秋分の日の23日、1年半ぶりにGRFさんのお宅にお邪魔してきました。同じくご近所にお住いのパグ太郎さんのお宅もハシゴする企画だったのですが、パグ太郎さんのご都合が悪くなり、この日はユニコーンのある和室を独占する状況となりました。単独での訪問となると、凍てつく2013年の2月以来、5年半ぶりとなります。それ以降の訪問では、pat_mthny7205さん、BOさん、そねさんといった方々とご一緒させていただきました。今回は終始センターポジションで、GRFさん愛聴?の昭和歌謡をたっぷり聴くこととなった次第です。
少し早めに到着しましたが、そのまま近くのお蕎麦屋さんでお昼となりました。昼からビールも入り、いつになくリラックスモードです。GRFさんもこの日の路線は最初から決められていたようです。和室は前回訪問から内装を新しくされ、より清々しくなった印象です。1年半前は45度の交差配置でしたが、ユニコーンは定位置に横置きされていました。
機器の変化点はDACで、EMMのMA-1が導入されていました。上位機種と同じ部品を使用していると伺いました。上流のCDトランスポートの影響は受けにくいようで、今回は久々にSONYのMS-1が登場です。下流はいつも通り是枝さんのアンプです。
確認程度に所々でクラシック音源が挟まれましたが、ほぼカジュアル路線かつヴォーカル通しとなりました。まずはお決まりのダイアナ・クラールの「No Moon At All」から。挨拶代わりの1曲目から、いきなり、グイと来ました。この曲はオフ会でよくかかり、家でも聴くので耳タコですが、解像度が半端ありません。描写の細かさにと共に、相変わらずの低音の力感も健在でした。前回訪問の記事でも見通しの良さと音の濃さの両立を書きました。同じ部屋でGRFさんが鳴らされているわけですから、当たり前と言えばそれまでですが。
ダイアナ・クラールの新旧のアルバム、大御所トニー・ベネットとJazzのヴォーカルの王道を聴き、その後、ジャズ、クラシック、POPS系を交えながらの進行となりました。
クラシック音源を聴くと、静けさ、奥行き、音色といったオーディオ的要素が、より伝わってきます。機器のポテンシャルは勿論あるのでしょうが、SPユニットのねじの緩み等も最後に効いてくるといった話がありました。細部の詰めは毎度のことながら勉強になります。アバド&ヨーロッパ管絃楽団によるプロコフィエフの「ピーターと狼」は楽しい作品ですね。ナレーションはスティングです。坂東玉三郎バージョンもあるようですが、ここはスティングで行きたいところです。マーラーの3番の繰り返される低音部、しっかり聴いて来ました。
ベルリンフィルのコンサートライブを映像で楽しんだ後は、お待ちかね?の昭和歌謡オンパレードです。青江三奈は拙宅でアナログの締めとして伊勢佐木町ブルース」をかけることがありますが、ライブそれもラテンは新鮮でした。こちらが本業?と思わせるノリの良さです。意外な発見は、なかにし礼の作品集における、女優さんの歌の上手さでした。地の表現力が活きます。とりわけ大竹しのぶの「人形の家」、平淑恵の「別れの朝」が沁みました。名曲「スカイレストラン」は、私も本家のハイ・ファイ・セットに一票です。
まだまだ続きます。GRFさんと私では20年ほどのジェネレーションギャップがあります。時代が交わるのは70年代となります。私自身は比較的、上の世代の青春ソングにも通じていると自認していますが、テリトリーに限界もあります。美空ひばりは別格として、弘田三枝子、伊東ゆかりあたりが当方の上限です。逆にGRFさんにとっては山口百恵、松田聖子、中森明菜あたりが下限となるようです。従って双方の振れ幅いっぱいの音源を楽しんだんことになります。山口百恵のシングル集は、珍しいCD発売当初の音源で定価は6千円とありました。
陽が落ちてからは、冷酒が登場し、GRFさんの勢いが止まりません(笑)。流石に松尾和子となると私もテリトリー超えとなります。欧陽菲菲の「雨の御堂筋」は個人的にも好きな曲です。小2の頃でしたかね、切ないメロディラインが布団の中でを巡ったこと、今でも憶えています。布施明と尾崎紀世彦の声量も素晴らしかったですが、この日は、ほぼ女性ヴォーカルを聴くこととなりました。今回ご紹介いただいた盤に、GRFさんの意外な一面を感じる方も多いと思います。夕飯時となり、お腹が空いたところで、昭和歌謡の会はお開きとなりました。
