9月に入り、横浜方面は猛暑から残暑に変わった感があります。いつの間にか蝉の声も大人しくなりました。少し間が空きましたが、8月の最終土曜日の25日、ハンコックさんをのお宅でサウンド交流をさせていただきました。昨年9月以来、約1年ぶりの訪問です。ご一緒はBOさんです。この時はまだ猛暑でしたが、気温に負けない熱いサウンドを聴かせていただきました。ハンコックさん、BOさんともにジャズへの造詣が深く、私は教えていただくことが多かったです。個人的にも、これで秋のオーディオシーズンの開幕です。
最寄り駅から歩いて5分ほどのお宅に着くと、ウォーミングアップのバロック音楽が心地よく響いています。早くもハンコックさんの意気込み、気配のようなものが、オーディオルームに入る前から感じられました。ハンコックさんのシステム、前回からいくつか変化点があります、大きなところでは、OさんのDAC(チップはES9018)導入、そしてレビンソンのパワーアンプNo.23.5L復活です。ラズパイ、レビンソンのプリML-1、そしてメインSPのウィルソンWATT3/Puppy2は健在でした。ハンコックさんも、直近のサウンドは気に入られているようです。
上流の機器です。オラクルのプレイヤー、フェーズメーションのカートリッジ、ES9018搭載のDACを使っているという点で、実は、ハンコックさんと私は共通しています。昨年はラズパイのデジタルアウトをSD05へ直結していましたが、今回はOさんのDAC→ML-1の流れです。
導入して6年になる、レビンソンNo.23.5Lです。修理を2度行ったとハンコックさんのブログに記されています。愛着をお持ちなのでしょうね。オーディオはサウンドが勿論大事ですが、気に入った機器と対峙して得られる高揚感、あるいはリラックス感も大事にしたいところです。
WATT3/Puppy2の内振り配置は今年も同じでした。GRFさんによるトントン(キック?)もあった模様で、その効果も大きかったやに聞いています。ウィルソン+ニアフィールド+内振りと言うと、fukuさんのサウンドを思い出します。この組み合わせ、私にとってもツボかも知れません。
前半はデジタル、後半アナログの流れでジャズを中心にたっぷり聴かせていただきました。POPS,クラシックは冒頭のみでほぼジャズでした。挨拶代わりのSmooth Aceの合唱、浮遊感が心地よかったです(後日、ポチりました)。
ステーシー・ケントはハンコックさんのお気に入りヴォーカリストです。昨年の拙宅開催でも持ち込んでいただきました。チェット・ベイカーは『Chet Baker Sings』からヴォーカルを抜いた盤があったのですね。知りませんでした。
アナログは全てジャズでした。それもオリジナル盤が中心で、私とは気合の入り方が違いますね。ハードバップの、それもメジャー級を中心とした選曲にも感謝です。「I'll close my eyes」「You're my everything」と、お馴染みの曲でトランペットに浸りました。
名盤オンパレード続きます。続いてはピアノです。ハンコックさんはレビンソンが奏でるピアノの音が気にっているようです。オリジナル盤で聴くウィントン;・ケリーいいですねぇ。拙宅でも時々聴いている「Keep It Moving」は、臨場感に溢れていました。
カーティス・フラーの『Blues-ette』に、マイルス・デイビスの『Someday My Prince Will Come』。マイルスはしばらく購入が途絶えてましたが、久々に買うならこれにしようと思いました。ミュートの効いたトランペットは、秋の夜長に合いそうです。
ヴォーカルは耳タコの名盤『Ella & Louis』から。アナログのオリジナル盤は滅多に聴けません。エラのふくよかな声も去ることながら、サッチモの名人芸のようなヴォーカルが印象に残りました。渋い!です。
約1年ぶりのハンコックさんのサウンド、前回より低音の支えがしっかりした印象です。量感と解像度共に進化したように感じました。これはOさんのDAC導入、加えて、レビンソンの復活に依るものと思います。低音の向上はそのまま、音楽の楽しさにつながります。ほぼジャズのプログラムでしたが終始、音楽を楽しませていただきました。クラシックの再生について、ハンコックさんは謙遜されていましたが、持ち込んだピリス演奏のパルティータ(バッハ)では、何とも言えない音の柔らかさ、余韻が広がりました。ずっと聴いていたくなる音でした。
真夏の交流ながら、再生中は冷房を切って、音重視の会となりました。ただし暑さは気になりませんでした。それだけ音楽に入っていたんだと思います。デジタル、アナログはそれぞれの良さがありましたが、意外に拮抗していると思いました。OさんのDACの効果でしょうか。最後は、駅近くの居酒屋に場を移して感想戦でした。約1年ぶりの感想、皆さんのオーディオや交友の近況などを肴に談議を続けました。BOさんも新しいSPを導入されましたね。拙宅のプリHP300 SEはまだまだ試運転といったところです。頃合いを見て、あらためて交流をお願いいたします。
