このところ兵庫方面への出張が増えています。週を跨ぐケースもあり、可能であればネットで知り合ったオーディオファンを訪問できればと考えています。週末に楽しいことがあると、その週は頑張れます?ね。勿論、本末転倒はいけませんがリフレッシュして仕事へも還元といきたいものです。17日の土曜日、Philewebやブログを通じて知り合ったスイートサウンドさん宅を訪問してきました。スイートサウンドさんは私と同じくAIT DACユーザーですし、何より平行法により立体サウンドを追求されています。訪問の申し出を快く受け入れていただきました。
姫路、相生と乗り継いで山陽本線で岡山に向かいました。岡山は家族旅行で来て以来ですから16年ぶりになります。その時は倉敷のアイビースクエアに泊まりました。当時は倉敷駅前にチボリ公園があったので子連れでも楽しめました。岡山駅で流れていたメロディが「いい日旅立ち」だったという、どうでもいいことも憶えています。
相生から乗った在来線です。三原とはずいぶん遠方まで行くんですね。
スイートサウンドさんと駅の改札で待ち合わせして、まずは昼食です。できれば岡山らしいところを、と思っていました。ご案内いただいた寿司屋さんで、岡山名物、ばら寿司を食べました。手前に写っている小さい魚がままかりです。ニシンの仲間の小魚で酢漬けで食べます。さすが郷土料理で、スイートサウンドさんのお宅でもビールの肴にいただきました。
吉備方面のお宅へ向かう車の中で、機器構成とプレイリストのプリントをいただきました。オフ会ではなく音会とは、スイートサウンドさんの拘りです。嬉しいお気遣いです。
スイートサウンドさんのお宅は木材を前面に出した、ログハウス風のお宅でした。1階リビングの吹き抜けもそうですが、2階も敢えて屋根裏部屋を設けず、空間を大事にされています。見た目に心地よい空間で、心地よい音楽を楽しむ・・・スイートサウンドさんの拘りを感じました。オーディオシステムは1階リビング、2階書斎の2系統です。まずは1階から音会のスタートとなりました。1階ではPARC Audioのユニットを使った自作SPと、ソナスファベールのクレモナAを切り替えて聴かせていただきました。PARC Audioはフルレンジで、上に載っているユニットは単なる重しです。
1階の送り出しは、パイオニアのネットワークプレーヤーN-30と、自作DAC(ES9018S使用)に自作アンプです。自作とは言え、見た目にもご立派ですね。
2階の向う階段からのスナップです。大空間の様子が分かるかと思います。この段階ではSPはクレモナAに切り替え済です。フルレンジSPは、定位の良さが印象的でした。クレモナAは若干ヴォーカルが大きくなりますが、声にしても弦楽器にしても表現にゆとりが出ます。それぞれの個性は出ていました。
2階書斎のシステムです。こちらはPARC Audioの2WAYです。
送り出しは2階の方が充実しています。普段聴く頻度も2階の方が多いとのことでした。こちらはパイオニアのN-50に、AIT DAC、AIT PRE、そして自作のパワーアンプという組み合わせ。アナログプレーヤーはデノンのDP-90、カートリッジはDL-103です。フォノアンプ、パワーアンプ共に金田式とのことです。ヤマハのCDプレイヤーも2階にありましたが、ほとんど出番は無く、ファイル再生+アナログという組み合わせは拙宅にも通じます。音源はバッファローのNASに格納されていて、階下のリビング含めて有線LANでつながっています。
写真からも分かるように、スイートサウンドさんはSPを平行に配置し、後ろ壁からも距離をとる平行法を採用されています。1階、2階共通して感じるのはヴォーカルの定位の良さです。両SPのずっと後ろにポッと浮かびます。拙宅も平行法ですが、部屋の広さは比較になりません。後ろ壁との距離に余裕がある分、ヴォーカルが立つ位置は、さらに奥まった印象です。音場の広がりは2階の方があるよう感じました。部屋の大きさと必ずしも一致しませんが、部屋の反射の影響だと推測しています。音場表現は拙宅と同傾向ですので、最初の曲からスッと音楽に入れました。
