珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

岡山、音会1日目(スイートサウンドさん)

2023-10-08 08:55:02 | オフ会
9月30日から10月1日にかけて、久しぶりに岡山の音会に参加してきました。金曜日の大阪出張が前から決まっていたこともあり、スイートサウンドさんに打診しておりました。その後、ベルウッドさんも参加されることとなりました。EDさんのご都合がつかなくなりましたが、スイートサウンドさん、Helicatsさん、とりさんのお宅にお邪魔させていただきました。前回訪問はコロナ禍前の2019年でした。ちょうどラグビーのW杯が盛り上がった時期で、ジャスト4年ぶりです。アットホームな雰囲気の音会、相変わらず楽しかったです。

前泊の姫路からひかり号で岡山入りしました。まだ残暑の岡山でしたが、晴れの国らしい、晴天下でのスタートとなりました。待ち合わせ場所には、既にHelicatsさん、ベルウッドさんがお越しでした。早速、Helicatsさんの車で、スイートサウンドさんのお宅に向かいました。


スイートサウンドさん、EDさんのお宅をハシゴする予定でしたが、スイートサウンドさん宅のみ、となりました。というわけで、初日はゆったりとしたペースで、音、食を楽しむ1日となりました。スイートサウンドさんのお宅訪問は何回目になるでしょう?初回訪問から、早9年が経過しました。すっかり見慣れた空間ですが、システムは大きく変化しました。それでもサウンドの個性は一貫されているようにも思います。昨年、ついに、貴重なウィーンアコースティックのSP仲間にもなりました。


正十二面体キャビネットを含む3WAYスピーカーは健在でした。前回訪問段階で、既にユニットはスキャンスピークで統一されていましたが、ユニットのグレードアップがあった模様です。


デジタルの送り出しは、大きく変化していました。上流にSPEC社のDiretta USB Bridge が導入されていました。拙宅も同じコンセプトで、軽量のLattePandaで組んでいますが、こちらはしっかりとした筐体です。LANケーブルで信号を受け、USBでDACへ送ります。


デジタルシステムの中核、ご自作のDACです。音会のメンバーは自作派が多く、この音会は自作DAC披露会の側面もあります。前回はES9038 Proを使ったDACでしたが、今回はROHM社のDACチップを使ったDACに更新されていました。奥の小さい筐体は中国製のSDカードプレイヤーです。


DAC以降の機器は、縦型のラックに納められています。スイートサウンドさんは、いわゆるマルチアンプ派で、SPの3ユニットを個別のアンプで駆動します。クロスさせる周波数やボリュームの設定の自由度があります。メーカーによる完成品をそのまま使っている当方からは、想像できない難しさもありそうです。


会の途中で、2階にあるセカンドシステムを聴かせていただきました。ウィーンアコースティックのSPを訪問先で聴ける機会は、なかなかありません。拙宅と同じBeethoven Baby GrandですがSymphony Edition というバージョンアップ機です。将来的には別棟の和室への移設を構想中とのことでした。


セカンドシステムもメインシステム同様に、ネットワーク経由で音源を選んで再生できます。こちらでもROHM社のDACチップを使ったDACを導入されています。この日のアンプはヤマハではなく、ご自作でした。システムが異なっても目指す音は共通という姿勢は、以前から変わっていないご様子でした。


お昼はご近所の焼き肉店「はちや」です。こちらの本店、岡山駅近くの2号店いずれも音会で訪れたことがあります。岡山の音会に欠かせない味、とでも言えましょうか。精肉店が選ぶおかやま和牛を、今回はカルビでいただきました。柔らかい和牛には、やはりごはんがぴったりです。


午後も聴かせていただきました。私はさほど気にならなかったのですが、ユニット間のつながりが話題となりました。人によって聴き方が違う(正解が違う)ので、難しい話だと思いました。その後、私やベルウッドさんの持ち込み音源、さらにはアナログレコードを聴かせていただき、音会初日のメインパートを終えました。


オフ会後、やはり近所の「Peach Farmer's Village」にて、お茶しました。ここは桃農家が経営する複合施設で、桃、葡萄、マスカットを使用したスイーツを楽しめます。私は桃のスムージーを選びました。桃の収穫期は終わり、ハウスの中ではマスカット出荷を待つような状況でした。


4年ぶりにスイートサウンドさんの音を聴かせていただきました。2つのシステムは片やマルチチャンネル、片やメーカー品と、アプローチは異なりますが、目指しているサウンドは共通のように感じました。2014年に聴かせていただいた、空間表現やヴォーカルのニュアンスを重視したサウンドです。今回、初めてROHMのチップを使った自作DACを聴かせていただきましたが、違和感なくシステムに馴染んでいるようでした。比較で聴いたSDカード再生は、細かい音までしっかり出ていて感心しました。

音会ではメインシステムにおけるユニット間のつながりが議論?の中心になりましたが、私自身はそういったところを聴いていないのかも、と思いました。マルチアンプやSPネットワーク回路に無頓着にオーディオをやってきたからでしょうか。音会参加者のご経験、立ち位置もそれぞれ異なります。聴きどころの違いは、今回の音会で感じたオーディオの面白さです。マルチアンプをメインとしつつも、ウィーンアコースティックのSPを導入されたスイートサウンドさん。今後の音作りに注目しています。

カフェを後にしてからは、吉備津彦神社を参拝して、岡山駅での感想戦となりました。会場は映画館の改修した居酒屋「Ryoutei」です。普段、接する機会の少ない岡山の地酒をいただきながら、初日を振り返りました。スイートサウンドさん、参加者の皆さん、ありがとうございました。音会2日目に続きます。
コメント (4)
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