple や Led Zeppeline に傾倒する前のことです。

Supertramp の Breakfast in America はジャケットも曲もインパクトがありました。哀愁のある旋律、Roger Hodgson のヴォーカルとサックスの絡み、今聴いてもとても新鮮です。スマッシュヒットした The Logocal Song もそうですが、Supertramp のボーカルはやはりRoger Hodgson がいいですね。


こちらは Electric Light Orchestra の Discovery です。4曲目の Last Train to London は彼らの代表曲といっていいでしょう。冒頭の Shaine A Little Love はコーラスで、 Last Train to London はキーボードで途中に美しいメロディラインが入ります。この手のパターンは好みです。ELO は翌年には Olivia Newton John ともコラボして Xanadu をヒットさせます。


最近、PCオーディオについて色々調べていて、音質もかなり上がってきました。このため、以前よりメインシステムにPCを繋ぐ頻度が増えています。洋楽当たり年ごとにプレイリストを作るのもいいかなと思っています。
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