珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

3年ぶりにHarubaruさん訪問

2021-04-04 17:46:45 | オフ会
3月の最終土曜日の27日、3年ぶりにHarubaruさんを訪問させていただきました。それまでは毎年のようにGWのマラソンオフ会に参加させていただきましたが、ご家族との調整の問題もあり、マラソンオフ会は開かれていませんでした。その後、平日での個別オフ会の話は、Phileweb等の日記で伺っていました。今回、私向けに土曜日で組んでいただき再訪となりました。4年前に導入された800D3のその後、MFPCの導入状況、WELLDELTAの活用状況、復活させたアナログ等、関心事項を多く抱えての訪問となりました。

お昼はHarubaruさんのお宅で取ることとなり(弁当持ち込み)、午前中は散歩を兼ねて成瀬駅まで歩きました。途中、恩田川沿いに寄って見頃の桜を見物しました。恩田川の桜はかなり知れ渡っているようで、多くの人が訪れていました。川にこぼれんばかりの桜を見ると、1年があっという間に経過してしまったことに気づかされます。


Harubaruさんはリビングルームでシステムを組まれています。3年前から主要な機器は変わっていないようでした。800D3の足下がスパイクを受けるWELLDELTAとなっていました。先の地震でもほとんど揺れがなかったとのことで制振力が発揮されたようです。この3年の間に、私がMFPCのユーザーになったこともあり、MFPCでの再生を中心にプリアンプ、パワーアンプを変えて聴かせていただきました。最上流の出だしはエソテリックK-01で、その後、MFPC→テクニクスSL-01(アナログ)となりました。


MFPC回りです。私も同じMFPCですが、PCの数がかなり多いですね。Roon Bridgeという構成により、コアPCからDirettaへの送り出しの負荷を無くしています。他にBuffer PC等がありPCの数の差になっています。コアPCは、当然Core i9 搭載のハイスペック品です。電源はバッテリーではなく、出川式のリニア電源となっています。最も力の入ったMFPCと言えるでしょう。Asoyaji DACは、DACチップがAK4497からAK4499へ変わっています。先日、旭化成の工場復旧断念のニュースがありましたが、業界への影響が心配されます。



メインのラックにはK-01とプリアンプ2台(金田式、マランツ#7)です。機器の足下に各種のジークレフ音響の製品が配置されています。私もウェルフロートは相応に使っていますが、投入量が全然違いますね。マランツ#7のメンテはチューバホーンさんが依頼されている方と同じと伺っています。


真空管のパワーアンプ2種(シングル:最下段、プッシュプル:最上段)です。このラインナップは、6年前の最初の訪問以来変わっていません。今回はシングルから入り途中でプッシュプルに切り替えました。後者の方が、音の深み、重厚感が勝るような印象で、編成の大きいクラシックはプッシュプルだと思いました。


健在と言えば、こちら800D3もそうです。4年前の導入時はサプライズでしたが、すっかり鳴らし込まれたようです。持ち前の繊細で解像度の高い音に柔らかさも同居した印象です。WELLDELTAも効いているのでしょう、MFPCやAosoyajiDACといった上流機器の進化がしっかりと表現(モニター)されていると思いました。


クラシックから入り、ジャズ・ポップス系を経て、最後は邦楽という流れとなりました。面白かったのが懐かしいポプコンのCD集です。石川優子がポプコン出身だったとは、1本取られた気分です。聴かせていただいた「沈丁花」はフォークというより演歌ですね。「シンデレラサマー」とのギャップが大き過ぎです。八神純子の「雨の日のひとりごと」のポプコンバージョンも新鮮でしたし、下成佐登子 の「秋の1日」も良かったです。2019年の岡山音会で知った相曽晴日もそうでしたが、ポプコンは何か宝の山のような感覚があります。


Harubaruさんがアナログを復活させたことは、昨年秋のBOさん宅のオフ会で伺っていました。非常に安い値段でSL-01を手に入れ、オーディオ仲間の力も借りてレストアされました。ウェルフロートによる振動対策で俄然音が変わったことで、アナログ熱が上がったようです。



と言うわけで、ここに来てアナログレコードを買い直されているようです。バズケロさんとの交流がきっかけで購入されたという、キャロルシンプソンに癒されました。R&B、クラシック、70年代邦楽(尾崎亜美、太田裕美)とかけていだきました。アナログはデジタルより音の温度感が上がるような印象です。


3年前のマラソンオフ会でも十分音は良かった記憶がありますが、更に空間が広がり、柔らかさが加わったように感じました。SPの存在が消えていたので、800D3の音というより、3年間のHarubaruさんのシステムの進化を聴いていたように思います。拙宅のMFPCの次の一手はCore i9とRoon Bridgeの導入が有力です。勿論、拙宅での試聴が前提となりますが、参考になりました。予定の時間を1時間以上も超えての滞在となり恐縮です。ありがとうございました。
コメント (2)
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