先日、某所で石垣にスイカがゴロリとなってるのを発見しました。
畑からツルがはみ出して、石垣にまで達し、
そこに実をつけたものと思われます。
カタチから、ラグビーボール型の小玉スイカとボクは見ています。
最近、人気の品種ですね。
ラグビーボール型の小玉スイカは、
普通の小玉スイカよりも大きめで食べるところも沢山あり、
しかも冷蔵庫にすっぽり入りますね。
では、何で今頃ゴロンと実ったのでしょうか?
ボクの独断と偏見ですが、4つの理由があると考えています。
1、高温
2、苗を植えるのが遅かった。
3、苗が接木苗だったため寿命が長かった。
4、最近の品種は低温で実がつくものが多い
1について。
今年は秋になっても暑かったですからね。
10月になっても日差しが強いですね。
まず高温と日射が考えられます。
2について。
苗を植えるのが遅かったため、それだけ生育が遅れて、
今頃でも実がついたのかもしれません。
3について。
でも、エジプトの砂漠地帯が原産のスイカとはいえ、
スイカはデリケートな作物です。
その為、あまりにも猛暑続きならばてるか、ばてて病気にかかってるはず。
で、考えられるのが苗が接木だったことです。
スイカは根っこがそんなに強くありません。
その為、接木栽培が主流です。
言い換えると葉っぱやツルはスイカでも、根っこはスイカの根っこじゃありません。
では、根っこの部分はなにかというと、カボチャであることが多いです。
苗のときに、カボチャの苗(台木といいます)の上に、スイカの苗(穂木といいます)を接ぐことで、
「接木苗」が出来ます。
こうすることで、安心というわけです。
(ちなみにボクは実生、つまり株も根っこもスイカの苗)
4について。
最近の品種は割りと温度が低くても実がなるようです。
家庭菜園も含めてボクの近所の露地栽培の場合、
昔は6月上旬に実がついて、7月に入らないと実が収穫できなかったのに、
最近は5月中旬に実がついて、6月中~下旬に収穫していたりしています。
とくにハウス栽培でも用いられている品種はこの傾向が強いように思います。
ただ、まともな大玉スイカが出来るためには積算温度が1000℃~1100℃必要といわれています。
小玉スイカでしたら850℃~900℃。
積算温度とは、毎日の平均気温を合計したもの。
平均気温が30℃として計算すると、
1000℃÷30℃=33.333…日
30日~40日くらい。
雌花が咲いて受粉してからこれぐらいの日数が必要です。
つまり、30℃の日が30日~35日必要であることがわかります。
小玉スイカなら
850℃÷30℃=28.333…日
28日~30日くらい。
写真のスイカ。
大きさから判断して、
受粉して15日~20日経過しているでしょう。
あと残りの10月の平均気温から計算して、
果たして収穫できるのでしょうか…???
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