珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

鷲羽山からの眺め

2016-05-04 08:26:48 | その他
岡山での音会の翌日の天気予報は雨だったので、最悪、午前中に姫路へ戻ることも考えていました。予想外に雨が抜けるのが早く、午前8時あたりには見る見る内に青空が広がっていきました。まず倉敷の美観地区を考えたのですが、ここは思い切って鷲羽山(わしゅうざん)に行くこととしました。倉敷から一旦、岡山に出て高松行の快速マリンライナーで児島へ移動、そこからは徒歩で鷲羽山を目指しました。標高は133mですから散歩感覚ですが、一度訪れたかった場所です。70年代、小兵の鷲羽山(わしゅうやま)が大型の力士相手に健闘したシーンは憶えています。ですので山の存在自体は昔から知っていました。

児島の競艇場の脇を進み、しばらく行くと鷲羽山へ向かう坂道となりました。その坂道からの眺めです。空や海の青さが眩しいです。


鷲羽山の麓は観光バスの駐車スペースもある、立派な公園になっていました。ここまで来ると、ちらほらと四国方面が見えます。瀬戸大橋の向こうに讃岐富士も確認できます。


公園内のツツジが満開で、5月を先取りといった感じです。


公園内の展望スペースからの瀬戸大橋です。これまで四国の行き来には、淡路島~鳴門経由(高速バス)、しまなみ海道経由(自転車)を使いましたが、瀬戸大橋経由はまだです。


大抵の観光客は展望スペースで満足されるようで、鷲羽山の山頂まで足を運ぶ人は少ないです。背景に児島の海が見えます。


瀬戸大橋、瀬戸内海の島々、貨物船・・・青空もいいですが、夕景も見たくなる構図です。


これまで本州から四国を直接眺める機会がなく、四国は遠いイメージがありました。漸く、岡山と香川の近さを実感することができました。


鷲羽山を越してさらにハイキングコースを進むと、更に人は減ります。それでも恩恵は待っているものです。しばらく進むと、本四高速のトンネルの真上に至りました。


まだ新緑に5月ほどの勢いはありませんが、青空とのコントラストが見事です。今頃はもっと緑が主張していることでしょう。この後、のんびりペースで児島駅を目指しました。


この日は青空が見事だったのですが風が強く、マリンライナーのダイヤは大きく乱れていました。幸い児島駅についてすぐに発車する電車に乗れましたが、時間単位で遅延していたようです。児島から岡山に戻り、そこから姫路方面へはローカル線で移動しました。まさに春の里山の間を縫う、といった感じで車窓を流れる新緑や田園風景をぼんやり眺めていました。読書したり、うつらうつらしたり、何にも束縛されない時間というのは、ありがたいものです。音会の副産物ではありますが、春の穏やかな1日を楽しみました。やっぱり岡山は「晴れの国」でした。
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春の音会in岡山、スイートサウンドさんを訪ねて

2016-05-03 10:04:51 | オフ会
スイートサウンドさんのお宅を訪問するのは、これで3度目となります。これまで2014年の5月2016年の6月に訪問させていただきました。玄関を入ってすぐの引き戸を開けると、開放感溢れるリビングルームがお出迎えです。その天井高の部分がオーディオスペースに当てられています。2Fにもサブシステムがありますが、今回は時間の都合で1Fのみでの鑑賞となりました。このところのスイートサウンドさんのブログを拝見していると、かなり1Fに力を入れて、手応えを感じている様子。訪問が楽しみでした。嘗てはCremona auditorがあった1Fも、全て自作のSPに置き換わりました。


前回訪問時からの1Fシステムの変化点の第一は、スキャンスピークのユニットを使ったウーハー2発です。これにより3WAY化されました。従来は異なるメーカーのサブウーハーを2つ非対称に使われていました。ウーハーユニットはベタ置きでは拙く、キャスターで受けることが功を奏しました。訪問後、別のキャスターに変えたところ更に改善したそうです。SPのメカニカルなアイソレーションの効果かと思います。1Fについてはネットワークプレイヤーの上流も梃入れされていました。拙宅でも使用中のPLANEXのHUBを導入されていました。NASやHUBのアナログ電源化も自作で対処されています。


