一週間前になりますが、静岡のmerryさんのお宅を訪問しました。矢切亭主人さん、カイさんもご一緒です。この日は典型的な冬型の気圧配置で、静岡は好天に恵まれましたが、関西からの移動中、関ケ原付近は雪景色でした。岐阜で雨、名古屋で曇り、豊橋で晴れと車窓からの風景も大きく変化しました。師走に入り日本列島が一気に寒くなった感がありますが、それでも静岡にはまだ暖かさがありました。新幹線の改札口で集合し、まずは駅に隣接する葵タワーにて腹ごしらえです。とても眺望のいいレストランで、静岡の観光資源の多さを実感しながらのランチとなりました。
エレベータを降りていきなりこの風景でしたので、皆さん声を上げました。駿河湾が眩しいです。
富士山方面です。残念ながら富士山の全貌は見れませんでしたが、伊豆半島や南アルプス、日本平、駿府城、駿河湾、安倍川・・・静岡の名所が手に取るようでした。浜松、藤枝、三島は仕事で、伊豆や熱海は観光で何度も訪れていますが、不思議と静岡との接点はありませんでした。学生時代に南アルプスから下山した先が静岡駅だったことくらいでしょうか。静岡市は清水市を併合し、現在は政令指定都市になっています。それでも浜松市より人口は少なく、若い人も東京へ出る傾向があるそうです。山が都市部に迫っている点では神戸も共通しますが、静岡の場合、平地に山が迫っている点が異なります。
お腹も満足した後、さっそくお宅へ向かいました。merryさんは2つの子供部屋を改装して、13畳のオーディオルームを構築されました。この部屋は奥様のヴァイオリンを練習部屋でもあるそうです。システムはB&Wとアキュフェーズの王道の組み合わせです。現在はSPが802D、アンプはプリがC-2820、パワーがA-46とA-70で、いわゆるバイアンプ接続です。4、5年ほど前、テレオンでのアキュフェーズのデモに参加したことがあります。SPは確か800か802で、アンプの接続方法を変えながらの試聴でした。その時以来、B&Wの上位SPはアンプ泣かせというイメージがあります。
SP後方のコーナー部に日東紡のコーナーアンクを配されています。しかも天井まであります。以前使われていた804Dでは横壁の鳴きは出なかったのですが、802Dにしてから顕在化したそうです。その対策として1次反射ポイントにアコリバの音響調整材を配置しています。
上流の機器群です。SACD/CDプレイヤーもやはりアキュフェーズのDP-720をお使いです。ラックの中の個々の機器にもオーディオボードを充てています。電源ケーブルを含めアクセサリー類は、ヴァイオリンを弾かれる奥様の意見も取り入れながら取捨を判断されているとのことです。オーディオへのご理解のある奥様で、いいですね。
ブレーカーを家庭用とオーディオ用に分けていますが、電源ノイズはそれでも残るようです。アキュフェーズのクリーン電源PS-1220のメーターがほとんど振り切っています。普通の家庭ではこの半分くらいだそうですが、メーターを見てしまうとクリーン電源は外し難いです。基本、クリーン電源から各機器へ電源を供給していますが、A-70だけは音が細くなることを避けて壁から直接電源を取っています。
様々なジャンルの音楽を聴かせていただきましたが、やはりヴァイオリンの艶、伸びやかさは素晴らしかったです。この日はSACDを多くかけていただきました。現在入手困難で、高額な盤もあるようです。
こちらのワルツフォーデヴィもSACD盤です。スコット・ラファロのベースが実に弾みます。802Dを御している表れでしょうね。
松田聖子のSACD盤です。私は『シルエット』が出るまでは触手が動きませんが(果たして出るのかどうかも疑問ですが)、merryさんは既に2枚購入されていました。矢切亭主人さんは確か一通り?集めたとか。一聴して音の作りが細やかなことが判ります。これは拙宅のCD選書とは大違いです。
モニター系のSPというと、音源に忠実、逆に個性控えめと捉えがちですが、聴かせていただいた音には、十分merryさんの拘りを感じることができました。特に奥様と積み上げたヴァイオリンの響き、しっかり制動された802Dの低音が印象に残りました。モニターSPはある意味、使いこなしをそのまま鏡に映すようなところがあります。ダイヤモンドツィーターの軸は両耳に向いていますが、音源によってはしっかりSPの外側から聴こえてきました。ルームチューニングの成果ですね。一貫してメーカーを変えず、グレードアップを重ねるmerryさんの、次の行き先に注目したいと思います。
さすがの静岡も陽が沈むと一気に冷え始めました。最後は、merryさんお薦めの清水の居酒屋にて感想戦です。駿河湾の海の幸をたっぷり堪能しました。どのお皿も素晴らしかったですが、とりわけ桜海老と黒はんぺんには感激しました(写真は矢切亭主人さんです)。桜海老は春のイメージがありましたが、秋もいい季節だそうです。実に香しい桜海老でした。例によって脱線話を交えながら、オーディオから音楽の話で時間が過ぎました。前日、兵庫で焼酎をかなり飲んだせいか、この日は少々控えめに飲みました。おいしい日本酒にいい気分になり、その気分のまま帰りの新幹線にて一寝入りしました。
