珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

灘~六甲~有馬温泉

2014-12-06 07:07:05 | その他
先の週末は、関西の出張先の慰安旅行に誘われ、初めて六甲山に行ってきました。昔は当たり前だった職場の慰安旅行も最近ではほとんど無くなりました。私自身も15年ほど、ご無沙汰でしたので、少々懐かしさも覚えました。芦屋川を起点に最高峰まで登り、有馬温泉へ抜ける予定でしたが、土曜の午前の天候が崩れ、灘の酒蔵見学に切り替えとなりました。六甲山へはケーブルカーで向かいました。午後は天候も回復し、神戸や大阪の見晴らしを堪能しました。そのまま有馬温泉へ下り一泊し、登山ならぬ下山の疲れを癒しました。

阪神電鉄の魚崎駅で降りて、菊正宗の記念館と沢の鶴資料館を見学しました。製法や歴史などが分かりやすく展示されていましたが、皆さん興味あるのはやはり試飲でした。


日本そばを食した後、バスで坂を上りケーブルカーの乗り口へ。横浜も坂は多いですが、神戸は街全体が一つの坂のような感じですね。阪神→JR→阪急と坂を上がるにつれ上品になるとよく聞きます。


展望台からポートアイランド方面です。神戸空港も見えているでしょうか。夜景は次の機会にとっておきます。


大阪方面です。よくみると摩天楼も見えます。9月に椀方さんを訪問した際に千里方面から六甲を眺めましたが、今度は逆です。大阪北部と六甲山の位置関係が把握できました。


ケーブルカーを降りてからは六甲縦走路を使って最高峰付近まで行きました。六甲はできれば須磨あたりから入って登りたいと思っています。宝塚へ抜ける全山縦走といったコースもあるようですが、距離が半端ではありません。


落ち葉の絨毯を踏みながら、有馬温泉に向かいました。山の中はもう冬の風情となっています。加えて六甲の有馬側は日が沈むのが早いです。


翌朝です。旅館のお湯は透明でしたが、外湯では有馬温泉特有の茶色の湯を楽しみました。ここは太閤さんにもゆかりがある場所だそうです。


土日だったこともあり観光客でにぎわっていました。箱根をコンパクトにした印象ですね。炭酸煎餅が名物だと、初めて知りました。冒頭でも書きましたが、会社の団体さんは以前よりは減っているでしょう。古いホテルが閉鎖されて、そのまま廃墟化している例もありました。時代に合わせて温泉街も変わっていかねばならないようです。お昼に釜飯を食べて散会、私は三宮をぶらぶらしてきました。


今日は久振りに横浜に戻りますが、帰路、静岡で音野次(オヤジと呼ぶそうです)さんとの交流があります。楽しみです。
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LISZT&HP700、試聴

2014-12-03 06:19:17 | オーディオ
3週間ほど前になりますが、ダイナミックオーディオ3Fにて、ウィーンアコースティックスの新しいSP、LISZTの試聴をしてきました。オクターブがプリアンプHP500SEの後継機HP700を出したこともあって、組み合わせをお願いしました。グレードには大きな差がありますが、一応拙宅と同メーカーのカップリングです。CDを鞄に詰め込んだのも久しぶりです。LISZT自体、聴くのは、湯島有楽町に続いて、今回で3度目になります。かなり個性も掴めてきたように思います。といってもいずれも大部屋での試聴ですからあくまでも参考です。


真空管プリアンプHP700です。プリアンプながら存在感十分です。


組み合わせるパワーアンプはラックスマンのフラッグシップ機でした。この方が却ってHP700の個性が出るといった話がありました。


ウーハー3発に、向きを変えられるフラットスパイダーコーン。LISZTの意匠にも慣れました。背の高さ、奥行きは現行SPより増します。ほとんどの音はトップユニットから発せられるとは言え、狭い自宅の部屋に持ち込んだ場合、その影響がどうでるのか、確認が必要な気がします。


持ち込んだCD群です。2時間超ほどの試聴でしたが6、7割はクラシックにしました。残りはジャズ、70年代の洋楽です。


アナログはいつもお世話になっているSさんに、場の流れで選んでいただきました。この方、元フランス大統領のサルコジ氏の奥さんだそうです。フレンチとアコースティックギターの組み合わせに和みました。他バーデンパウエル、荒井由実、ロバータフラックなど。


全体を通じてニュアンスがよく伝わる方向で、これはHP700の力なのかなと思いました。ヴォーカルや楽器の佇まいは拙宅よりも増します。軽い内振りのセッティングでしたが、音場の広がりも見事でした。オルフェウス室内管弦楽団による「シバの女王の入場」は、柔らかさ、広がりが特段に素晴らしかったです。ウーハー3発もまとまりのよい、締まった低音を出していました。これであればジャンルを超えて楽しめそうです。試聴室ではなく現実的な大きさの部屋で聴いた場合の評価は気になりますね。小部屋でニアフィールドで聴く機会をあらためて持ちたいと思いました。

拙宅の7.5畳ほどの部屋ではセパレート式ではなくプリメインで十分という気もします。仮にアンプのグレードを上げるとしても先の先でいいかと思っています。LISZTの取捨をもう少し時間をかけて決めていくことになりそうです。多少の浮気をしつつも軸足はここに置く、そんな青写真です。
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