珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

アナログ時代の石川さゆり他

2015-04-02 22:01:42 | オーディオ
開設以来、ブログはGooにお世話になっています。Gooブログにはユーザー間で読者登録ができる仕組みがあります。私も最近になって、関心のあるブログへの登録を始めました。大変有難いことに拙ブログを登録していただくケースもあります。読者登録では、あまりオーディオに拘らずに、音楽をキーワードに緩いネットワークができれば十分と考えています。今回は"南飛騨からこんにちは"のo.kumazakiさんから送っていただいた音源を紹介します。お住まいの下呂は訪れたことはないのですが、年齢、地域を超えて輪が広がるのはネットの恩恵です。

こちらがその音源です。CDのケースに入っていますが、これは市販されているCDではありません。全てo.kumazakiさんがお持ちのアナログ盤をデジタル化した音源です。アナログ盤のジャケットを写真に撮り、サイズを合わせてカラー印刷されたようです。見事なクオリティです。左上は、70年代後半、演歌路線に切り替えて間もない頃の石川さゆりの作品です。どうですか、この初々しさ。これはジャケ買いしたくなります。こうしてモノを手にすると、ネットがヴァーチャルな空間であっても、その先にはリアルな音楽ファン/オーディファンがいることを実感します。


音源についてフォローしておきます。
・影を慕いて/石川さゆり
・EVERGREEN HIBARI/美空ひばり
・After You've Gone/Teddy Wilson&北村英治
・FOR DUKE/Bill Berry
いずれもCD盤がありますが、左下のTeddy Wilson&北村英治を除くと新盤の入手は難しいようです。中古盤は立派な値段が付いていますので、オーディオファンからの一定の評価を受けているものと思われます。

盤のコンディションがよく、大切にレコードを扱われていることが分かりました。アナログ再生ですから時折ノイズは入りますし、外周/内周の差も気にならなくはないですが、それでも元の音源の素晴らしさが伝わってきます。石川さゆりは既に「津軽海峡・冬景色」でブレイクしいた時期で、演歌の王道の入り口にいます。十分に王道を歩いて、大御所中の大御所の美空ひばりの貫禄とのコントラストを楽しませていただきました。「影を慕いて」のイントロ(ギター)や「真っ赤な太陽」のストリングスを聴いて、演奏の良さや音づくりの丁寧さを感じた次第です。

当初は演歌2枚という話でしたが、併せてお薦めJazz2枚も送っていただきました。『After You've Gone』は菅野沖彦さんの録音です。北村英治のクラリネット、実に瑞々しいです。デューク・エリントンへのトリビュートアルバムはまだ聴きこめていませんが、演奏者の中にスコット・ハミルトンの名前があります。こちらも楽しみな一枚です。

中古CDは1万円超えもありましたので、ここはアナログの中古盤をじっくり探すこととしました。『影を慕いて』のCD盤は後年になっての発売で、ジャケットが異なります。やはりアナログ盤の一択しかありません。というわけで先日、ダイヤモンド富士を見た帰りに探したのですが、予想通り?見つけることは叶いませんでした。代わりに入手したのが、76年の『石川さゆりのすべて』(2枚組)です。まだ演歌路線前夜の作品です。・・・のすべてとありますが、「津軽海峡・冬景色」はありません。それでも好きな「知床旅情」がカバーされていて、はい、レジ直行でした。


中にはピンナップもありました。これもアナログの嬉しさです。


o.kumazakiさん、素晴らしい音源ありがとうございました。『After You've Gone』はCDで、残りの3枚は時間をかけてアナログ盤との遭遇を目指すこととします。それまではこちらのデジタル音源で楽しませていただきます。
コメント (3)
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