野菜ソムリエPro. AndyのBlog

「奈良・吉野」の玄関口を中心に活動する、吉野郡唯一の野菜ソムリエPro.&果物ソムリエのベジフルライフをつづっています。

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マイブースも「柿のフルコース」

2013年11月13日 20時10分47秒 | 野菜ソムリエ活動
今回、11月のぐりぐりマルシェでは、
串柿のワークショップだけでなく、マイブースも出展させて頂きました。
場所は何と御堂筋側の門!

つまり、セミナー時間外は御堂筋で正装を着て立ってました。


今回は、竹の子族さんのブースが和歌山県産のこだわり農家さんの柿を
メインに販売されておられましたので、
そのお隣で、柿のブースを出展。

柿の食べ比べ、柿についてのお話などをさせて頂きました。

竹の子族さんで販売された柿は、
前川次郎紀ノ川柿
どちらも、大阪ではあまり見かけません。

前川次郎は「次郎」という品種から新生したもの。
紀ノ川柿は平核無柿や刀根早生といった渋柿を木に実がまだなっているときに
袋かけし、その中に固形のアルコールを入れて渋抜きしたものです。
柿1つ1つ袋をかけて、その中に固形のアルコールを入れるのも全部手作業です。

そこで、定番である富有柿と平核無柿(渋抜き)とあわせて食べ比べして頂きました。



紀ノ川柿は中が黒いです。
ご年輩の方は昔懐かしい味とおっしゃってました。
それもそのはず。
昔、ご年輩の方が幼い頃、庭先に実った柿は中が黒いものが多かったのです。
はしごを出してきて、たわわに実っている柿の枝をブチッと折って、
ほおばっていたときのことを思い出されたようです。

お陰様で紀ノ川柿はお昼に完売。
前川次郎柿も、マルシェ終了間際に完売しました。





他にも、柿の種類、柿にまつわる雑学、葉っぱやヘタの効能と活用法などについても
掲示しながらお話させて頂きました。





珍しい柿についてもご紹介。
真っ黒い柿、イボのついた柿、めちゃ小さい柿、みためが花の形に似た柿・・・など

奈良県御所市原産で、甘柿の元祖でもある「御所柿」もご紹介しました。

しかし、ちょっと掲示物が多すぎましたね・・・。
ここは反省すべき点です。

で、出展されてた、大阪・貝塚のある農家さんが、
「これ、品種分かる?」と持ってきてくださいました。


別の農家さんの柿だそうです。

渋柿の一種で渋抜きしています。形がユニークですね。
かなり古い柿の木だそうです。

大豊作だったそうですが、「こんなもん誰も食べてくれなさそう・・・」
と、半分自信なさげだったとのこと。

でも、貝塚の農家さんは「勿体無いしそんなことはないよ!」と、
販売されました。

特別に試食しました。
柿にしては水気が少なく、あっさりした甘さですが、
平核無や刀根早生にはない香ばしさがありました。
しかも見た目以上にズッシリしています。
あんまり甘くない柿がほしい(柿に飽きた)人向きかもしれませんね。

聞いた話によると、まだまだいろんな古い種類の柿があるとのこと。
いかに品種別の違いを伝えるか・・・我々野菜ソムリエの腕の見せ所です。




今回も沢山のお客様にお越しいただきました。
そして、珍しい野菜、珍しい加工品もあり、
出展者の皆さんとお話させて頂き、刺激タップリいただきました。

そして、日本野菜ソムリエ協会大阪支社のブログでも
干し柿のワークショップを告知して頂きました。
それを見てお越し下さった方もいらっしゃいました。

ご参加下さった皆さん、ありがとうございました。










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