2016/05/26
「金魚草十本ばかりかつぎたるあなたの首の美しかりき(鳥海明子)」
「キンギョソウ姿が金魚に似るらしいほんまかいなと見れども見えず
(花言葉:清純な心)」
「日ねもすのつがいの蝶や金魚草(岬人)」
「金魚草よその子すぐに育ちけり(桜桃子)」
「小満の次候は紅花栄えるも時期も六から八月のこと(『紅花栄う』)」
「紅花は化学染料のまえ赤色の染料として使用されおり(口紅、衣類の染に)」
「別名を末摘花というらしい夏の季語なり万葉にもあり()」
「源氏での末摘花は巻名に皮肉交じりに描かれており
(常陸の守の女、滑稽なまでに時代遅れの下、大きな赤鼻の女として描かれている)」
「とげがあり昼間摘むには痛いとか朝柔らかき時に摘めたり()」
「まゆはきを俤にして紅粉の花(芭蕉)」
「裸子に甚平着せよ紅藍の花(虚子)」