そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

季語『薄暑』についての考察

2016年05月28日 | 俳句

2016/05/28

「薄暑というのは初夏の季語。今の季節で言うと立夏5/6から6/5までの約1ヶ月である。少し動くと汗ばんで、たまに30℃を越える真夏日もある。夏といっても朝夕は少し冷える。日ノ出は早く、日の入りは長くなり、夏になったと感じるが、暑さも控え目である。薄暑と言う季語を活かすには、『薄く暑さを着る』という感じとか、日も長く、そう暑くもないのでもう一仕事ができるような『夕薄暑』である。()」

「裏起毛パンツを脱げる薄暑かな()」
「薄暑にもヒマラヤの罌粟青く咲く()」
「薄暑とは時候の季語も抽象で季節のモノで句を作りたし(5/6~6/5の時期)」
「薄暑での例句のモノに竹だとか油取り紙どくだみがあり()」
「夕つけて薄暑歌えば面白くその線にても一句よみたし()」
「類語には初夏・夏めくや夏浅し新緑もあり特色つかめ()」
「ウォーキング一駅先に夕薄暑()」



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花と七十二候(0528)

2016年05月28日 | 日めくり帖

2016/05/28

「散るあとのさみしさあれば誇らかに咲き盛んなるアマリリスかな()」
「強烈な紅色の花ひらきたり百合のごとくに華麗なり
 (誇り、おしゃべり)」

「ウェートレス昼間はねむしアマリリス(草城)」
「室温し女王のごときアマリリス(久女)」
「なまじひに蛍が咲かせしアマリリス(まもる)」
「茅とか薄の葉っぱを矢に見立て飛ばす草矢は懐かしき(『草矢』)」
「それらしい草見つければ今もせん草矢は夏のノスタルジアに()」
「大空に草矢はなちて恋もなし(虚子)」
「日を射よと草矢もつ子をそゝのかす(多佳子)」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする