そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

俳句の解釈 7

2016年05月16日 | 俳句

2016/05/16

「灌仏や捨て子すなわち寺の児チゴ(其角
 /小坊主が働いている灌仏会あの子はすなわち捨て子なり
 /釈迦生れる法事で見かけたあの児チゴは寺で預かる慈悲の子あり)」

「もどかしや雛に対して小盃
 (其角
 /雛飾りまえで酒注ぐ盃は小さすぎたりチマチマしすぎ
 /飲むならば大盃でグビグビとわれには合わぬ雛飾りだよ)」

「石女の雛かしづくぞあはれなる
 (嵐雪
 /石女は子を成さぬ女雛のまえ女の祭りするがあわれと
 /石女は嫁ぎ先から返されて何を願うか雛のまえにて)」

「あれ聞けと時雨来る夜の鐘の声
 (其角
 /違う音に聞こえますよと時雨来て時報の鐘の声に聞き入る
 /其角にはわからない句が多いとか『あれ聞け』という心が知れず)」

「渡りかけて藻の花のぞく流れかな
 (凡兆
 /川わたる脚の先には藻の花の見えてきたりてさてどうするか
 /踏んづけたそんなわけなく感心ししばらく花を見つめていたり)」


 

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花と七十二候(0516)

2016年05月16日 | 日めくり帖

2016/05/16

「バラ百本いただきにけり恥ずかしいできごとなどはかくして匂う(鳥海明子)」
「バラといやぁ花にまつわるあれやこれいまだに漢字かくことできず(花言葉:愛)」
「新暦のこの日に芭蕉旅立てり『おくのほそ道』五ヶ月かけて(『芭蕉と旅の日』)」
「いずれまた芭蕉を学ぶ日のありしすぐ目の前に来てはいるけど
 (1689年元禄二年旧暦で三月二十七日45才で出発し、5か月かけて旅する。
  紀行文の『おくのほそ道』を5年かけて完成。)」


 

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