ハンコックさん、BOさん、暑くて熱い、夏の午後をありがとうございました。
最寄り駅から歩いて5分ほどのお宅に着くと、ウォーミングアップのバロック音楽が心地よく響いています。早くもハンコックさんの意気込み、気配のようなものが、オーディオルームに入る前から感じられました。ハンコックさんのシステム、前回からいくつか変化点があります、大きなところでは、OさんのDAC(チップはES9018)導入、そしてレビンソンのパワーアンプNo.23.5L復活です。ラズパイ、レビンソンのプリML-1、そしてメインSPのウィルソンWATT3/Puppy2は健在でした。ハンコックさんも、直近のサウンドは気に入られているようです。
上流の機器です。オラクルのプレイヤー、フェーズメーションのカートリッジ、ES9018搭載のDACを使っているという点で、実は、ハンコックさんと私は共通しています。昨年はラズパイのデジタルアウトをSD05へ直結していましたが、今回はOさんのDAC→ML-1の流れです。
導入して6年になる、レビンソンNo.23.5Lです。修理を2度行ったとハンコックさんのブログに記されています。愛着をお持ちなのでしょうね。オーディオはサウンドが勿論大事ですが、気に入った機器と対峙して得られる高揚感、あるいはリラックス感も大事にしたいところです。
WATT3/Puppy2の内振り配置は今年も同じでした。GRFさんによるトントン(キック?)もあった模様で、その効果も大きかったやに聞いています。ウィルソン+ニアフィールド+内振りと言うと、fukuさんのサウンドを思い出します。この組み合わせ、私にとってもツボかも知れません。
前半はデジタル、後半アナログの流れでジャズを中心にたっぷり聴かせていただきました。POPS,クラシックは冒頭のみでほぼジャズでした。挨拶代わりのSmooth Aceの合唱、浮遊感が心地よかったです(後日、ポチりました)。
ステーシー・ケントはハンコックさんのお気に入りヴォーカリストです。昨年の拙宅開催でも持ち込んでいただきました。チェット・ベイカーは『Chet Baker Sings』からヴォーカルを抜いた盤があったのですね。知りませんでした。
アナログは全てジャズでした。それもオリジナル盤が中心で、私とは気合の入り方が違いますね。ハードバップの、それもメジャー級を中心とした選曲にも感謝です。「I'll close my eyes」「You're my everything」と、お馴染みの曲でトランペットに浸りました。
名盤オンパレード続きます。続いてはピアノです。ハンコックさんはレビンソンが奏でるピアノの音が気にっているようです。オリジナル盤で聴くウィントン;・ケリーいいですねぇ。拙宅でも時々聴いている「Keep It Moving」は、臨場感に溢れていました。
カーティス・フラーの『Blues-ette』に、マイルス・デイビスの『Someday My Prince Will Come』。マイルスはしばらく購入が途絶えてましたが、久々に買うならこれにしようと思いました。ミュートの効いたトランペットは、秋の夜長に合いそうです。
ヴォーカルは耳タコの名盤『Ella & Louis』から。アナログのオリジナル盤は滅多に聴けません。エラのふくよかな声も去ることながら、サッチモの名人芸のようなヴォーカルが印象に残りました。渋い!です。
約1年ぶりのハンコックさんのサウンド、前回より低音の支えがしっかりした印象です。量感と解像度共に進化したように感じました。これはOさんのDAC導入、加えて、レビンソンの復活に依るものと思います。低音の向上はそのまま、音楽の楽しさにつながります。ほぼジャズのプログラムでしたが終始、音楽を楽しませていただきました。クラシックの再生について、ハンコックさんは謙遜されていましたが、持ち込んだピリス演奏のパルティータ(バッハ)では、何とも言えない音の柔らかさ、余韻が広がりました。ずっと聴いていたくなる音でした。
真夏の交流ながら、再生中は冷房を切って、音重視の会となりました。ただし暑さは気になりませんでした。それだけ音楽に入っていたんだと思います。デジタル、アナログはそれぞれの良さがありましたが、意外に拮抗していると思いました。OさんのDACの効果でしょうか。最後は、駅近くの居酒屋に場を移して感想戦でした。約1年ぶりの感想、皆さんのオーディオや交友の近況などを肴に談議を続けました。BOさんも新しいSPを導入されましたね。拙宅のプリHP300 SEはまだまだ試運転といったところです。頃合いを見て、あらためて交流をお願いいたします。
ハンコックさん、BOさん、暑くて熱い、夏の午後をありがとうございました。