珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

九州~中国オフ、himaさん宅訪問編

2016-10-01 11:47:10 | オフ会
9月17日からの3連休を利用して、九州・中国方面のオーディオファンを訪問してきました。九州オフは、約1年半ぶりです。週半ばの予報では台風直撃が心配されましたが、動きが遅く無事3日間の予定を終えました。関西での仕事を終えて九州入りしたのは16日の深夜でした。節約のためJTBが扱っている、こだま限定の往復切符を使ったことも一因ではありますが・・・。滞在した黒崎は個人的にもゆかりがある土地なので懐かしかったです。himaさんの車を待つ間、ホテル近くの交差点から見た帆柱山です。決して高い山ではありませんが、何よりこの山を見ると、九州に来たことを実感します。


himaさんとは今年に入ってからphilewebでメッセージのやりとりがありました。話題のJPLAYなどPCオーディオがきっかけですが、オーディオから離れた九州の話題もありました。3連休中の訪問を打診したところ快く受けていただきました。事前に福岡県内のメンバーにお声かけいただいたようです。朝9:00~夕方までの長丁場に加えて、参加者8名という大オフ会となりました。集まった方々はhimaさん、もりりんさん、せんべいさん、てつ@福岡さん、Gaudiさん、Jedaさん、さらに自作のオーディオ製品を販売しているSamizu AcousticsのTさんです。せんべいさん、てつ@福岡さんは再会となりました。

himaさんはリビングルームにシステムを組まれています。SP間の距離はコンパクトですが、いわゆる長辺配置となっています。スペクトラルのアンプに、ディナウディオ、MITのケーブル・・・とくれば、にらさんのシステムを思い出します。


今回の目玉は、Windows上で動く再生ソフトJPLAYです。この春以降、philewebでもかなり盛り上がりを見せていました。私は同じPCでも小型軽量のLinux上で動くmpdを使っています。5年ほど前にmpdを広めた方々が、こぞってJPLAYを評価していることも気になっていました。JPLAYは魔法の薬ではありません。PCやOSによっても音が変わります。この辺りは何らLinuxの世界と変わりません。Windows Server 2012 R2というサーバー向けOSが推奨されています。PC2台使いが望ましいとか。himaさんも検討を重ねたようですが、訪問時は吉田苑のオーディオ用PC1台使いでした。


DACはPCで音楽のブログ主、asoyajiさんの自作DACです。asoyajiさんも先のmpdフロンティアのお一人で、私も何度もブログの記事に助けられました。ファインメットトランス、XMOS(DDC部)と氏の拘りが詰まったDACです。よかれと思えばすぐに行動に移す、himaさんのバイタリティ、探求心に脱帽です。


Samizu Acousticsの名前は以前から知っていました。この日は、拠点の新潟から車で運んだ機器類の試聴も兼ねました。黒い筐体はあまり馴染みのない、ファインメットライントランスです。DACとプリの間に入れて使います。接点が増えるのが気になりますが、Tさん曰く音を整える機能があるとか。一種の高級ケーブルでしょうか。下段はスペクトラルのプリアンプDMC-30SS series2です。この春、パワーアンプと共に導入されました。その後、MITのケーブル導入、JPLAYへの移行と続くわけですから、himaさんのオーディオ熱が伝わってきますね。急展開過ぎるかなぁと、も思いましたが。


ディナウディオのブックシェルフ、Contour S 1.4 LE です。端正な佇まい同様、精緻な音が出ていました。SP間距離は短いですが、平行配置でかつリビングの横長配置です。想像より音場が広がっていたのが印象に残りました。


同じ楽曲を、デジタルとアナログで比較する面白い進行でした。レコードはもりりんさんが沢山所有するオリジナル盤です。それをJPLAYと聴き比べるという企画でした。プレイヤーは旧トリオのKP-7700、カートリッジはDS Aidioの光カートリッジDS001です。


ご同席のもりりんさんは、実は同級生であることが判明。これまでロックをこよなく聴かれてきたそうです。話が合います。拙ブログの過去記事を読んでいただき、盤を持ち込んでいただきました。これ皆、オリジナルです!次回は、Judus Priestの「Hell Bent for Leather」お願いしますね。


さて初めて聴いたJPLAYの印象です。全般に厚み、躍動感があり、特にロックやジャズとの相性がいい印象です。稠密な音ですね。透明度もあり、これは癖になるかもと思いました。クラシックにはちょっと熱すぎるかも知れません。スペクトラルの個性も入っていると思いますが、JPLAYの傾向を掴むことができました。フォーマット違いのデジタル音源の差が判りやすかったです。それだけ素をさらけだす再生ソフトと言えるでしょう。一度に送る情報の細かさで音が変わると、Jedaさんが言われていました。JPLAYに限らずPCオーディオ全般に、音をよくするヒントのような気もしました。、

わずか半年の間に、随分と追い込まれたhimaさんもお見事です。熱しやすく冷めやすい?とhimaさん自己分析されていましたが、情熱はキープでいてくださいね。午後はTさん自作の真空管間管アンプ+SPに切り替えました。こちらは何か温かい音になりましが、アナログ、デジタル共に音楽に浸れるような印象。オーディオは一筋縄では行かないとも思いました。Samizu Acousticsとは画面を通じてのみの接点でしたが、実際にオーナーの音を聴いたわけですから、これもご縁です。himaさん、一期一会の場を作っていただきありがとうございました。

夕方に散会した後、小倉にあるhimaさん行きつけの和食のお店で感想戦です。九州はやっぱり魚が美味しいですね。特に白身の魚は九州の楽しみの一つです。珍しい鯨の刺身、一足早い松茸の土瓶蒸し、野菜の天ぷらと共にいただだきました。


himaさんが車だったこともあり、お酒は控えめに。九州と言えば焼酎です。芋をロックでいただきました。


もう一軒、himaさんのお知合いの方が経営?しているジャズ喫茶へ。コーヒー/チーズケーキで酔い覚ましです。手持ちのCDからロストロポーヴィッチのアルペジオーネソナタ(シューベルト)をかけていただきました。浸透力と温かみ同居した音です。お酒を割り引いてもいい音でした。旅先で聴くオーディオは格別です。


himaさん、朝から夜まで濃い1日となりました。噂のJPLAYの音だけでなく、もりりんさんのアナログ盤、Tさんの長いオーディオのご経験と、まさに濃い1日となりました。himaさんも、奥様もご負担だったと思います。重ねて感謝する次第です。更なる音の進展を期待しています。拙宅の音の方向性は異なりますが、お仕事で横浜にお越しの際は、ご一報下さい。
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2 コメント

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黒崎と帆柱山 (music70s)
2016-10-02 00:37:25
トップの写真はどこかで見た風景だなと思ったら帆柱山でしたか。 黒崎は最近再開発が進んで段々と綺麗な街に変貌しつつあります。 北九州にもご縁がお有りだとは思いませんでしたね。
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そうなんです (横浜のvafan)
2016-10-02 09:27:58
music70sさん、おはようございます。

個人的な情報なので詳細は控えますが、黒崎は実はかなり縁があります。昔はもっと活気があったような印象があるのですが、時代の経過ですかね。再開発は知りませんでした。

帆柱山はいつか登りたいと思っています。
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