1/17(木)
大淀町大岩地区で行われている「おおよどチャレンジ!体験農業塾」の見学をさせて頂きました。
こちらは体験農園をされている「あぐりファーム大淀」と大淀町がタイアップして、
野菜づくり初心者の方が野菜のつくり方を学べる農業塾で、
農業の次世代への継承も目指して定期的に行われています。
ゆったりとした時間の中に、楽しさと熱気が伝わってくる塾でした。
しかも参加者の意識の高さにも刺激を受けました。
この日は原木しいたけの菌の植え付け作業。
講師のレクチャーのもと、皆さん楽しく、しかも手際よく作業されてました。
「あぐりファーム大淀」では、
体験農業塾以外にも、様々な体験の機会を設けておられます。
農業塾の塾生の他、体験に来られた方が育てている野菜も拝見。
大きく3つの事に気付きました。
1つ目は、葉物野菜の緑色が濃すぎません。若竹色なのです。
窒素(葉っぱ)の肥料の割合が大きくならないように育てているとの事。
窒素をやり過ぎると、あとで病気で難儀する事になります。
人間が糖質の摂り過ぎで生活習慣病になるのと同じです。
そのあたりの肥料の配合にもこだわってらっしゃいます。
2つ目は、品目だけでなく、品種の違いも理解出来るようにしている点。
1つの野菜で数品種育ててます。
この2枚の写真はキャベツです。
野菜の品種とは、いいかえれば個性でもあります。
人間にも個性があるのはいうまでもありません。
品種の違いは味だけではありません。
育ち方にも現れます。
栽培の段階でも品種を感じてもらえる仕掛けにとても共感しました。
家庭菜園で単一品種の栽培って、ほぼありません。
例えばトマトなんか今や家庭菜園で何種類育ててらっしゃることでしょうか?
「珍しい野菜も作ってみよう」という気持ちになって、品種(バリエーション)も増えてきます。
例えば大根も青首ダイコン以外に、
中が赤い「紅くるり大根」も。
中が紫の「紅しぐれ大根」も。
おでん向きの「味まるみ大根」も。
薬味用の「辛味大根」も。
…。
となるうちに、
知らぬ間に「少量多品種」となります。
そして、例えば、
将来的に本格的に就農して、少量多品目(多品種)でやっていこうとなった場合、
農業体験の段階で品種の違いを知る事が、栽培はもちろん、生活者に自分が育てた野菜の説明をする際に役に立つはずです。
3つ目は、伝統野菜も育てている点。
大和野菜である大和真菜や、祝だいこんなどが育ってました。夏には紫とうがらしも栽培されていたそうです。
(地元の)伝統野菜を育てて、お家の食卓に並ぶことで、伝統野菜に対する理解が出来るようになってます。
ところで、こちらの写真。
昨年11月にお邪魔しました「第4回大淀町うまいもん祭り」で
あぐりファーム大淀のメンバーの皆さんが販売されていた焼き芋。
「ベニアズマ」です。
ベニアズマはホクホク系のサツマイモで、焼き芋にすると白っぽい仕上がりになりやすいです。
ところが、売られていた焼き芋は黄金色。
ベニアズマでナカナカ黄金色のサツマイモはありませんね~。
しかも収穫してから2週間以上貯蔵(熟成)させているとのこと、
甘味もしっかりしていました。
黄金色が、コダワリを証明しています。
(しかも小ぶりの食べきりサイズなのがいいですね!)
更に、あぐりファーム大淀にはコミュニティスペースも。
ただ単なる小屋じゃありません。
まるで「少しリッチな畑の文化教室」。
天井は高く、木をふんだんに使った暖かい空間。
その中にテーブルとイスも置かれていて、しかもミニコンサートや文化教室が出来るのです。
見学させて頂き、勉強になりました。
大淀町役場の皆様、
そしてあぐりファーム大淀の小西様。
ありがとうございました。
※写真は許可を得て撮影、掲載しております。
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見つけてしまった!!!
イチゴ「奈良9号」
コレは仮の名前で、正式な名前ではありません。
「あすかルビー」が奈良7号。
「古都華」が奈良8号。
ってことは奈良の新しいブランドイチゴ第3弾であることが読み取れます。
気になるお味と食感?
まず、一口目・・・の前に、
とにかくね、「香りが強い」です。
どこかお花にも似た香り。
1パック置いているだけでかなり香りがします。
何パックも並べていたら、かなり香りがすると思いますね。
あと、比較的大粒です。
そして一口目の第一印象が、「食べ応え」。
他のイチゴにはあまりない歯触りでした。
例えるなら、桃。
といっても白桃ではなく、「あかつき」などの赤い桃のような、しっかりとした食感です。
奈良のブランドイチゴ「古都華」、「あすかルビー」よりシッカリと感じるかもしれません。
そして、甘味はそんなに強くない。
「さわやか」なんですよ。
香りに対して甘味は強くないので、最初は意外に感じるかもしれませんね。
でも酸味がほとんどないため、あとから甘味がジワジワと感じます。
ジューシーさはそんなに強くありません。
ただ、ケーキのトッピングやお菓子の材料への可能性はどうでしょう?
あくまで推測ですが、香りは強く、果肉は固めで、飾りにも使えると思います。
ただ、「酸味がほとんどない」特徴をどう活かすか?
ただ単に生クリームなどと合わせたら、味にちょっと存在感がなくなるかもしれません。
で、奈良のブランドイチゴのあすかルビー、古都華と比べると、
(あくまで独断と偏見です。)
<果肉の硬さ>
「奈良9号」> 古都華≧ あすかルビー
<味の濃さ>
古都華>あすかルビー>「奈良9号」
<ヒトがリアルに感じる酸味>
あすかルビー>古都華>「奈良9号」
<ジューシーさ>
あすかルビー>古都華≧「奈良9号」
ただ、今回頂いたモノは、収穫が始まって間もない(走り)時期のイチゴかもしれません。
もう少し期間が経ってから改めて買ってみて、味を確かめたいと思います。
それと、ギチギチに完熟させたら味、食感はどうなるのでしょうね~?
こちらも興味深々です。
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