4月6日(土)の午前、思い立ったら吉日といったノリで鎌倉の衣張山に登ってきました。好天が予想された上に、桜はほぼ満開です。この機会を逃す手はないと、金曜日の午後辺りから算段していました。衣張山の標高はわずか121m。登山というよりハイキングですので、散歩感覚で訪れてみました。鎌倉でのハイキングと言えば、一昨年の年末の天園ハイキングコース以来になります。低山ながら海、富士、江の島、伊豆大島とコンテンツに事欠かないのが鎌倉ハイキングの魅力です。今回の起点は鎌倉駅です。
週末の鎌倉は混雑のイメージがありますが、早朝であれば静かなものです。若宮大路の歩道の桜を独り占めです。八幡宮前を右折し金沢街道を進み、登山口のある杉本寺方面を目指します。
金沢街道を離れ登山口に向かう途中、満開の桜を見かけました。今年の桜、開花は早かったですが、長く持ってくれました。
登山道はしっかり整備されていました。このルート、平成巡礼道という名前が付けられています。もう平成も残りわずかとなりました。
衣張山までは15分ほど着きました。今回のコースのハイライトです。由比ガ浜、江の島、富士山を見渡せます。映画「海街diary」でも使われていました。
ただし、春霞で富士山のコントラストがはっきりしません。花粉に黄砂と、この時期はハンデがあります。下の写真でも、よく目を凝らすと中央に富士山を確認できるのですが・・・。
稲村ケ崎の奥に江の島が見えます。
衣張山から先は、名越の切通を経て逗子へ抜けることとしました。行くまで知らなかったのですが、まんだら堂やぐら群がありました。期間限定で開放されるようです。覗き見してきました(笑)。
こちらが名越の切通です。初めて訪れました。近くを横須賀線が通っていますが、開通以前はこちらが要路だったそうです。この先は逗子市になります。
切通から先は住宅街を下りながら、のんびり海岸を目指しました。土地勘も無いので気ままに歩いたら、逗子マリーナに出ました。
材木座海岸を横目に134号線脇を歩いて鎌倉駅へ戻ります。海岸は朝から週末サーファーで賑わっていました。ご年配の方もいました。日常のリセットの仕方は様々ですね。
鎌倉駅近くでちりめん山椒と野沢菜を調達して帰路につきました。結局、自宅に戻ったのは午前中で、何か得したような週末の出だしとなりました。今回の衣張山と前回の天園で、鎌倉の東と北を抑えました。残るは西の源氏山ですが、時期は決めず、やはり散歩感覚で訪れるつもりです。その前に、のんびりお寺を回ろうかと思案しています。衣張山にも近い、杉本寺と報国寺はその第一候補です。新緑、梅雨問わず楽しますが、いつでも行けます。こちらも気分で決めることなりそうです。