珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

LISZT&HP700、試聴

2014-12-03 06:19:17 | オーディオ
3週間ほど前になりますが、ダイナミックオーディオ3Fにて、ウィーンアコースティックスの新しいSP、LISZTの試聴をしてきました。オクターブがプリアンプHP500SEの後継機HP700を出したこともあって、組み合わせをお願いしました。グレードには大きな差がありますが、一応拙宅と同メーカーのカップリングです。CDを鞄に詰め込んだのも久しぶりです。LISZT自体、聴くのは、湯島有楽町に続いて、今回で3度目になります。かなり個性も掴めてきたように思います。といってもいずれも大部屋での試聴ですからあくまでも参考です。


真空管プリアンプHP700です。プリアンプながら存在感十分です。


組み合わせるパワーアンプはラックスマンのフラッグシップ機でした。この方が却ってHP700の個性が出るといった話がありました。


ウーハー3発に、向きを変えられるフラットスパイダーコーン。LISZTの意匠にも慣れました。背の高さ、奥行きは現行SPより増します。ほとんどの音はトップユニットから発せられるとは言え、狭い自宅の部屋に持ち込んだ場合、その影響がどうでるのか、確認が必要な気がします。


持ち込んだCD群です。2時間超ほどの試聴でしたが6、7割はクラシックにしました。残りはジャズ、70年代の洋楽です。


アナログはいつもお世話になっているSさんに、場の流れで選んでいただきました。この方、元フランス大統領のサルコジ氏の奥さんだそうです。フレンチとアコースティックギターの組み合わせに和みました。他バーデンパウエル、荒井由実、ロバータフラックなど。


全体を通じてニュアンスがよく伝わる方向で、これはHP700の力なのかなと思いました。ヴォーカルや楽器の佇まいは拙宅よりも増します。軽い内振りのセッティングでしたが、音場の広がりも見事でした。オルフェウス室内管弦楽団による「シバの女王の入場」は、柔らかさ、広がりが特段に素晴らしかったです。ウーハー3発もまとまりのよい、締まった低音を出していました。これであればジャンルを超えて楽しめそうです。試聴室ではなく現実的な大きさの部屋で聴いた場合の評価は気になりますね。小部屋でニアフィールドで聴く機会をあらためて持ちたいと思いました。

拙宅の7.5畳ほどの部屋ではセパレート式ではなくプリメインで十分という気もします。仮にアンプのグレードを上げるとしても先の先でいいかと思っています。LISZTの取捨をもう少し時間をかけて決めていくことになりそうです。多少の浮気をしつつも軸足はここに置く、そんな青写真です。
コメント
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