24節気では「そらさむくふゆとなる」、大雪、天地の陽気がおさまり真冬が訪れる頃。
(寒々とした武蔵寺周辺の天拝公園ではあるが・・・)
だが昨日は暖かい土曜日だった。コロナのおかげで3年ほど、九博ボランティア活動の年一回の館外研修行事がなかったが久しぶりに開催された。我々世代はバスツアーと聞くと昔を思い出し遠足気分になる。がこの研修はあくまで研修、お遊び気分はご法度、とはいえ大型バスにのりこむとなんとなく気分は高揚する。
わが写真クラブでもコロナや高齢化などでバス撮影ツアーは従来のようにはできない。雨が降ろうが風が吹こうが乗り込んでしまえばバス任せで、撮影に疲れて帰還時はカップ酒をかいこんでワイワイすればよいのだが理性が優先してなかなかできない。よくよく考えれば感染危険度は高くはないと思えるのだが・・・・
研修先は小郡の九州歴史資料館、2005年にオープンした九州国立博物館の南側駐車場あたりにあったのが2010年に移転となったもの。私も移転後初めての訪問。
広い敷地に、立派な建物が建っていた。 福岡県立の施設のようで福岡県の歴史探索の拠点となっており、古墳などからの出土品を管理、分析、科学の眼で真相を究明、展示することに特徴があるようだ。
出土した青銅器の筒などもさび付いて開けられないのをCTスキャンして中に写経らしきものがあるのを確認して経筒であることを立証したり、遺跡など発掘調査後は埋め戻してしまうのを後で発掘体験できるようにVR化したりしてユニークさを出して居る。
(5m✖10mの前方後円墳へのVR探索体験)
VR奪衣婆坐像なども面白かった。
ボランティアの方々も24名ほどおられるようで5名の方々との意見交換があった。鋳造、拓本,変身、VRなど体験学習を支援、来館者に歴史を楽しく学んでいただけるようサポートしているとのこと。綿の種まきから収穫、糸紬、織りまでの1年循環型学習プログラムなどもやっておられ、興味をひかれた。ほか組みひも講座など教育普及に尽力しておられるようだ。われわれと同年輩だが楽しそうではありました。
お土産に綿の種をいただき、17時終了、帰路へ。
ボラ活動もこのような刺激がマンネリに陥るのを防ぐに必要と実感した次第、楽しいひと時でした。