
この盆休みは墓参や義母の初盆、写真関係の処理で忙しかった。2~3日前の朝、起きた時、よくおこる現象なのだが視線の先に稲光のようなギザギザが発生、しばらくじっと目をつぶるか、冷やしたタオルを目に当ててじっとしていると治まる。10年前に右目の網膜剥離を起こした時も同じような現象が出ていたので気になる。治まった後、頭がおもく気分がさえない。初盆で僧侶の読経を聞いている時も調子が悪く、それが今朝まで続いている。
1週間前に申し込んだ山鹿灯篭祭りバスツアー、妻と二人で行くつもりだったが、降雨確率70%。山鹿観光協会に聞いてみると和紙でできた灯篭は雨に弱い。したがって山鹿小学校グランデでの千人踊りも雨次第で中止になる。JR二日市駅前で観光バスにのりこみ、熊本城経由し植え木のぶどう狩りをへて山鹿に夕方ついて18時から20時半まで千人踊りを見物する内容、自分はもちろん山鹿灯篭祭りの撮影がメインの目的。朝の天気予報でも熊本が大雨注意報とか、これはやばい。妻もキャンセルしたらという。8時半旅行社に電話、キャンセル料もいらないという。まだツアー料金をいれていなかったからかもしれないがとにかくキャンセル。この判断がよかったのかと思いながらも、頭が重いせいで結局よかったと自分に言い聞かせてはいた。夜九時、山鹿市役所のHPをみると、なんとか無事に千人踊りは終了、しかしそのあとの二部は雨次第でどうなるかわからないとでていた。これが中止なら自分の判断は正しかったのだがなにか大きなタイを釣り逃がしたような気分ではある。まあ来年は行くことにしよう。
15日月曜日、てっきり株式市場は休みと思っていたら帰郷していた息子が住宅会社のSXLの株がストップ高と教えてくれた。今住んでいる家はエスバイエルに依頼したもの。会社には愛着があり、東証1部で株価も60円前後、千株で六万円前後で買える。私の銘柄選定スタンスが単元株が1000株で株価が300円くらいまでで30万円以下で買える会社でPBRが1以下、配当利回り3%以上をガイドラインにしている。SXLは業績もぱっとせず、配当もないが買いやすさと親近感で2000株もっていた。購入単価は65円。
これがヤマダ電機のTOB(先週末情報発覚)で62円で買うという。これが成立すれば50%以上の株をもつことになりSXLはヤマダ電機の子会社となる。この情報で15日朝、88円のストップ高となったわけだ。半分売りに出す。23000円ゲット。翌日、寄り付きでは115円まであがっていたが始値は98円のストップ高。欲を出さずに98円で売り注文。すぐに約定。33000円ゲット。前場では110円前後までいったが終値は97円であった。いずれにしてもこの二日間で十三万円の投資が55000円の利益を生んだことになる。利回りは4割以上である。こんなTOBがらみで利益がでたのはこの3年で3回ばかりあった。1000万円の定期預金をしても利子が4000円くらいというバカげたゼロ金利時代だからか株式投資はいいということになるが実際は含み損が10倍以上ある。今が底で、もっておけば業績のいい会社ならいずれ上がってくれると思ってじたばたしないでもっているがこれも損切りのタイミングを失したという判断ミスにはちがいない。
「あなたの現在は誰のせいでもない。すべてあなたの人生での節々でのあなたの判断、決断の結果ですよ」とは私のコンサルタントの師匠からよく言われたものだ。親の選択はできないが学校、職業仕事、そして人生の伴侶、結婚相手、そして日々、もろもろの判断決断の連鎖、これが人生。
後悔しない判断決断するためには、事実、目的を的確に押さえる現状認識と最終決断するための自身の信条、哲学、なんのために生きる!といったガイドラインをしっかり持っておくことが大事である。
この4日間で株で儲け、妻と初めてのバスツアー、山鹿灯篭祭り撮影のチャンスを先延ばしにした。これも誰のせいでもない、すべて自分の判断決断の結果である。