そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

花と七十二候(0510)

2016年05月10日 | 日めくり帖

2016/05/10

「待たされしカーネーションに顔を埋めうら恥ずかしき母の日という(鳥海明子)」
「単弁も重弁もありカーネーション和名和蘭オランダ石竹という
 (花言葉:あなたを熱愛する)」

「花売女カーネーションを抱き歌ふ(青邨)」
「カーネーション母の日待ちて室に咲く(秋桜子)」
「老神父カーネーションを持ち散歩(立子)」
「今日よりは立夏次候となりました蚯蚓が出でて豊かな田へと
 (『蚯蚓出ずる』)」

「蚯蚓とは土を食べてはやはらかく土壌を肥やす力を持てり()」
「出るやいな蚯蚓は蟻に引かれけり(一茶)」
「みちのくの蚯蚓短し山坂勝ち(草田男)」
「干からびる蚯蚓なぜに出でくるや(隆夫)」
「蚯蚓には俳味がなきか名句なし(隆夫)」
「餌と糞土を咀嚼の蚯蚓かな(隆夫)」
「土を食い大地豊かに蚯蚓かな(隆夫)」
「餌と糞皮で覆える蚯蚓かな(隆夫)」
「舗装路で進路まちがう蚯蚓かな()」




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