GRFさん、お昼前からの長丁場でのオフ会、ありがとうございました。普段はまず聴かないと思われる音源を棚から出していただきました。私が催促したというより、GRFさんが率先して探していたご様子が印象的でした。音自体はクラシックをベースに追い込まれているので、クラシックがかかると俄然、和室の空間が引き締まります。一方で、この日の大半の緩やかな場面も、オーディオの大切な時間だと思います。人それぞれに時間の経過があり、それがオーディオ再生につながっていることを、再認識しました。第2弾は是非、横浜でやりましょう。
少し早めに到着しましたが、そのまま近くのお蕎麦屋さんでお昼となりました。昼からビールも入り、いつになくリラックスモードです。GRFさんもこの日の路線は最初から決められていたようです。和室は前回訪問から内装を新しくされ、より清々しくなった印象です。1年半前は45度の交差配置でしたが、ユニコーンは定位置に横置きされていました。
機器の変化点はDACで、EMMのMA-1が導入されていました。上位機種と同じ部品を使用していると伺いました。上流のCDトランスポートの影響は受けにくいようで、今回は久々にSONYのMS-1が登場です。下流はいつも通り是枝さんのアンプです。
確認程度に所々でクラシック音源が挟まれましたが、ほぼカジュアル路線かつヴォーカル通しとなりました。まずはお決まりのダイアナ・クラールの「No Moon At All」から。挨拶代わりの1曲目から、いきなり、グイと来ました。この曲はオフ会でよくかかり、家でも聴くので耳タコですが、解像度が半端ありません。描写の細かさにと共に、相変わらずの低音の力感も健在でした。前回訪問の記事でも見通しの良さと音の濃さの両立を書きました。同じ部屋でGRFさんが鳴らされているわけですから、当たり前と言えばそれまでですが。
ダイアナ・クラールの新旧のアルバム、大御所トニー・ベネットとJazzのヴォーカルの王道を聴き、その後、ジャズ、クラシック、POPS系を交えながらの進行となりました。
クラシック音源を聴くと、静けさ、奥行き、音色といったオーディオ的要素が、より伝わってきます。機器のポテンシャルは勿論あるのでしょうが、SPユニットのねじの緩み等も最後に効いてくるといった話がありました。細部の詰めは毎度のことながら勉強になります。アバド&ヨーロッパ管絃楽団によるプロコフィエフの「ピーターと狼」は楽しい作品ですね。ナレーションはスティングです。坂東玉三郎バージョンもあるようですが、ここはスティングで行きたいところです。マーラーの3番の繰り返される低音部、しっかり聴いて来ました。
ベルリンフィルのコンサートライブを映像で楽しんだ後は、お待ちかね?の昭和歌謡オンパレードです。青江三奈は拙宅でアナログの締めとして伊勢佐木町ブルース」をかけることがありますが、ライブそれもラテンは新鮮でした。こちらが本業?と思わせるノリの良さです。意外な発見は、なかにし礼の作品集における、女優さんの歌の上手さでした。地の表現力が活きます。とりわけ大竹しのぶの「人形の家」、平淑恵の「別れの朝」が沁みました。名曲「スカイレストラン」は、私も本家のハイ・ファイ・セットに一票です。
まだまだ続きます。GRFさんと私では20年ほどのジェネレーションギャップがあります。時代が交わるのは70年代となります。私自身は比較的、上の世代の青春ソングにも通じていると自認していますが、テリトリーに限界もあります。美空ひばりは別格として、弘田三枝子、伊東ゆかりあたりが当方の上限です。逆にGRFさんにとっては山口百恵、松田聖子、中森明菜あたりが下限となるようです。従って双方の振れ幅いっぱいの音源を楽しんだんことになります。山口百恵のシングル集は、珍しいCD発売当初の音源で定価は6千円とありました。
陽が落ちてからは、冷酒が登場し、GRFさんの勢いが止まりません(笑)。流石に松尾和子となると私もテリトリー超えとなります。欧陽菲菲の「雨の御堂筋」は個人的にも好きな曲です。小2の頃でしたかね、切ないメロディラインが布団の中でを巡ったこと、今でも憶えています。布施明と尾崎紀世彦の声量も素晴らしかったですが、この日は、ほぼ女性ヴォーカルを聴くこととなりました。今回ご紹介いただいた盤に、GRFさんの意外な一面を感じる方も多いと思います。夕飯時となり、お腹が空いたところで、昭和歌謡の会はお開きとなりました。
GRFさん、お昼前からの長丁場でのオフ会、ありがとうございました。普段はまず聴かないと思われる音源を棚から出していただきました。私が催促したというより、GRFさんが率先して探していたご様子が印象的でした。音自体はクラシックをベースに追い込まれているので、クラシックがかかると俄然、和室の空間が引き締まります。一方で、この日の大半の緩やかな場面も、オーディオの大切な時間だと思います。人それぞれに時間の経過があり、それがオーディオ再生につながっていることを、再認識しました。第2弾は是非、横浜でやりましょう。