"スイートサウンド"についても触れねばなりません。聴かせていただいた曲は、ほぼ女性ヴォーカル、ピアノトリオ、モーツァルト・・・癒され系ですね。私も音量は控えめと言われることが多いですが、スイートサウンドさんはさらに控えめです。リストに私も好きなEydie Gormeの「The sweetest sounds」が入っていました。ハンドルネームの由来だそうです。聴かせていただいた音源の影響もありますが、低音の躍動感、解像度より柔らかさを大事にされています。それが平行法がもたらす空間表現ともマッチして"スイート"なサウンド"が生まれていました。
一通りデジタルを聴いた後はアナログです。スイートサウンドさん自身、10年ほど前に改めてアナログの優位性を実感し、再開されたそうです。太田裕美はアルバム『エレガンス』から「ピッツァハウス22時」をリクエストさせていただきました。レコード箱には、太田裕美のアルバムがズラリ。どれもご自身のコレクションとは驚きです。以降、9割方、女性ヴォーカルを聴いていたような気がします。アナログでも平行法による立体表現は変わりません。さらにアナログ特有の柔らかさが加わります。50、60年代の女性ジャズヴォーカルは私の中でもブームの予感です。
すっかり長居をしてしまいました。音会の後半からアルコールも入っていたのですが、その流れで夕飯までいただくこととなりました。ご自宅で栽培された新鮮な野菜、おいしかったです。さらに、お手製のお土産までいただき恐縮しました。岡山駅も以前よりずいぶん派手になった印象です。結局、20時半頃の姫路行きに乗り、ぶらり兵庫へ戻りました。スイートサウンドさん、東京方面へお越しの際は、ご一報ください。音会@横浜を開けることを楽しみにしています。
姫路、相生と乗り継いで山陽本線で岡山に向かいました。岡山は家族旅行で来て以来ですから16年ぶりになります。その時は倉敷のアイビースクエアに泊まりました。当時は倉敷駅前にチボリ公園があったので子連れでも楽しめました。岡山駅で流れていたメロディが「いい日旅立ち」だったという、どうでもいいことも憶えています。
相生から乗った在来線です。三原とはずいぶん遠方まで行くんですね。
スイートサウンドさんと駅の改札で待ち合わせして、まずは昼食です。できれば岡山らしいところを、と思っていました。ご案内いただいた寿司屋さんで、岡山名物、ばら寿司を食べました。手前に写っている小さい魚がままかりです。ニシンの仲間の小魚で酢漬けで食べます。さすが郷土料理で、スイートサウンドさんのお宅でもビールの肴にいただきました。
吉備方面のお宅へ向かう車の中で、機器構成とプレイリストのプリントをいただきました。オフ会ではなく音会とは、スイートサウンドさんの拘りです。嬉しいお気遣いです。
スイートサウンドさんのお宅は木材を前面に出した、ログハウス風のお宅でした。1階リビングの吹き抜けもそうですが、2階も敢えて屋根裏部屋を設けず、空間を大事にされています。見た目に心地よい空間で、心地よい音楽を楽しむ・・・スイートサウンドさんの拘りを感じました。オーディオシステムは1階リビング、2階書斎の2系統です。まずは1階から音会のスタートとなりました。1階ではPARC Audioのユニットを使った自作SPと、ソナスファベールのクレモナAを切り替えて聴かせていただきました。PARC Audioはフルレンジで、上に載っているユニットは単なる重しです。
1階の送り出しは、パイオニアのネットワークプレーヤーN-30と、自作DAC(ES9018S使用)に自作アンプです。自作とは言え、見た目にもご立派ですね。
2階の向う階段からのスナップです。大空間の様子が分かるかと思います。この段階ではSPはクレモナAに切り替え済です。フルレンジSPは、定位の良さが印象的でした。クレモナAは若干ヴォーカルが大きくなりますが、声にしても弦楽器にしても表現にゆとりが出ます。それぞれの個性は出ていました。