上流機器です。パイオニアのネットワークプレイヤーN-30をトランスポートとして使われています。DAC部分を使わないのであれば上位機種N-50まで行かなくて十分とのことでした。N-30のデジタルアウトをAIT LABOのDACで受けます。以下プリアンプ、パワーアンプいずれもAIT LABOで統一されています。


(私の理解が合っているか疑問なところもありますが、)チャンネルデバイダで3WAYの各ユニットの分担範囲を決め、SPへ信号を送ります。この設定でも音が変わるのは容易に想像できますが、多様な音源に対してベストを追求するのには完成品のSPを作っているような労力がかかりそうです。勿論、それはSP自作派ならではの愉しみでもあります。


春の音会のお品書きです。スイートサウンドさん宅では、毎度プレイリストが印刷されて配られます。レストランのメニューのような感覚で、もてなされ感満載です。進行は基本、スイートサウンドさんですが、リスナーからもリクエストを投げかけやすいですね。後で、音源を買う際の参考にもなります。見倣いたいところですが、なかなかできません・・・。


途中、奥様の手作りのお菓子とコーヒーが出てきて、名曲喫茶やジャズ喫茶に早変わりです。ジャズ喫茶といっても暗くてスモーキーな方とは真逆です。EDさんと隣同士で食と音楽を堪能させていただきました。我々は耳と舌に専念でしたが、スイートサウンドさんの効率的な進行により、予定の曲を概ね聴かせていただきました。


終了間際にアナログ再生も混ぜていただきました。ご自身のブログでも書かれていますが、アナログの聴き方に大きな前進があったようです。音のキメ細かさが表現できるようになったそうです。ダストカバーを外した方がいい、とはよく言われますが、その効果を実感されていました。システムの完成度が上がったので、そのような変化を捉え易くなったのではないかと思います。。


アナログはやっぱりヴァイオリンや女性ヴォーカルでまったりと。CDではありますがペギーリー、後日、横浜に戻って早速入手いたしました。


短い時間でしたが、また一段、階段を上がられたスイートサウンドを楽しませていただきました。背後の格子戸辺りにヴォーカルがポッと浮かぶ様子は健在で、ヴォーカルの定位感には毎回、感心しています。以前の音会よりクラシックの割合が増えましたね。弦の表現も素晴らしかったです。ネットワーク上流での対策も効いているようで、音源の情報の細部がしっかり表現されている印象です。訪問の度にシステムには手が入っていますが、これはスイートサウンドさんの向上心の表れです。ご自身では癒し系サウンドと言われていますが、鳴らせる音源はその範疇を超えていると思います。

音会の締めは岡山駅に移動して感想戦です。当初予定していた蕎麦屋さんは土日は居酒屋モードとならず、急遽駅前の「さくら」に変更です。瀬戸内の海の幸をビールや岡山の日本酒「竹林」と共にいただきました。ちなみに写真の手前は、岡山を感じさせる「焼きままかり」です。オーディオ経歴、他の趣味、岡山と尾道、歌謡曲・・・と、話題が途切れませんでした。EDさんの別の趣味がメバル釣りであることを教えていただきました。旬は春だそうですが、11月頃もイけると伺いましたので、改めて参戦したいと思います。


EDさんもスイートサウンドさんも、私とは十までは離れていませんが、ご先輩です。岡山のお二人限らず、このところ、50代後半のオーディオファンの方々との交流が増えています。皆さん個性的で、その個性がオーディオの取り組みや出音に表れています。私はまだ日常の中の非日常としてオーディオを捉える立場ですが、そう遠くない将来、同じような状況を迎えると思います。交流を通じて、少しは予習をしている感じですかね。ともあれ、皆様、充実の企画、春の音会in岡山をありがとうございました。翌日は鷲羽山から瀬戸内海の眺めを楽しみました。次回アップします。
コメント (2)
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