ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

170327 稀勢の里、奇跡の逆転連続優勝、国民の期待に応えた! 久留米市美展、写真部門ギャラリートーク!

2017年03月27日 | 趣味と交遊

昨日は柳川の三柱神社で桜祭りと流鏑馬神事。社務所に確認、桜も未開花、雨予測で行くのをやめて、14時久留米市美術館着。

雨がぽつりぽつり。今回、写真部門は134人の出品で入選入賞は85人、入選率は6割強で結構、審査員も9人、厳選された写真が展示されているのだろう。

  小一時間見ているとフロアにざわつき。審査員によるギャラリートークが予定より30分早く始まりそう。K審査員がずばずば、歯に衣を着せず指摘してゆく。85の内14作品が入賞、どこが違うのかね

 

市長賞を撮った作品。「晩秋」という作品。わずかに残った柿と老婆の残りの歳月が微妙に響き合っていると審査員が感じたのだろうか。バックを消した静かな画調が秀作と評価された。要するに写真に物語が想起できること。

特選の作品。「ヒヨの舞」プラス2くらいに補正してハイキーな画面作り、南天の赤とヒヨの羽が格調を高めた仕上げになっているとの評。

久留米市教育委員会賞。絶妙のシャッターチャンスをとらえた作品。シマウマ2頭が口をあけて漫才をしているような写真。THE MANZAE。

久留米市美術館賞。「大寒の祈願」タイトルが十分表現されているという評。正面から撮ればもっとよかったとK審査員。

特選。「白煙の戯れ」3枚組写真。線香の煙の変化を組み写真で表現、単写真では入選もしなかったのではないかという評。

要するに誰も撮れない、誰も撮れなかった、誰も撮ろうとしなかったような写真、画像から見えない何かを想起させるような写真を撮らないと入賞は難しいということか。16時半から撤収。

帰り道、筑後平野、菜の花と暗雲、雲の影から光芒。コンビニにとめてコーヒをのみ。カメラに収める。

 

 18時前、TVをつけるとなんと稀勢の里が本割で照ノ富士を右引き落としで撃破、同点優勝決定戦に持ち込む。痛めた左肩をかばっての捨て身の勝利。決定戦までの20分、支度部屋で稀勢の里は泰然としていた。決定戦、これももろ差しを許し押し込まれるも、元気な足をつかって周りこみ、捨て身の右小手投げで照ノ富士を撃破してしまった。見えざる力が働いたと稀勢の里の弁。綱をしめて土俵入りをするようになるとおのずと今までとは違う腹がまえができるようになるのだろう。先場所、横綱に昇進するまでは散々国民の期待を裏切ってきた稀勢の里が22年ぶりの新横綱優勝の偉業をなしとげ国民の期待に応え、感動をあたえ泣かせてしまった。まさに相撲史に残る勝負だったね。

 よかったよかった。まあ150キロを超える力士がぶつかるパワーは素人にはわからないがものすごいエネルギーなのだろうね。普段、感情をおもてに出さないことを信条としてきた稀勢の里があれだけ苦悶の表情をするのだから二頭筋断裂やらなにやらわからないにしても相当なダメージだったのだろうがよく戦ったものだ。しかし稀勢の里も反省すべきは日馬富士に土俵の外まで一気に持ってゆかれるような相撲はやってはいけないということだ。やや13日目は気の張らせ方が足りなかったのかもしれないね。来場所完治させて、奮起の白鵬や照ノ富士と名勝負をやってもらいたいものだ

 

 

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