珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

サウンド交流in九州、せんべいさん、はやぶささん、amabukidさん訪問

2015-04-16 06:34:28 | オフ会
九州滞在の最終日の5日、Philewebつながりで、せんべいさん、はやぶささん、amabukidさんのお宅を訪問してきました。はやぶささんには1月の関東新年会にて電話で話して以降、準備段階からお世話になりました。1日間で3邸訪問+飲み会で進行も大変だったかと思います。おかげさまで充実した1日となりました。途中からお若い理論派、てつ@福岡さんも合流、30代前半から50代後半までワイドレンジなメンバーとなりました。年齢、職業が違うのは勿論ですが、初めて会った方でもフランクに話せるのは、趣味のみを介しての集まりだからですね。

こちらは前日土曜日の西鉄柳川駅です。リニューアルされる前の姿を知らないのですが、随分と変わったそうです。はやぶさんさんとは10時に待ち合わせです。当初は午前中にはやぶささん、午後にamabukidさん訪問の予定だったのですが、せんべいさんからのお誘いが入り、まずは八女方面へ向かうこととなりました。途中、九州新幹線の筑後船小屋駅の突然の出現に驚きました。


後ろのスケジュールの関係で、せんべい邸は30分ほどの滞在となりましたが、個性的な音を聴かせていただきました。ステレオ再生ですが両SPを接近させ中央付近に配置しています。当日逆オルソン式というキーワードは出ませんでしたが、類似の方式かと思われます。指向性の強い高域側のユニットをリスナーへ向けている点が工夫でしょうか?位相情報のクロストークを極力抑えるセッティングと理解しています。せんべいさん曰く、両耳強度差より両耳時間差を重視した再生とのこと。スタジオ録音のような位相情報がない音源は、どう聴こえるのか、興味が尽きません。※後日せんべいさんとメッセージのやりとりがありました。ルーツは長岡さんのMXスピーカーだそうです。


最上流はアキュフェーズのSCAD/CDプレイヤーDP-550、プリアンプC-2420です。


SONYのパワーアンプの名機TA-N1です。床のあちこちにランダムに配置された金属プレートは、鳴きを抑えるためだそうです。


サブウーファーを追加し、さらに完成度が高まったそうです。長年せんべいさんと付き合いのあるはやぶささんも、同じ印象を持ったようです。


真ん中に置かれたSPと広大な音場のギャップにまず驚きました。時間も限られていたのでせんべいさんのお勧めの音源を聴かせていただきました。ギターデュオ、ロドリーゴ・イ・ガブリエーラのライブと、教会で録音されたパイプオルガンによる「トッカータとフーガ」です。それぞれライブハウスや教会にワープする感覚がありました。ヴォーカルものはSPよりずっと奥の後ろ壁辺りに定位します。私が好む、音場表現ですね。サブウーファーの効果だと思いますが、低音の下支えも見事でした。せんべいさん、急遽のお招きありがとうございました。

続いて久留米方面の、はやぶさ邸へ移動です。ここからは、てつ@福岡さんが合流しました。

はやぶさんさんは長年ATCのスピーカーを愛用されていて、メインシステムはフロアスタンディング型のSCM-100TSLです。オフ会でATCを聴くのはじょんびさん訪問以来でしょうか。導入以降、SPの配置が左右逆だったため、このオフ会前に入れ替えたそうです。ユニットがより内側に来て、音の密度は上がった模様です。鳴らしにくいと言われるATCを、ご自身の好みの音で聴くためにはやぶささんが選んだアンプがセパレート式のビオラです。お部屋は7、8畳でしょうか。拙宅同様に長辺配置のニアフィールドリスニングです。


ビオラのパワーアンプBLAVOです。モノラル×2ではなく、片方は電源80kg以上です。ここまで弩級のアンプはなかなかお目にかかかれません。


送り出しはリンデマンのSACD/CDプレイヤー822です。中央がビオラのプリアンプCADENZA、左はゴールドムンドのDAC、21Dです。この日はほとんど822単体での再生となりました。


サブシステムもニアフィールドリスニングでATCのSPを使っている点は共通です。SACD/CDプレイヤーはプレイバックデザインのMPS-3です。メインよりもすっきりした音に感じました。


手強いATCのSPをドライブ力あるアンプで鳴らすと、こんな風な音になるんだと頷きながら聴かせていただきました。まさしく濃い音で、油絵を連想しました。ただしタッチが粗いということはなく、822の情報量、解像度はそのまま音に現れています。お部屋に対してSPサイズが大きいので音場の広がりよりは、音の密度感が優先します。音場は正面の棚の辺りに面として形成されます。前述のギターデュオのライブは、直前の席でかぶりつく感じで、せんべい邸とは好対照です。正面の棚への思い入れが強く、オーディオ部屋からは外せない!そうです。愚問、失礼しました。

お昼は、はやぶささん宅で出前をいただきました。地域の名物、うなぎのせいろ蒸しです。残念ながら写真を撮り忘れてしまいましたが、とても美味しかったです。続いて筑後川を越えて佐賀県に入り、この日最後の訪問先amabukid邸を目指します。


amabukidさんのシステムです。LINNにAVALONというハイエンドの組み合わせです。まだ家を建てられて間がなく、オーディオ部屋も慣らし段階とのことでした。新しい部屋に移ってから定在波には苦労されたようです。LINNの新しい対処法もトライ中でした。AVALONはオーディオショウで聴いたことはありますが、訪問先で聴くのは初めてです。8~10畳程のお部屋に、AVALON OPUSは若干の内振りでセッティングされていました。季節的にお仕事が一段落されたamabukidさん、終始穏やかな表情でホスト役を務められていました。


家に上がる前に電源の説明がありました。配管が2本ありますね。オーディオ用の電源を確保されているとのこと。


LINNはトップエンドのKLIMAXシリーズです。こちらはネットワークプレイヤーDS/KにプリアンプKONTROLです。この他にアナログプレイヤーLP12をお使いです。


パワーアンプはSOLO×2です。


整えられた、丁寧な音ですね。聴き疲れしない、長く音楽に浸れそうな音でした。ジャンルを超えて、その印象は変わらなかったのでLINNの音づくりなのでしょう。AVALONの先入観から広大な音場をイメージしてましたが、比較的にコンパクトにまとめられていました。私同様、amabukidさんも雑食派でした。iPadを気軽に操作しての選曲三昧でしたが、女性ヴォーカルを選びがちだったかも知れません。Sissel(多分)の「Here, There And Everywhere」良かったです。追い込むのはこれからと言われるamabukidさん、システムが部屋に馴染むのが楽しみですね。

サウンド交流を終えて、最後は久留米駅に移動、せんべいさん、はやぶささん、amabukidさん、私の4名で感想戦となりました。次の日まで滞在すれば、九州のおいしい幸をつつきながらとなったのでしょうが、翌日から仕事です。オーディオ話を中心に盛り上がった後、一足先に帰路につきました。久留米駅に入るさくら号です。九州新幹線に乗るのは初めてです。車中から、この3日間でお世話になった方々にメールをしました。すると早速、はやぶささんから、2次会に行ったとのレスです。皆さん、上京の際は、是非、横浜にも足を運んで下さい。ありがとうございました。
コメント (2)
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