2014/02/25
「国産みのあとに続ける神産みがこれからまさに始まらんとす()」
「まず始め大事忍男オオコトシコオから秋津比売アキツヒメ併せて十の神を産みたり
(1大事忍男オオコトシコオ
,2石土毘古イワツチビコ
,3石巣比売イワスヒメ
,4大戸日別オオトヒワケ
,5天の吹男アマノフキオ
,6大屋毘古オオヤビコ
,7風木津別カゼモツワケ
,8大綿津見オオワタツミ
,9速秋津日子ハヤアキツヒコ,
10速秋津比売ハヤアキツヒメ)」
「速秋津日子と比売とで河と海で各々二神産みたまう
(1沫那岐
,2沫那美
,3頬那岐ツラナギ
,4頬那美ツラナミ)」
「さらに産む水分ミマクリの神と久比奢母智クイザモチ天と国とで各々四神
(1天の水分ミマクリの神
,2国の水分ミマクリの神
,3天の久比奢母智クイザモチ
,4国の久比奢母智クイザモチ)」
「さらに風、木と山・野原の神も産むこれら四神も加えて数う
(1風:志那津比古
,2木:久久能智
,3山:大山津見
,4野:鹿屋野比売またの名を野椎ノヅチ)」
「山の神 野の神ととも産める神天と国とで四組がなる(併せて8神、
1天の狭土,
2国の狭土,
3天の狭霧,
4国の狭霧,
5天の闇戸クラト,
6国の闇戸,
7大戸或子マドイコ,
8大戸或女)」
「次なるは船の神さま生れたり鳥の石楠船イワクスフネの神といいたり(またの名を天の鳥船という)」
「食物の神は大宜都比売といい竈カマドの神を生めど事件が(竈の神の名は、火ホの夜芸速男ヤギハヤオまたの名を火の迦具土の神という)」
「火之神を産んだがために伊耶那美は御陰ミホトに火傷負って病気に()」
「病床で吐瀉物吐いて産める神 金山毘古と金山比売が()」
「その次はうんちと尿で神を産むこんな神などあっていいのか()」
「糞からは波邇夜須毘古と比売を産む波邇夜須なるはいかなものかな()」
「尿からは二柱の神生まれたり弥都波能売ミツハノメの神 和久産巣日ワクムスヒの神()」
「さらにまた和久産巣日ワクムスヒから生れる神 豐宇気比売トヨウケヒメという神なりき()」
「雑多なる神生まれたり八神が鳥船を始め豐宇気比売トヨウケヒメまでを
(1天の鳥船
,2大宜都比売
,3火の迦具土
,4金山毘古
,5金山比売
,6弥都波能売ミツハノメ
,7和久産巣日ワクムスヒ
,8豐宇気比売トヨウケヒメ)」
「伊耶那美は火の迦具土を産んだときの火傷のせいでついに隠れる()」