わが家の庭は生命の躍動が続く、春色満開である。白木蓮が朽ちはじめたかたわらでリキュウバイが一斉に小さなかわいい花を咲かせ始め、反対側の紫木蓮が開きはじめる。
この時期、庭が最もカラフルにビビッドに移り変わる。
相撲の世界でも琴欧州が引退し、同じく大関で逡巡していた鶴竜がこの2~3か月体重増もあったらしいがめざましい変革ぶりを示し、横綱昇進前にみせる大関の圧倒的強さをみせて、2場所連続で2横綱を倒し、ついに横綱の地位を手に入れようとしている。あの日馬富士も昇進前は2場所連続全勝優勝をとげていたことを思うと相撲ファン待望の日本人横綱として期待された稀勢の里が綱取り場所に2度失敗したのは、どうもチャンスに力を爆発的に発揮できない基本的な弱さがあるのではないか。
しかしちんたらちんたらしていた鶴竜になにが起こったかだね?白鵬戦ではまさに闘志むき出しの怒涛の力相撲で大横綱を圧倒した。横綱審議会が10分で全員賛成で横綱推挙をきめた。その人柄のよさと粘り強く努力する姿勢を信頼したという。稀勢の里にはそれが欠けるのか?今回役員選でおちた千代の富士は大関時代あの小兵でめっぽう強かった。ウルフにふさわしい強さだった。横綱になる力士にはいざという時に圧倒的な力がだせないとだめなのではないか・・・