珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

春の音会in岡山、スイートサウンドさんを訪ねて

2016-05-03 10:04:51 | オフ会
スイートサウンドさんのお宅を訪問するのは、これで3度目となります。これまで2014年の5月2016年の6月に訪問させていただきました。玄関を入ってすぐの引き戸を開けると、開放感溢れるリビングルームがお出迎えです。その天井高の部分がオーディオスペースに当てられています。2Fにもサブシステムがありますが、今回は時間の都合で1Fのみでの鑑賞となりました。このところのスイートサウンドさんのブログを拝見していると、かなり1Fに力を入れて、手応えを感じている様子。訪問が楽しみでした。嘗てはCremona auditorがあった1Fも、全て自作のSPに置き換わりました。


前回訪問時からの1Fシステムの変化点の第一は、スキャンスピークのユニットを使ったウーハー2発です。これにより3WAY化されました。従来は異なるメーカーのサブウーハーを2つ非対称に使われていました。ウーハーユニットはベタ置きでは拙く、キャスターで受けることが功を奏しました。訪問後、別のキャスターに変えたところ更に改善したそうです。SPのメカニカルなアイソレーションの効果かと思います。1Fについてはネットワークプレイヤーの上流も梃入れされていました。拙宅でも使用中のPLANEXのHUBを導入されていました。NASやHUBのアナログ電源化も自作で対処されています。


上流機器です。パイオニアのネットワークプレイヤーN-30をトランスポートとして使われています。DAC部分を使わないのであれば上位機種N-50まで行かなくて十分とのことでした。N-30のデジタルアウトをAIT LABOのDACで受けます。以下プリアンプ、パワーアンプいずれもAIT LABOで統一されています。


(私の理解が合っているか疑問なところもありますが、)チャンネルデバイダで3WAYの各ユニットの分担範囲を決め、SPへ信号を送ります。この設定でも音が変わるのは容易に想像できますが、多様な音源に対してベストを追求するのには完成品のSPを作っているような労力がかかりそうです。勿論、それはSP自作派ならではの愉しみでもあります。


春の音会のお品書きです。スイートサウンドさん宅では、毎度プレイリストが印刷されて配られます。レストランのメニューのような感覚で、もてなされ感満載です。進行は基本、スイートサウンドさんですが、リスナーからもリクエストを投げかけやすいですね。後で、音源を買う際の参考にもなります。見倣いたいところですが、なかなかできません・・・。


途中、奥様の手作りのお菓子とコーヒーが出てきて、名曲喫茶やジャズ喫茶に早変わりです。ジャズ喫茶といっても暗くてスモーキーな方とは真逆です。EDさんと隣同士で食と音楽を堪能させていただきました。我々は耳と舌に専念でしたが、スイートサウンドさんの効率的な進行により、予定の曲を概ね聴かせていただきました。


終了間際にアナログ再生も混ぜていただきました。ご自身のブログでも書かれていますが、アナログの聴き方に大きな前進があったようです。音のキメ細かさが表現できるようになったそうです。ダストカバーを外した方がいい、とはよく言われますが、その効果を実感されていました。システムの完成度が上がったので、そのような変化を捉え易くなったのではないかと思います。。


アナログはやっぱりヴァイオリンや女性ヴォーカルでまったりと。CDではありますがペギーリー、後日、横浜に戻って早速入手いたしました。


短い時間でしたが、また一段、階段を上がられたスイートサウンドを楽しませていただきました。背後の格子戸辺りにヴォーカルがポッと浮かぶ様子は健在で、ヴォーカルの定位感には毎回、感心しています。以前の音会よりクラシックの割合が増えましたね。弦の表現も素晴らしかったです。ネットワーク上流での対策も効いているようで、音源の情報の細部がしっかり表現されている印象です。訪問の度にシステムには手が入っていますが、これはスイートサウンドさんの向上心の表れです。ご自身では癒し系サウンドと言われていますが、鳴らせる音源はその範疇を超えていると思います。

音会の締めは岡山駅に移動して感想戦です。当初予定していた蕎麦屋さんは土日は居酒屋モードとならず、急遽駅前の「さくら」に変更です。瀬戸内の海の幸をビールや岡山の日本酒「竹林」と共にいただきました。ちなみに写真の手前は、岡山を感じさせる「焼きままかり」です。オーディオ経歴、他の趣味、岡山と尾道、歌謡曲・・・と、話題が途切れませんでした。EDさんの別の趣味がメバル釣りであることを教えていただきました。旬は春だそうですが、11月頃もイけると伺いましたので、改めて参戦したいと思います。


EDさんもスイートサウンドさんも、私とは十までは離れていませんが、ご先輩です。岡山のお二人限らず、このところ、50代後半のオーディオファンの方々との交流が増えています。皆さん個性的で、その個性がオーディオの取り組みや出音に表れています。私はまだ日常の中の非日常としてオーディオを捉える立場ですが、そう遠くない将来、同じような状況を迎えると思います。交流を通じて、少しは予習をしている感じですかね。ともあれ、皆様、充実の企画、春の音会in岡山をありがとうございました。翌日は鷲羽山から瀬戸内海の眺めを楽しみました。次回アップします。
コメント (2)
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