静岡、音野次の会の皆さんには、師走の寒さを忘れさせる暖かいもてなしをいただきました。ありがとうございました。再び、東京、横浜で交流できる機会を楽しみにしています。
エレベータを降りていきなりこの風景でしたので、皆さん声を上げました。駿河湾が眩しいです。
富士山方面です。残念ながら富士山の全貌は見れませんでしたが、伊豆半島や南アルプス、日本平、駿府城、駿河湾、安倍川・・・静岡の名所が手に取るようでした。浜松、藤枝、三島は仕事で、伊豆や熱海は観光で何度も訪れていますが、不思議と静岡との接点はありませんでした。学生時代に南アルプスから下山した先が静岡駅だったことくらいでしょうか。静岡市は清水市を併合し、現在は政令指定都市になっています。それでも浜松市より人口は少なく、若い人も東京へ出る傾向があるそうです。山が都市部に迫っている点では神戸も共通しますが、静岡の場合、平地に山が迫っている点が異なります。
お腹も満足した後、さっそくお宅へ向かいました。merryさんは2つの子供部屋を改装して、13畳のオーディオルームを構築されました。この部屋は奥様のヴァイオリンを練習部屋でもあるそうです。システムはB&Wとアキュフェーズの王道の組み合わせです。現在はSPが802D、アンプはプリがC-2820、パワーがA-46とA-70で、いわゆるバイアンプ接続です。4、5年ほど前、テレオンでのアキュフェーズのデモに参加したことがあります。SPは確か800か802で、アンプの接続方法を変えながらの試聴でした。その時以来、B&Wの上位SPはアンプ泣かせというイメージがあります。
SP後方のコーナー部に日東紡のコーナーアンクを配されています。しかも天井まであります。以前使われていた804Dでは横壁の鳴きは出なかったのですが、802Dにしてから顕在化したそうです。その対策として1次反射ポイントにアコリバの音響調整材を配置しています。
上流の機器群です。SACD/CDプレイヤーもやはりアキュフェーズのDP-720をお使いです。ラックの中の個々の機器にもオーディオボードを充てています。電源ケーブルを含めアクセサリー類は、ヴァイオリンを弾かれる奥様の意見も取り入れながら取捨を判断されているとのことです。オーディオへのご理解のある奥様で、いいですね。
ブレーカーを家庭用とオーディオ用に分けていますが、電源ノイズはそれでも残るようです。アキュフェーズのクリーン電源PS-1220のメーターがほとんど振り切っています。普通の家庭ではこの半分くらいだそうですが、メーターを見てしまうとクリーン電源は外し難いです。基本、クリーン電源から各機器へ電源を供給していますが、A-70だけは音が細くなることを避けて壁から直接電源を取っています。
様々なジャンルの音楽を聴かせていただきましたが、やはりヴァイオリンの艶、伸びやかさは素晴らしかったです。この日はSACDを多くかけていただきました。現在入手困難で、高額な盤もあるようです。
こちらのワルツフォーデヴィもSACD盤です。スコット・ラファロのベースが実に弾みます。802Dを御している表れでしょうね。
松田聖子のSACD盤です。私は『シルエット』が出るまでは触手が動きませんが(果たして出るのかどうかも疑問ですが)、merryさんは既に2枚購入されていました。矢切亭主人さんは確か一通り?集めたとか。一聴して音の作りが細やかなことが判ります。これは拙宅のCD選書とは大違いです。
モニター系のSPというと、音源に忠実、逆に個性控えめと捉えがちですが、聴かせていただいた音には、十分merryさんの拘りを感じることができました。特に奥様と積み上げたヴァイオリンの響き、しっかり制動された802Dの低音が印象に残りました。モニターSPはある意味、使いこなしをそのまま鏡に映すようなところがあります。ダイヤモンドツィーターの軸は両耳に向いていますが、音源によってはしっかりSPの外側から聴こえてきました。ルームチューニングの成果ですね。一貫してメーカーを変えず、グレードアップを重ねるmerryさんの、次の行き先に注目したいと思います。
さすがの静岡も陽が沈むと一気に冷え始めました。最後は、merryさんお薦めの清水の居酒屋にて感想戦です。駿河湾の海の幸をたっぷり堪能しました。どのお皿も素晴らしかったですが、とりわけ桜海老と黒はんぺんには感激しました(写真は矢切亭主人さんです)。桜海老は春のイメージがありましたが、秋もいい季節だそうです。実に香しい桜海老でした。例によって脱線話を交えながら、オーディオから音楽の話で時間が過ぎました。前日、兵庫で焼酎をかなり飲んだせいか、この日は少々控えめに飲みました。おいしい日本酒にいい気分になり、その気分のまま帰りの新幹線にて一寝入りしました。
静岡、音野次の会の皆さんには、師走の寒さを忘れさせる暖かいもてなしをいただきました。ありがとうございました。再び、東京、横浜で交流できる機会を楽しみにしています。