7月の最終週、大学からの山仲間と鉢伏山、鉢盛山へ登ってきました。向かったのは松本の手前、諏訪湖の先の塩尻です。塩尻を挟んで東側に鉢伏山、西側に鉢盛山が位置します。いずれも日本三百名山に入っています。7月30日に高尾駅で集合後、中央高速を北上しました。諏訪湖のSAで昼食を取り、まず鉢伏山に向かいました。麓の温泉宿に一泊して翌日、木曽方面にある鉢盛山を目指しました。北アルプスの大展望は叶いませんでしたが、夏山らしく、青空と入道雲のコントラストが眩しかったです。この時期、関東近郊の山にはとても登る気がしませんが、信州であれば事情が変わります。
登山と言っても鉢伏山の場合、頂上の直下に駐車上があります。散策気分で登ることができます。
鉢伏山自体は八ヶ岳中信高原国定公園の中に含まれます。
駐車場から数分歩いたところで、遠方に美ヶ原が見えてきました。美ヶ原はアルプスの展望台として知られていますが、まだ私は行ったことがありません。
鉢伏山の平たい頂上です。標高1929mです。
山頂付近で鹿に遭遇しました。こちらに気づくと咄嗟に逃げましたが、シャッターチャンスを与えてくれました。バックに塩尻市街が見えます。
浅間山遠望です。塩尻がちょうど長野県の中心にあるので、鉢伏山からは信州や甲斐の名山を眺めることができます。
いかにも夏山といった風情です。この後、宿に戻ってから夕立となりましたが、それも夏らしいですね。
この日の宿は、日本秘湯を守る会にも入っている「薬師平茜宿」でした。信州の牛肉他、郷土料理をすっきりとした冷酒と共に満喫しました。
夕飯後、部屋に戻る途中、塩尻の夜景が見えてきました。雨が上がった後の夜景は、特に綺麗だと教えていただきました。よく見ると空もまだうっすらと明るいです。
翌日は鉢盛山です。以前からの登山ルートが土砂くずれで使えず、新規ルートが開拓されていました。ただし、登山口付近の駐車場のスペースが狭く、入場が制限されています。事前に役場に連絡し、林道のゲートを開ける鍵を入手する必要がありました。
新ルートは急な登りが続きましたが、その分、稜線に出るのも早く、頂上へもあっさり着いてしまいました。標高2446m、700mアップの道のりでした。
頂上の少し先に、展望の効くスペースがありました。すぐお隣の乗鞍岳のピークが見えます。2年前に噴火のあった御岳は、その裾野だけが見えていました。
方向と山容からして、北アルプスの常念岳と思われます。大学1年当時、初めて登った北アルプスの山です。展望を楽しみながら軽い昼を取り、下山することにしました。
下山中、雲がさらに減り、夏山らしさが出てきました。遠方に見えるのは中央アルプスの木曽駒ヶ岳です。同行の友人は、この夏、中央アルプスや南アルプスも計画しているようです。
こちらは塩尻方面です。素朴な光景ではありますが、これに草いきれと夏風が加わります。日常をリセットするには十分です。
今回訪れた山々は地味な存在ですが、晩秋や残雪期にはまた違った風情を楽しめるに違いありません。下山後、波田方面へ移動し温泉で汗を流して帰途につきました。波田はスイカの産地のようで、道路脇に直売所が点在していました。予想通り、戻りの中央高速は大渋滞となりましたが、信州の夏山を楽しんだ代償として受け入れました。一足先の夏休み気分、となりました。
登山と言っても鉢伏山の場合、頂上の直下に駐車上があります。散策気分で登ることができます。
鉢伏山自体は八ヶ岳中信高原国定公園の中に含まれます。
駐車場から数分歩いたところで、遠方に美ヶ原が見えてきました。美ヶ原はアルプスの展望台として知られていますが、まだ私は行ったことがありません。
鉢伏山の平たい頂上です。標高1929mです。
山頂付近で鹿に遭遇しました。こちらに気づくと咄嗟に逃げましたが、シャッターチャンスを与えてくれました。バックに塩尻市街が見えます。
浅間山遠望です。塩尻がちょうど長野県の中心にあるので、鉢伏山からは信州や甲斐の名山を眺めることができます。
いかにも夏山といった風情です。この後、宿に戻ってから夕立となりましたが、それも夏らしいですね。
この日の宿は、日本秘湯を守る会にも入っている「薬師平茜宿」でした。信州の牛肉他、郷土料理をすっきりとした冷酒と共に満喫しました。
夕飯後、部屋に戻る途中、塩尻の夜景が見えてきました。雨が上がった後の夜景は、特に綺麗だと教えていただきました。よく見ると空もまだうっすらと明るいです。
翌日は鉢盛山です。以前からの登山ルートが土砂くずれで使えず、新規ルートが開拓されていました。ただし、登山口付近の駐車場のスペースが狭く、入場が制限されています。事前に役場に連絡し、林道のゲートを開ける鍵を入手する必要がありました。
新ルートは急な登りが続きましたが、その分、稜線に出るのも早く、頂上へもあっさり着いてしまいました。標高2446m、700mアップの道のりでした。
頂上の少し先に、展望の効くスペースがありました。すぐお隣の乗鞍岳のピークが見えます。2年前に噴火のあった御岳は、その裾野だけが見えていました。
方向と山容からして、北アルプスの常念岳と思われます。大学1年当時、初めて登った北アルプスの山です。展望を楽しみながら軽い昼を取り、下山することにしました。
下山中、雲がさらに減り、夏山らしさが出てきました。遠方に見えるのは中央アルプスの木曽駒ヶ岳です。同行の友人は、この夏、中央アルプスや南アルプスも計画しているようです。
こちらは塩尻方面です。素朴な光景ではありますが、これに草いきれと夏風が加わります。日常をリセットするには十分です。
今回訪れた山々は地味な存在ですが、晩秋や残雪期にはまた違った風情を楽しめるに違いありません。下山後、波田方面へ移動し温泉で汗を流して帰途につきました。波田はスイカの産地のようで、道路脇に直売所が点在していました。予想通り、戻りの中央高速は大渋滞となりましたが、信州の夏山を楽しんだ代償として受け入れました。一足先の夏休み気分、となりました。