2階書斎のシステムです。こちらはPARC Audioの2WAYです。
送り出しは2階の方が充実しています。普段聴く頻度も2階の方が多いとのことでした。こちらはパイオニアのN-50に、AIT DAC、AIT PRE、そして自作のパワーアンプという組み合わせ。アナログプレーヤーはデノンのDP-90、カートリッジはDL-103です。フォノアンプ、パワーアンプ共に金田式とのことです。ヤマハのCDプレイヤーも2階にありましたが、ほとんど出番は無く、ファイル再生+アナログという組み合わせは拙宅にも通じます。音源はバッファローのNASに格納されていて、階下のリビング含めて有線LANでつながっています。
写真からも分かるように、スイートサウンドさんはSPを平行に配置し、後ろ壁からも距離をとる平行法を採用されています。1階、2階共通して感じるのはヴォーカルの定位の良さです。両SPのずっと後ろにポッと浮かびます。拙宅も平行法ですが、部屋の広さは比較になりません。後ろ壁との距離に余裕がある分、ヴォーカルが立つ位置は、さらに奥まった印象です。音場の広がりは2階の方があるよう感じました。部屋の大きさと必ずしも一致しませんが、部屋の反射の影響だと推測しています。音場表現は拙宅と同傾向ですので、最初の曲からスッと音楽に入れました。
"スイートサウンド"についても触れねばなりません。聴かせていただいた曲は、ほぼ女性ヴォーカル、ピアノトリオ、モーツァルト・・・癒され系ですね。私も音量は控えめと言われることが多いですが、スイートサウンドさんはさらに控えめです。リストに私も好きなEydie Gormeの「The sweetest sounds」が入っていました。ハンドルネームの由来だそうです。聴かせていただいた音源の影響もありますが、低音の躍動感、解像度より柔らかさを大事にされています。それが平行法がもたらす空間表現ともマッチして"スイート"なサウンド"が生まれていました。
一通りデジタルを聴いた後はアナログです。スイートサウンドさん自身、10年ほど前に改めてアナログの優位性を実感し、再開されたそうです。太田裕美はアルバム『エレガンス』から「ピッツァハウス22時」をリクエストさせていただきました。レコード箱には、太田裕美のアルバムがズラリ。どれもご自身のコレクションとは驚きです。以降、9割方、女性ヴォーカルを聴いていたような気がします。アナログでも平行法による立体表現は変わりません。さらにアナログ特有の柔らかさが加わります。50、60年代の女性ジャズヴォーカルは私の中でもブームの予感です。
すっかり長居をしてしまいました。音会の後半からアルコールも入っていたのですが、その流れで夕飯までいただくこととなりました。ご自宅で栽培された新鮮な野菜、おいしかったです。さらに、お手製のお土産までいただき恐縮しました。岡山駅も以前よりずいぶん派手になった印象です。結局、20時半頃の姫路行きに乗り、ぶらり兵庫へ戻りました。スイートサウンドさん、東京方面へお越しの際は、ご一報ください。音会@横浜を開けることを楽しみにしています。
平行法による立体的な音の再現は、最近出来たばかりで、十分な音質と低音を含めた音量の確保は、まだこれからといったところです。
低音の質感については、PARCAudioの特徴でもある、「空気のような軽さ」が、一因とも思いますが、音楽用で無い「耐震ジェル」を使っている影響もありそうで、アンプを含めいろいろと試行錯誤が続きそうです。
横浜にも是非伺いたいと思いますので、その時は少し控えめな音量で迎えてください。
こちらこそ楽しい音会ありあとうございました。
先ほど横浜に戻って参りました。久しく自宅の音を聴いて
いなかったので、少々新鮮です。
低音は人それぞれ好みがあります。試行錯誤で
スイートサウンドさんにとってのベストが見つかると
いいですね。
これからも立体サウンドについて情報交換をしましょう。
いいきっかけとなる訪問となりました。