珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

尾道にて

2015-11-19 20:32:31 | その他
尾道到着後はどんよりした空でしたが、ホテルでクールダウンしているうちに晴れ間が広がったようです。夕飯に絡めて早めに外に繰り出すことにしました。ご存じのように尾道は坂の街です。取りあえず尾道の全体観を掴むべく千光寺方面へ登ることとしました。坂と言うより、階段と言った方が適切でしょう。それだけ急勾配なわけですが、日頃の登山のおかげで苦にはなりませんでした。結局、2日とも山頂まで往復しました。徳島でのオーディオ交流、しまなみ海道サイクリングと濃いイベントが続いた分、尾道では緩い時間を楽しみました。そんな尾道滞在のスナップをいくつか紹介します。

運河の前にいきなり山が迫っているのが2次元の地図からも分かるでしょうか。いくつか山があるようですが、メインはロープウェイがかかる千光寺方面です。


中腹の公園に人気の猫がいました。岩合さんの番組に出て来そうな風景です。かなり人には慣れている様子。きっと名前もついているのでしょうね。


全くの偶然ですが千光寺内にちょっとした岩山があり、その名前が石鎚山でした。前日、西日本最高峰の本家は逃しましたが、慰め程度のリベンジはできました(笑)。


瀬戸内=夕焼けのイメージがあるのは「瀬戸の花嫁」の刷り込みです。尾道の夕景には期待がありました。残念、ちょっと雲が邪魔しています。


先の徳島ラーメンに続いてご当地ラーメンです。尾道ラーメンはいくつか人気店があるようですが、駅前の「たに」が繁盛していました。走り疲れましたし、こってりでもいいでしょう。


お腹一杯になった後、ホテルまで運河沿いを散歩しました。ライトアップが綺麗ですね。色は原色ですが、何か癒される光景です。水面での反射がいい感じです。


一夜明けた翌日は、さらに青空が広がりました。昨日と同じように千光寺方面へ登ることにしました。運河の青、山の緑がが眩しいです。


尾道は絵や映画に代表されるように芸術の街でもあります。せっかくなので頂上近くにある尾道美術館にも寄ってみました。京都を舞台にした日仏のクリエイターの交流がテーマでした。


美術館のさらに上方に展望台がありました。360度の眺めが見事です。こちらは三原方面です。運河の手前に廃墟となった尾道城がありますが、歴史的価値はないそうです。尾道唯一の汚点でしょうか。


福山方面です。西瀬戸自動車道の尾道大橋が見えます。サイクリングコースはこの橋までは回らず、尾道港がゴールとなっています。


そして正面です。瀬戸内海に浮かぶ島々を確認できます。運河の向かいが向島、昨日走ったしまなみ海道の島々は右奥後方へ連なっています。


再度、麓に降りて昼食にしました。懲りずにラーメンですが、昨晩とは逆にあっさり系の「めん処 みやち」にしました。尾道ラーメン特有の背油はありませんが、年齢による嗜好はこちらです。


ラーメンを食べた後は、秋の陽光下でのんびりしました。古書店で本を物色したり、地元のアイスリームを調達したり、時間を贅沢に使いました。


渡し船は複数あるようで値段も微妙に違うと聞きました。それにしても休む間もなく折り返します。いったい1日何往復するのでしょうか。


尾道の古書店で漁った3冊です。昭和33年の発行の村田武雄著「レコードの選擇と鑑賞」が掘り出し物でした。バロックから現代音楽まで当時最新?の見方でクラシックを俯瞰できます。演奏と録音の両面からの解説も、何ら古さを感じません。勿論、演奏家は今からすれば大昔の人となりますが、所々にカラヤン、フルニエ、ケンプといった、現在、私が聴いている面々も登場します。ここで取り上げられている音源でCD化されたものがあれば、それは時代の波を乗り越えた証でもあります。残りの2冊も30年以上も前の本です。集中力は最近気になるテーマの一つです。逆説論理学は頭の体操目的で買いました。


本が3冊もあれば、電車の旅は苦になりません。尾道から姫路まで、山陽本線ぶらり旅で移動することしました。岡山で乗り継いで、3時間ほどでした。

海岸に平行な通りに洒落た帽子屋さんがあり、家内に買って帰ろうと思ったのですが、当てにしていた2日目は休業日でした。夕景もおそらく前日よりは素晴らしかったでしょう。元来1日では足りないのは分かっていますが、やや宿題が残った感があります。次は、岡山、倉敷、さらには三原あたりも含めて訪れてみたいです。ともあれ、充実の四国、中国地方トリップが終わりました(1ヶ月以上の前の記事ですみません)。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする